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ストリートファイター ザ・レジェンド・オブ・チュンリーコメント(20)
ファンは興味引かれるんだけど、
流石にこの設定はないよなぁ。
皆さん、結構散々に書かれてますけど正直、
原作の設定変えすぎでしょう。
主役の子も結構良かったんだけどな、
でもチャイナ服がなきゃ俺は認めない(笑)
中途半端なB級どころかB級半の映画でした。
テーマや雰囲気は嫌いではなかったし
ゲンの役演じた人がウッチャンナンチャンの
ナンチャンにそっくりでずっと気になって
しまいました。
①スペインの貴公子バルログがなぜか東南アジア系(恐れ多くもイケメンではない)
②バルログの髪の毛がギットギト
③バルログの仮面がレザーフェイス
④そして雑魚キャラだった
⑤スピニングバードキック!!→床をぺたぺた、、、
⑥春麗が春麗たるチャイナドレスを封印
⑦ナッシュはただの刑事。
⑧若い元爺ちゃん。もはや爺ちゃんではない。
⑨ボクシングより銃なバイソン。
⑩誰このおっさん→まさかのベガ
これはファン同士で見れば色々つっこめて楽しいかもしれないけど、バルログファンからすれば完全にミスキャストだし、
ベガに関してはマジお前誰。
なんとなくの登場人物は知っていた
こんな生い立ちがあったんだなぁ
あんな華奢な体なのにめちゃ強い
アクションが見ものでした。
『捜査中に失踪した麻薬捜査官である父親を探すためにストリートファイトをしながら世界をめぐり、悪の結社シャドルーに迫る!』というもの。
実は、このストーリーは長渕剛夫人として有名なアクション女優、志穂美悦子が主演デビューした作品「女必殺拳」をベースにしている。そちらのストーリーは『捜査中に失踪した麻薬捜査官である兄を探すために日本に来た少女が、悪の組織が送り込む様々な流派の格闘家と戦う!』というもの。
「女必殺拳」は「燃えよドラゴン」でブルース・リーの妹役で印象的な最期を遂げるアンジェラ・マオを主演に構想された映画で、監督をする予定だった天才・鈴木則文監督による「燃えよドラゴン」のプロットを換骨奪胎した脚本がベースになっている。
本作もその系譜をなぞるような、娯楽映画の王道を行く堂々たるB級アクションである。
それだけならば、世の中に佃煮にするほどあふれるB級アクションの中にまぎれてしまうが、本作にはそこから頭一つ特出したシーンがある。
一つはシャドルーのレズの女役員に迫る春麗のシークエンス。通常、この手のシーンは本筋から少し離れてギャグシーンとして演出される事が多い。女役員の前では良い顔をして、見ていないスキに顔をしかめるとか、過剰にセクシーさを強調するとか。ところが、本作の春麗は大マジに女役員に迫っていく。まるで本当にレズであわよくば持ち帰るんじゃないだろうか!?と思えるほど真面目に演出されている。なので、その後に続くトイレでの拷問が、さっきまでの良い雰囲気のレズ関係からの唐突過ぎる転調に思え、驚きながら爆笑させられるのである。
そして、ラストである。
前記した通り、「春麗」というキャラクターは「女必殺拳」をベースに作られているのだが、この映画版のラストは丁寧に始祖へのオマージュが捧げられている。
70年代の過剰な表現を現在に再現してみせたスタッフの心意気とジャンルへの愛情には感服せざるをえない。
また、「大酔侠」や「大女侠」など香港ショウ・ブラザーズをささえたアクション女優チェン・ペイペイのカメオ出演など、仁義を通す姿勢も含め、本作は凡百のB級アクションとは一線を画す作品である。