シルク(2007) プロット

「海の上のピアニスト」で知られるアレッサンドロ・バリッコの同名ベストセラー小説を「レッドバイオリン」のフランソワ・ジラール監督が映画化。19世紀のフランスと日本を舞台に、美しき妻と日本で出会った少女のとの間で揺れ動く男の心情を幻想的なタッチで描いている。出演は「ラストデイズ」のマイケル・ピットにキーラ・ナイトレイ、役所広司、中谷美紀、芦名星ら。音楽は坂本龍一。

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シルク(2007)コメント(17)

Urdddrsaietnnet
Urdddrsaietnnet
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美しい景色とともに綴られる壮大な愛の物語で、主演のマイケル・ピット&キーラ・ナイトレイは見た目も良いし素晴らしかった。
が、どうしてもぬぐえないこの違和感は、やはり日本の描写だろうか。“ミステリアスな美しさ”を表現するはずの少女(芦名)の所作は、むしろ滑稽でちょっと笑えた。

でも、ラストですべて納得させられてしまう。
ナイトレイ演じる妻の想いに胸が熱くなった。
先述の違和感も“日本”ではなく“どこか遠くの異国”だと思うことができれば、そんなに気にならないのかも。

この手の作品(日本を扱った洋画)を日本人監督がを撮ればいいのになー、と思うのは自分だけだろうか。
Kpshmsnxiog
Kpshmsnxiog
純文学の世界なんでしょうか、、、
美しいフランスの田舎の風景、幻想的な日本の山村の風景。
美しいフランス人の妻、まるでシルクのように美しく妖し気な日本女性。
西洋と東洋の対比を素晴しい映像で表現しています。

この映画にリアルさを求めては、いけません!!
ツッコミ所だらけですから、、、w( ̄▽ ̄;)w
フランス人なのになんで英語なの?
山奥に住むハラジュウベエ(役所広司)が英語ペラペラなのは、、、?
危険な旅なのに、あっさりと3往復も出来てる、、、?
なんであんな山奥まで行かなくてはいけないの、、、?
あんな少量の蚕卵でいきなり大金持ちになれちゃうの、、、?
え〜っと、それから、、、あれもこれも、、、いやいや、だから、そういった不自然な点は、気にせずに観なくてはいけないのです、、、、(≧◯≦)ゞ
純文学の世界にリアルさは不要なのです。(たぶん、、、いや、きっと、、、)

そんな訳で純文学小説を一切読まない私には、つまらない映画でした。
それでも寝不足なのに、寝てしまう事無く観れたのは、芦名星の美しいヌードとベッドシーンのお陰でしょうか、、、、そんな事はないけどね(*´Д`*)

美しい映像、驚きのラストなど、良い点はありますが、何か物足りない、、、
2時間半位にして、もっと内容を濃くすれば、面白い映画になったのかもしれない。
しかしそれでは純文学的な映画でなくなってしまうのだろう、、、
Snletitifrangie
Snletitifrangie
もともとアクション専科の私が何故、映画館に足を運んでしまったのか…。
原因はあのTVCM。坂本龍一の音楽に乗せて、マイケル・ピット(あのラストデイズゥ!?)、キーラ・ナイトレイちゃん、芦名星ちゃんの神秘的な表情…そしてあのナレーター、「あなたは何故、何度も日本へ行ってしまうの…」。
頭の中で物語が勝手に膨らむばかり…。観たい……。

あの全編を通してのゆったりとした感じ、愛妻との他愛ない語らい、静かなテンポの割りにテンポ良く進む旅行、別世界の様な日本…。
全ての要素が心地よく、邪魔をせず、流れに乗って、すんなり映画の世界観に浸れました。
うん、全然退屈しなかったなあ。
でも不満も無いわけじゃない。芦名星ちゃんとピットの惹かれあう時間の掛け方がどうも短い気がしてならない。あの短期間でそこまでのめり込んじゃう?みたいな…。まあ、個人的にもうちょっと星ちゃんが観たかっただけなんスが…。

あ、それで総評は、『エレーヌの様な出来た奥さんが欲しいなあ』です(何言ってんだ…俺)。

それと、中谷美紀ティーの流暢な英語に感心しました。
Ceitsgenran
Ceitsgenran
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題名の「シルク(絹)」そのままに滑らかな流れの作品でした。
カナダ/フランス/イタリア/イギリス/日本 …^^;と、
これだけの国々が製作に絡んでいるというのに、出来上がりは
とってもこじんまりとした趣の夫婦愛に彩られた情愛の物語。
冒頭からどっぷりとその映像美に酔い、苦悩する主人公と共に、
絹糸を手繰り寄せるような物語の運びに、とろ~んとする感じ。。
あ、決して眠くなるという意味ではないですよ^^;

というのは、もっとスケール感を出した超大作。っぽいものを
自分が連想していたからなんでしょうね。
大作には違いないものの、テーマはコレ!というものに重点を
置いているので、あっちこっちよそ見をしないで済むというか。。
ま、よそ見をしているのは主人公なんですけどね(^^ゞ

蚕卵の買い付けのため、遠く離れた日本へ単身で渡った主人公。
そこで養蚕業者が連れていた娘(少女、とあるがそうは見えない)
に一目惚れ。来る日も来る日も彼女のことが頭から離れなくなる。
最愛の妻は、何度も渡航を繰り返す夫に、何も問いただせない。
すべては町を救うため。誰もがそう信じて待っていた矢先に…。

どこかのサイトの感想で、チラリと読んでいたのですが、
こういう展開の物語だとは知らなかったので…結構意外でした。
主人公はもちろんM・ピット。そして妻はK・ナイトレイ。
二人の出逢いから結婚、離れ離れの生活、妻の為の庭園造り、
いろんな出来事が二人の間に流れていくのですが、
観終えていちばんに感じたのは、この妻の情愛の素晴らしさ。
終始控え目で目立たなかった役どころの彼女こそが、
この物語のキーを握っていたのです。あ~そうだったのか…!

日本人俳優たちも、役所広司・ 中谷美紀・國村隼など
錚々たるメンバーで、観応えは十分です。
だけどやっぱり、最後にはK・ナイトレイなのですよ~^m^

シルクは、肌を包みこむしなやかさと丈夫さがウリですね。
汗をかいたら吸湿、すぐに発散、身体に不快感を残さない。
だから絹糸で作られた肌着は、高価でも皆に好まれる…。
もしもこれが人間だったなら…と私は思いました。
つかず離れず、鬱陶しくならず、なによりも心地よい存在。
よく「赤い糸で結ばれている」なんていうけれど、
永遠という意味でなら、本当は絹糸なんじゃないのかな^^;
幻想と実体の把握を、最後まで美しい庭園の中で締めくくる
ラストの余韻は、ほんとうに素晴らしかったです。

いやしかし~。苦悩するM・ピットは久々にいいですねぇ。
「ヘドウィグ~」をまた観たくなったぞ♪

(芦名星と本郷奏多には名前が無かったんですねぇ(汗)あらま^^;)
Gpimnxkshso
Gpimnxkshso
「レッドバイオリン」などの作品で知られるフランソワ・ジラール監督が、マイケル・ピット、キーラ・ナイトレイを主演に迎えて描く、ラブストーリー。

江國香織著「冷静と情熱のあいだ」に、次のような記述がある。「イタリア人なんて、嫌い。中国人も、韓国人も、日本人も、みんなアジア人で一つにしてしまう」。そんな一文が、妙に心に刻まれている。イタリア・・合作映画である本作の製作国に、その名前はあった。

冒頭から、観客は完全に置いてきぼりを食わされることになる。「彼女と、出会うところから物語は始まる・・」当たり前やないかい!という突っ込みを抑えつつ、気を静めて物語に付き合ってみる。

登場人物の性格、心の葛藤、時間と共に移ろい行く男女の想い。ラブストーリーという世界を成立させるために必須となるこれらの要素が、見事に抜け落ちている。日本に行きます、帰ります、また日本に行きます、帰ります。その道中を徹底して排除し、流れるような季節の移ろいも、人の老いていく輝きも全く感じられない。

では、日本という国を正しく、偏見を取り払って描けているかというとこれもまた、悲しくなる程に「ゲイシャ・フジヤマ・ハラキリ」のレトロタイプを踏襲している。本作が作られたのは2007年、近年といっても良いのだが、まだ浅草で着物に感動する外国人の視点で日本が描かれている。

結局のところ、日本が合作国にクレジットされているのは、日本人俳優を出すから内容には文句言わないでね?という暗黙の了解が働いているだけにすら見えてくる。

雰囲気で純愛を描こうとしても、名の売れた主演キャストだけ呼んでも、観客は誰にも感情移入できないままに、最後まで違和感と不快感に支配されてしまう。シルクという名前を冠した割には、その意味も美しさも作り手はあまり興味なし。ただ、「二ホーン、ジャポーン」美を多く、多くのようで。

「愛は運命に紡がれ、永遠になる」というキャッチフレーズが無益に響く。どこに、紡ぐ要素があるというのか。ぶちぶちと切れて、糸にもならない。