シルク(2006)
プロット
台湾
08月30日 2008 劇場で
サウスバウンド(2007)
プロット
日本
10月06日 2007 劇場で
フィクサー(2007)
プロット
アメリカ
04月12日 2008 劇場で
シャッフル(2007)
プロット
アメリカ
01月31日 2009 劇場で
マーターズ(2007)
プロット
フランス・カナダ合作
08月29日 2009 劇場で
臨死(2007)
プロット
アメリカ
01月01日 1900 劇場で
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シルク(2007)コメント(17)
まさしく絹のような手触りの、フワリとした不思議な映画。
突っ込みをいれようとすればいくらでも出来そうなものですが、そういう映画じゃないだろうなと思いました。これは、ある種のファンタジーでもあり、愛するという抽象的なことを映像化してみた……というような雰囲気を感じました。それでも、もう少し謎の日本人少女(芦名星)について具体的な描写があるとよかった気も。あれではミステリアスすぎて……(笑)。最後はお湯に沈んで終わり…? 謎は湯煙とともに消えゆく……。
その後が少し知りたっかなぁ…という気はしますが、まあ、これはこれでよしということで。
日本の豪華出演陣に釣られて鑑賞。幕末の時代から絹、蚕を巡るフランス、リヨンと山形の酒田との交易があったことは驚きでした。
初めて訪れた日本、自然や村の映像はリアルなのだが恋慕に持ち込む話としては腑に落ちない。
惹かれるのは領主の内義、和服姿に魅了されたのか温泉での裸身だったのかは定かではないが異人さんの目からしてみれば有りなのだろうか、時代を考えれば内儀の色目を使うような演出は疑問。
一夜を共にした貢物のような村娘は身代わりなのか、そもそも内儀は尻軽で浮気性だったのか、罪もない使いの子供が殺されると言う理不尽な成り行きには言葉もない・・。
母国の妻も夫の心が日本に向いているのを察したのだろう、探偵まがいに後を付けたのか、仔細を中谷美紀に訊いたのだろう、手の込んだ恋文を残したものだ、妻の心、夫しらずというテーマなのだろう。
只管、ムーディーに映され語られるのだが作者の勝手な思い込みがベースだから外国人には共感を得ても日本の文化を知る者としては違和感が拭えない。
例えば内儀の色目や容姿に魅せられるのではなく旅先で死にかけ献身的な看病で救ってくれた村娘が忘れられないとか心のつながりに振ってみるのはどうだろうとか勝手に妄想が膨らみます。
坂本龍一の音楽もムードを盛り上げるのだが、作り物の臭いが増したようで酔えません、これだけ豪華な日本のメンバーが参加していても監督と腹を割って話せる人がいなかったことは残念・・。
実に描写が美しく、音楽も悪くない。
マイケルビットもよかったけど、役所広司も期待を裏切らなかった。