大いなる陰謀 プロット

トム・クルーズが自らエグゼクティブを務める新生ユナイテッド・アーティスツの第1回作品。ロバート・レッドフォード、メリル・ストリープ、クルーズの3人を主演に、対テロ戦争を推し進める若き政治家(クルーズ)と彼の考え方に疑問を抱く女性ジャーナリスト(ストリープ)、そして教え子を戦地へと送り出してしまった大学教授(レッドフォード)のそれぞれの立場や思惑を描きながら、現在のアメリカの対外戦略の問題点をあぶり出す。監督は本作で長編7作目となるレッドフォード。

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大いなる陰謀コメント(20)

Nmikssxophg
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総合:55点 ストーリー:45点 キャスト:75点 演出:75点 ビジュアル:75点 音楽:65点

人々を正義の名の下に戦場に送り込もうとする権力者がいる。だが彼は本当は自分の利益のためにそうしているだけだ。だが優秀な二人の若者が戦場に行き死んでいく。だからこそ彼にはもっと真面目に生きてほしい。そんな3つの関連した話で構成されているのだろうと思った。若者への教訓を伝えたいのかな。

でもまずこの話、とても説教くさい。そこには主張はあるけれど、それを伝えることに徹することが映画として面白いかどうかはまた別問題。それと国家の政策にこのような裏側があって良くないことも多いというのは否定しないのだが、それはたくさんの面の一つの見方にすぎないわけであって、それが唯一全てだとも思わない。この映画の主張だと、派兵は陰謀の結果でしかないし、若い兵隊はその犠牲者でしかない。そんなに国際政治は単純じゃないですよ。悪い意味でロバート・レッドフォードらしい綺麗ごとな正義感が、また全面に出てしまったかという印象。書生論のように青臭かった。
Ryhtctashiet
Ryhtctashiet
なんとなく言いたいことはわかるが映画として成り立っているかは疑問…

これで終わり??ってぐらいあっけない。
最初から最後まで平坦な展開で終わります。
Ceitsgenran
Ceitsgenran
トム・クルーズ、メリル・ストリーブ、
そして、ロバート・レッドフォード共演のこの作品を
公開から遅れる事半年以上たってからようやく観ました。

大学教授役のレッドフォードは、
最近大学生活に失望し始めた優秀な生徒に向って
語りかけます。

その大学教授の教えを受け、社会的に有意な人間になろうとして
二人の生徒は志願して戦地に赴きます。
彼らはこれから始まる新たな先頭の先兵として、
作戦に参加しているのです。

その作戦を企てたのは
イラク戦線を打開しようするトム・クルーズ扮する上院議員で、
その情報をメリル・ストリーブ扮する雑誌記者へリークして、
イラク戦争に厭きている人々の気を
新たな戦いへ向かせようとするのだが
彼女はその罠に気付き。。。
こんな風に、場面は違うが
つながっている三つのポイントをつなぎ
物語を展開させていきます。

監督はレッドフォード、この作品で7作目。
静と動、心理戦と戦局が絡まり、
緊迫したフィクションが展開されていきます。

ここにあるテーマは
政治がマスコミを仲間に引き入れた時、暴走すること。
それを食い止めるのは、我々一人一人の知性であり、
その知性までもが、教育によって歪められる可能性があること。

その昔、アカデミー賞を受けた
「西部戦線異常なし」になにやら似た感じで、
それを、現代の話に置き換えような作風に感じました。
otrdai
otrdai
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R・レッドフォードという偉大なる民主権力によるお説教と
とるか、米国の裏戦術が分かる素晴らしいサスペンスだと
とるか、観る人によって様々な反応が期待できる映画ですが、
…地味です。かなり、地味^^;
戦闘機ビュンビュ~ンの内容は期待していませんでしたが、
予告を観る限りでは、ちょっと違う内容を予想していました。
でも従来の彼の作品が好きなら、これも大丈夫かな。

舞台は三場面から構成されており、
T・クルーズ演じる共和党の次期リーダー(巧い!)と、
テレビジャーナリスト役のM・ストリープとの緊迫の対話。
次に、頭がいいのに怠惰な学生と大学教授との対話。
そして対話の中で登場する優秀な二人の学生が、
やがて軍に志願し、現地で起こる実際の戦いを描きます。
どこをとっても、これでもかこれでもかと機知に富んだ
台詞が飛び交い、さすがレッドフォード!という感じです。
今回の「攻撃」そのものは「台詞の応酬」かもしれません。

特に、野心に満ちて人間性を失いつつある政治家を、
自信満々の表情で演じたT・クルーズは良かった。彼の言う
(政治的な表現はよく分からないけど^^;)米国の未来とは、
真の平和とは言い難く、が、そうしなければどうするんだ?
誰がテロを終わらせるんだ!?なんていう、まるで自分が
使命を帯びたかのように朗々と捲くし立てるその態度をみて、
かつて彼を「若手のホープだ!」と絶賛していた自分を
振り返る記者。あの頃の彼には違う理想が見えたのに…。

次に描かれる学生X大学教授との対話においても、
昔と今の政治に対する興味の差、無関心をあげ連ねて、
未来を担うはずだった優秀な学生たちが戦場へ旅立ち、
残った優秀な頭脳は、考えることさえ放棄している現状。
それを憂いている自分をみた学生に、逆ツッコミされる。
「じゃあ先生は、有意義な人生を歩んでいるのか?」

あー。なんだかまるで自分に言われているようでした。
これは誰しも当てはまることなんだな、と。
平和や安全からかけ離れた現実を「否」と分かっても
何かを懸けて闘おうとまでは思わない。どうせムダだ。
そういう無関心がいけないのは分かっていても、
アツくなれない世代が疲れてしまった自分なのかなと。
でも、もちろん「戦争」に加担するのは由とは思いません!

レッドフォード節、健在でした^^;

(トム、こういう役もお似合いね。昔のアイスマンみたい^^;)
Ltewavteil
Ltewavteil
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現状のアメリカの若者の政治的無関心にマイケル・ムーア流とは違った知的なアプローチで一石を投じたかったのでしょう、レッドフォードが製作・監督・出演と大変な思い入れです。
ただ、邦題の「大いなる陰謀」や豪華出演陣から壮大なポリティカル・サスペンスを想像しましたが混迷の現代社会に対する問題提起を行う会話劇、答えは皆さんで考えてくださいという結末ですので映画化の意義は別として、楽しめる部類の映画ではありません。

9.11を契機としホワイトハウスとメディアが起こしたイラク戦争を背景として、形骸化したジャーナリズム、相も変わらず国威高揚を唱える共和党の若き上院議員、若者の政治離れに悩む政治学の教授の熱意が仇になる様などがシニカルに描かれる。
原題のLions for Lambsは「臆病な子羊に操られるライオンは恐れるに足らない」と言ったアレキサンダー大王の格言から派生しているのだろう、上院議員の部屋にはセオドア・ルーズベルトの「平和と正義を選ぶなら私は迷わず正義をとる」といった書が飾られていた、歴史は勝者によって書き換えられるものでもある、今更ながら難問を突きつけられてしまった映画でした。