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ブレードランナー ファイナル・カットコメント(20)
感情を持ち寿命が決められたレプリカントの葛藤抱える姿を、揺れ動く心情秘めた捜査官との関係や壮絶バトル通し描かれ切なさ込み上げる
『ブラック・レイン』や海外ドラマ『高い城の男』など日本が舞台設定の作品を多く手掛けているリドリー・スコット監督の本作
日本語表記の看板や折り紙、うどんが登場するなど日本情緒を感じさせ多様文化を取り入れた壮大で美しい映像世界に圧倒される
だからと言って見る価値がないかと言えばそうでは無く映像の細かさ(新しい発見がある)と特に音響の臨場感はこれまでのどのブレードランナーよりも没入感があり映画館に足を運ぶ価値のあるものになっている。
何より2019年、そして奇しくもルトガー・ハウアーの没年となったこの年に劇場で鑑賞できる機会を作ってくれたことにファンとしては感謝したい。
まず驚いたのはタイレル社のピラミッドビルの窓がこんなにも多かったっけ?ということ。昔観たバージョンのフィルムの質感とはまったく別種の、あまりにも細密でクリアな映像。ミニチュアのピラミッドに針の穴のように空けられた窓から漏れる光のひとつひとつが、猛烈に粒立っているのである。
特に65㎜で撮られた特撮シーンは一事が万事この調子で、まるで『ブレードランナー』を最新の撮影機材で寸分たがわず再現したようにすら見える。物語や展開的には「最終版」とほぼ同じだが、スコットこだわりのディテールを味わうためには一番のバージョンであることは間違いなかろう。
ブレードランナーはこのファイナルカットしか観てないなのですが、公開当時のラストとだいぶ違うんですねー。
個人的には公開当時のラストの方が好み。
デッカード(ハリソンフォード)とレイチェルが無事生き延びて幸せに暮らしましたの方がいいなー。
今回のファイナルカットバージョンは、デッカードの夢の内容をガフが知ってたことで、デッカードもレプリカントでしたってことですよね。
なんか、切ない。
でも、世界観は本当すごくてかっこいい。
何故か日本の感じが濃いですねー
舞妓さんの看板とか屋台でうどん食べてたりとか。
しかもまずそう笑笑
酸性雨が常に降ってるから、暗くて、じめじめしてて、
国籍とか文化とかがごちゃごちゃしてる、退廃的てダークな感じがとっても癖になります。
ブレードランナー観ながら、なんか攻殻機動隊思い出すなーとか思ってたら、やっぱり押井監督ブレードランナーにめちゃくちゃ影響受けてたんですねー。
影響受けるってこういうことなんだなって感心しちゃいました。
他にもたくさんの作品に影響与えてるんだなと思うと、本当に偉大な作品ですね。
ストーリー的には、前半はちょっと退屈でした。
レプリカントの暗殺を頼まれたデッカードは凄腕のブレードランナーっていう始まり方だったのに、実際は女性のレプリカントを暗殺するときモタモタしてたり、あんまりかっこよくない笑
最後のロイとの地獄の鬼ごっこはマジこわかった。
デッカードもビビりまくりだったし
観終わったあと、いろんな考察サイトを見て回りたいなと思いました。
この世界観は中毒性あるなー。