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02月02日 劇場で
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02月02日 劇場で
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02月02日 劇場で
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プロット
日本
02月09日 劇場で
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02月09日 劇場で
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日本
02月10日 劇場で
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ブレードランナー ファイナル・カットコメント(20)
手塚治虫先生の『アトム』の影響なのだと。
そんなアトムに通じる映画。
アトムも、人間とアンドロイドの狭間で悩んでいたし、奴隷化されたロボットの反乱やロボットの権利を求める回を描いたものもある。
とはいえ、ハウアー氏、ヤングさん、フォード氏の名演によって、さらに”情緒を刺激されて胸を打つ。
科学者の傲慢。人に近づけるロボット。科学者としては冥利に尽きるのだろうが、制作された”もの”としては…。
「人は殺していない」確かにそうなのだけれど…。
人殺しをしているような描写。
意思を持ったロボット。人間との差とは何なのか。
主人公はレプリカント狩りなのだけれど、レプリカントを知るだけに、何をもってして、人と人じゃないものと分けるのか。主人公の気持ちが揺れているところがやるせない。
デッカードもレプリカントという説があると聞いたが、デッカードが”人間”である方が、”命””人間”というものに、深い考察を与える。
神の領域。
アステカ神殿に似た本部。
エジプト・ピラミッドかと見まごう金色に彩られた映像・インテリア。
そんな中で何度も繰り返し現れる「強力わかもと」。胃腸薬なんだけれど、滋養強壮の効き目もある。監督はその中身まで知って採用したのか。その広告の女性がロボットっぽい表情をしているのがまた映画の雰囲気を掻き立てる。
チャイナタウンの雰囲気も、不老不死を求めた徐福を彷彿とさせる。
デカルトの言葉。
処女の守り神ユニコーン。
『ファウスト』に出てくるメフィストフェレスを彷彿とさせる警察のボスとデッカードを繋ぐ役目。導かれるのはダンテの世界か。
キリストの”聖痕”をもイメージさせる。
ロシアのモナリザとも称えられる絵画『忘れえぬ女」を彷彿とさせるレイチェルの眼差し。『黄金のアデーレ』にも似ている。
エリザベス1世かと思うような衣装。
『未知との遭遇』を彷彿とさせる光の洪水。
近未来な造形の中に織り込まれた古典。
雑多な中でのあがき。
だからこそ、SFとして現実世界とかけ離れた世界の物語ではなく、すぐそこにある物語と乗り込んでしまう。
鑑賞後、自分の生きる意味とかいろいろな思いが押し寄せて、雄たけびを上げてしまった。
原作未読。
他のバージョン未鑑賞。
「ブレードランナー」は未見で、「ブレードランナー2049」を映画館で観ました。よくこんな世界を考え付きますね。冒頭の、ひっそりと暮らしていたレプリカントをなぜ始末しなければいけないのかがわからなかったです。逃亡する、という事が人間に反抗する事になるからなんでしょうか。
本作では、ロイはどうしてデッカードを殺してしまわなかったんでしょうか。殺しても無意味と思ったのか、自分の事を人間に理解して欲しかったのか。今また浮上している人種差別問題に置き換えると色々深いです。
アジア人の事ももっと知ろうとして欲しいですよね、同じ国で暮らしているんだから。
これが40年近く前の映画だと言うのは評価できるけど、面白いとは思えない。
昔一度観て、再度のチャレンジだったが、やはり意見は変わらず。
レプリカも然程強くないし、ハンター側も強くない。と、むず痒い設定。
「ディストピア」だか「フィルム・ノワール」だか知らないが、観た後に何が言いたいのかわからないものは共感できない。
そもそもSFが苦手なのもあるけれど。
しかしその後のコンピュータグラフィックスの進歩で実写に匹敵するどころか実写を遥かに上回るCG映画が次々に登場するに至っては、本作品の映画としての面白さは観客のCG慣れの分だけ減ってしまった。
とはいえ、人間そっくりに遺伝子から作られているレプリカントは人間との見分けがつかず、人間が人間として認められる条件は何なのかというアイデンティティの問題を提起した意義は大きいと思う。加えて人間が生命を作ることが当たり前になった社会、宇宙への植民地主義、階級格差など、現在および将来の人類が向き合わなければならない問題がさり気なく提起されている。
物語のテンポはかなりゆっくりで現代的ではないが、CGやアクションはこれから先も鑑賞に耐えうるものである。そして問題提起はいつも新しい。読書好きの人が周期的に古典を読むように、本作品も何年かに一回は観たい作品のひとつに違いない。