午後の五時

7.4/10
合計21件のレビュー
ジャンル   プロット
ランタイム   105分
劇場で   07月03日 2004
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午後の五時 プロット

「カンダハール」で知られるイランの巨匠モフセン・マフマルバフを父に持ち、18歳で発表した長編「りんご」をカンヌ国際映画祭に史上最年少で正式出品。以来、新作を発表するごとに国際的な注目を集めるサミラ・マフマルバフ監督作。タリバン政権崩壊後のアフガニスタンを舞台に、女性には厳しい社会環境の中で自由と希望を求め行動するひとりの女性を描いたヒューマン・ドラマ。脚本はサミラと父モフセンの共同執筆で、2003年のカンヌ国際映画祭審査員賞を受賞した。

午後の五時 俳優

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午後の五時コメント(2)

Utllueftibea
Utllueftibea
主人公ノクレの持っている傘とブルカの色がアフガンの空と融合して、とても映えていた。舞台となった土地の建物には米軍が空爆によって残していったと思われる爪痕が痛々しく写り、荒涼とした砂漠とパキスタンからの難民や、水がなく地雷が埋まっている現実を再認識させてくれます。。しかし、大統領を夢見る少女がブルカをめくり上げた時の笑顔に一縷の希望が見出せるのだ。

午後の五時という悲しい詩と、馬に人間と同じように話し掛けるお父さんの対比が物悲しさを醸し出すうえ、ライバルであったミナや身内の爆死がまるで日常茶飯事であるかのような描写。大統領を目指すという溌剌とした元気の出る映画かと思っていたら、とんでもないしっぺ返しを食らってしまう。これが現実なんだと訴えるようなドキュメンタリータッチの作風がいきなり現われることにとまどってしまい、全体としてはバランスが悪い。しかし、今後も期待できる女性監督だと感じました。
Imoknhxspsg
Imoknhxspsg
先生、エンジニア、医者  アフガンの大統領、になりたい人と学校の先生は女性生徒(男女別教育)に聞く。現実問題、こういうプロフェショナルな仕事に就くことは奨励されているが、あとの女性は主婦(家にいる)となる。

特に、当時の(フランス兵(NATO?)がいるから、アフガニスタンがアメリカ、イギリスなどにコンロロールされている時代の話だとおもう。???)の政治情勢を表している。その緊迫した情勢の中で、学校では若い女性の希望に満ちた討論を見せるが、上空はウエスタンの飛行機がとびまわっているし、爆破されて住めそうな家は一軒もなく、グレイの廃墟が続くだけ。このなかで若い詩人がノクラに希望を与える。学校の生徒会会長に立候補するのを手伝ったりする。そして、『At Five In The Afternoon 』という詩も与える。

父親は学校は必要ないと思っているし、主人公ノクラNoqreh に女性の顔を見ることは罪だといってるから、顔を隠してくれと何度もいう。それに、父親はモスリム 原理主義でオサマ ビン ラディン/モハメット オマーを支持しているようだ。

しかし、ノクラの意識はこの伝統の中の、現状維持に囚われていず、そこからでた意識改革に動き始めている。アフガニスタンの大統領になりたい。ハイヒールをはくし、顔をブルカから出す。伝統を守ることが良いか悪いかの問題ではなく、自分の意識が伝統の枠を出ている。パキスタンの首相、大統領ベーナズィール・ブットーBinazir Buttoはノクラの憧れの人。この大統領のスピーチを聞きたい。何を訴えてるのか知りたい。モスリム で首相になった人。ベーナズィール・ブットーの存在が彼女に勇気を与える。

次々とパキスタンからアフガニスタンに入ってくる難民の住居(建物はない)の世話をするが、自分の家族の居場所がなく追い出されてしまう。そして、パキスタンから新しくやってくる難民にBenazir Bhutto のことを聞いたり、今の大統領は男か女か聞いても誰も答えられるものはいない。それだけでなく、人々は字も読めないと答える。

困難苦境の中でも、ノクラは希望と夢を捨てないと思えた。最後のシーンで『At Five In The Afternoon 』を唱えるから。