トスカーナの休日

離婚の痛手を忘れるために訪れたイタリアのトスカーナ地方の家を購入し、新しい生活を始めるアメリカ女性の人生の再生を描く。女流作家のアメリカンライフスタイルとイタリアの片田舎の牧歌的スタイルの対比には、成功から安らぎへの人生観の変化があり、都会の喧騒に疲れた者の理想に違いない。資金に余裕があれば、言語や食べ物の障害を乗り越え、新たな恋愛を見つける機会もあるだろう。そんな夢の実現を、ダイアン・レインは充実した表情と演技で見せてくれる。ラストの結婚式で装うドレス姿が美しい。
演出にフェデリコ・フェリーニへのオマージュが幾つかあった。「甘い生活」の噴水シーン、「アマルコルド」のニーノ・ロータ風音楽にタバコ屋の豊満女性と、台詞にもカビリアが出てくる。監督の趣味は解るが、一寸遣り過ぎではないか。ポーランドからの出稼ぎは、この時代を象徴する。
「リトル・ロマンス」でヴェネチアを訪れた少女期のダイアン・レインは、大人の女性になってトスカーナの豊かな自然の景色に溶け込んでいる。

ダイアンレインはよく知ってるけど、どんな映画に出てたか印象ありません。
イタリア行ったら男がわんさか寄ってくるのね、そりゃ、濃厚感染するでしょうよ。
風景は綺麗だけど日本の方が綺麗けどね。
意味ない映画かな。

離婚後、人生をやり直すために、単身でアメリカからトスカーナに移住した女性の奮闘物語。一目惚れした郊外空き家を購入し、家づくりをしながら、新たな生活を築いていくわけですが、主に交友関係に焦点が当てられて、人生のリスタートという要素があまり感じられなかったのが残念でした。言葉の問題や文化の違い、仕事の安定など、もう少し多面的に人生のリスタートを描いて欲しかったです。

離婚のショックから立ち直れないフランシス。
友人の勧めで、イタリアのトスカーナへ
一人旅をすることに。
そこで、一軒の荒れ果てた家を見て、
衝動的に購入。
家を改築しながら、地元の人と触れ合い、
恋をして、少しずつ立ち直っていく。

私も新規一転、知らない土地で
新しい生活を始めたくなりました。

世代が同じせいか等身大で共感できた。トスカーナの風景も素敵。