「進め龍騎兵」「海賊ブラッド」と同じくエロール・フリンがオリヴィア・デ・ハヴィランドを相手に主演する映画で、ロビンフッド伝説に基づき、「大森林」のノーマン・ライリー・レインと「倒れるまで」のシートン・I・ミラーが脚本を書卸し、「進め龍騎兵」「海賊ブラッド」のマイケル・カーティズと「緑の牧場」「真夏の夜の夢」のウィリアム・ケイリーとが共同監督し、「大森林」「科学者の道」のトニー・ゴーディオと「汚れた顔の天使」「夜はパリで」のソル・ポリートが撮影を、「真夏の夜の夢」「恋のナポリ」のエリック・ウォルフガング・コーンゴールドが音楽をそれぞれ担当した。助演は「放浪の王者(1938)」のバジル・ラスボーン、「4人の姉妹」のクロード・レインズ、「真夏の夜の夢」のアイアン・ハンター、「幽霊西へ行く」のユージーン・パレット、「結婚スクラム」のメルヴィル・クーパー及びパトリック・ノウルズ、「ステラ・ダラス(1937)」のアラン・ヘール「座り込み結婚」のユーナ・オコナー、「沙漠の朝」の故ハーバート・マンディン、「ゼンダ城の虜(1937)」のモンタギュー・ラヴ等。
ロビンフッドの冒険コメント(5)
ロビン・フッドが城壁から逃げ出る際、切ったロープにつかまって城門を登り、同時に門が落ちきる前に馬を逃がす間一髪のアクションは必見。
90点
怒ったロビンフッド(エロール・フリン)は抵抗の戦いを繰り広げる。
マリアン役はオリビア・デ・ハビランドで、知的で美しい。
いかにも古き良き時代のハリウッド映画っという印象です。今観るとコスプレにしか見えない奇抜な色した衣装もカラーが余りなかった時代に見てると画期的だったんだろうなぁ。あのロビンの髪型なんかウケる(笑)
ストーリーとか全然捻りがなくって、アクションも早回ししてて迫力がなく、そもそもロビンのキャラクター自体にあまり魅力がないんで、最近の映画になれてるとけっこう厳しいのですが、こういう時代を得てから今があるという映画史の変遷を知るために観る作品ですね。
マリアン姫を演じてるオリヴィア・デ・ハヴィランドは美しかったです。ってか今も100歳超えでご存命!?
てっきり白黒だとばかり思っていたら、いきなり天然色で始まって驚いた。しかも画質が粗くなくて思った以上に良い発色で撮影されていた。美術もこの時代にしては良く出来ている。これが1938年の撮影とは恐れ入る。
しかし良いのもここまで。物語はゆるゆるでただの勧善懲悪なうえに主人公に都合が良いし、登場人物はありきたりだし、戦闘場面も迫力が無いしで、いかにもこの時代ならではといったところ。子供向け絵本をそのまま映画にしたような質感と内容に過ぎない。逆に子供が観れば喜べるかも。