旅情(1955) プロット

ブロードウェイでヒットしたアーサー・ローレンツの戯曲『カッコー鳥の時節』から「ホブスンの婿選び」のデイヴィッド・リーンがヴェニスにロケイションして監督した一九五五年度作品。脚色はデイヴィッド・リーンと小説家のH・E・ベイツが協力して行った。テクニカラー色彩の撮影は「ホブスンの婿選び」のジャック・ヒルドヤード、音楽は「パンと恋と夢」のアレッサンドロ・チコニーニである。主演は「アフリカの女王」のキャサリン・ヘップバーンで、「愛の泉」のロッサノ・ブラッツィが共演、ほか「怪僧ラスプーチン」のイザ・ミランダ、ダレン・マッガヴィン、「裸足の伯爵夫人」のマリ・アルドン、「黒い骰子」のマクドナルド・パーク、ジェーン・ローズ、ガイタノ・アウディエロ、アンドレ・モレルなどが助演する。

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旅情(1955)コメント(10)

Xhkipgomsns
Xhkipgomsns
寂しい中年女性が旅先で言い寄られたイタリア男との恋愛に酔いしれ旅を終わらせる、そんな映画。イタリア男はまたしばらくしたら別の一人旅女性と同じような恋愛ごっこをするのだろう。キャサリン・ヘップバーンがあまりに上手く女性の心情を演じている為、余計に憐れに思えた。
感動したのは美しいベニスの街だけだった。
Xisssxsgsk
Xisssxsgsk
映画が観客に夢を与えることが一般的だった1950年代の恋愛映画の名作。「逢びき」「大いなる遺産」のデーヴィット・リーン監督のハリウッドデビュー作。38歳の独身女性が念願のヨーロッパ旅行をする現実味は、当時のアメリカでも薄かったと想像します。20年掛けて贅沢せずお金を貯めたなら、それはそれで設定に無理はないのでしょう。
水の都ベニスの風光明媚な舞台で、イタリアの伊達男から熱烈に口説かれる中年女性のよろめき。この陳腐と云える物語をただの娯楽作品にしないで、説得力のあるドラマにした要因は、ひとえにヘプバーンの存在とリーンの演出にあることは明白です。男性に頼らない自立した女性像を私生活含めて実現したバックボーンと知性と演劇芝居の高度な演技力。唯一の弱みは設定年齢より10歳超えるヘプバーンの顔の皺です。元来白人女性は皮膚が薄く、ヘプバーンもその例にもれません。実際リーン監督は撮影秘話のなかでヘプバーンの皺を隠すのに苦労したと淀川長治氏に語っています。しかし、そんなことも、ラストの別れの場面の余韻で忘れてしまいます。爽快感と満足感を与える映画史に残る名ラストシーンです。
リーン監督は、この映画の成功でハリウッド資本による商業映画と芸術映画のバランスの良い大作を連続して大ヒットさせます。「アラビアのロレンス」「ドクトルジバゴ」「ライアンの娘」など、今ではだれにも作れない遺産になりました。
Ewrtavstyih
Ewrtavstyih
名作として有名ですが、今観るとオールドミスの一夏の不倫アバンチュール。
あまり楽しめませんでした。
szcvzl
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ケイト(キャサリンヘップバーンの愛称)の映画でもっとも好きな映画です。ベネチアでバケーションを楽しむアメリカから来たオールドミスが現地の男性と恋に落ちる。言ってしまえばそれだけですが、まだ海外旅行もままならない頃の人にとってこのまばゆいばかりの映像はイタリアへの好奇心をかきたてたことでしょう。夕暮れのベネチアの海岸で恋する二人は風景の中に溶け込んでいるようでした。恋などもう私には無いだろう。人を真剣に愛することなどもう出切る訳が無いと思っていたジエーン。しかしそれが現実になって今起ころうとしている。それでも別れは見えているこの恋に飛び込もうかやめようかと迷う女心をケイトが熱演しています。ロッサノブラッツィーもイタリア男のいい意味いやらしさを良く演じていると思います。あの、忘れられないラストシーン誰しもがきっと心に涙と共に焼き付けると思います。デビットリーン監督の不朽の名作としてみんなに薦めたいと思います。
Geaeegrtra
Geaeegrtra
美しいベニスを美しい撮影であたかも旅行に行ってきたかの様にたっぷりと堪能しました

主人公はキャサリンヘップバーンの本作出演時の年齢と同じとしたら43歳

スタイルもいいし、着ている服もセンス良く素敵です
サンマルコ広場のオーブンカフェで伸ばした足と耳からうなじのラインを後ろから見とれるレナートの視線の通り、なんといい女なんだと感嘆する
まだまだイケてる女性
なんで私を男が選ばないのかわからない

でも冷静にみればやっぱり年増、声もオバサン
小学生くらいの子供と歩けば母親に見える
酒は強いし、気も強い
仕事はできるし、稼ぎもあるから
独りで生きていく自信ももちろんある

それでも心は乙女のまま、ピュアで可愛らしくいじらしい

ペンションの女主人が言うように、ロマンスは積極性がなければつかめはしません
仕事が忙し過ぎてなんて事は言い訳で
貴女に欠けていたのはそれでは無いのですか?
実らない恋の経験値だけが高くて無駄にガードが固すぎなのでは無いですか?

それで結局、貴女は心が震えるようなロマンスを一度でも貴女は経験しているのですか?

もしないのなら、つかみに行くべきです
それをもたぬまま夕陽を迎えてしまうのですか?
人生の夏が終わる前につかみとるべきです
それを糧に貴女はこれからの人生を強く生きれるはずです。
その思い出が貴女の心をあの美しいベニスの光景のように彩ってくれるはずです

もしもそのロマンスをつかむことなく帰国していたなら、その後の貴女の人生は何色で暮らしていくというのでしょうか?

デビットリーン監督の細やかな演出、美しい映像
花火の夜の思い出、朝帰りの晴れやかで誇らしげな顔は素晴らしいシーンでした

実ることの無い恋は主人公のようにズルズル引きずらずに見切るべきです
けれども心が震えた生きたあかしは彼女の思い出のようにお金では買えない一生の財産になるのです

この映画は一歩踏み出す勇気をそんな貴女に与えてくれると思います