ラスト・ショー プロット

「ペーパー・ムーン」のピーター・ボグダノビッチ監督による青春ドラマ。ラリー・マクマートリーの半自伝的小説を基に、ボグダノビッチ監督とマクマートリーが共同で脚本を手がけ、テキサスの田舎町で暮らす多感な若者たちの青春をノスタルジックに描いた。1951年、テキサスの小さな町アナリーン。高校生のソニーと親友デュアンにとって、元カウボーイのサムが経営する映画館は唯一のデート場所だ。しかし2人とも、それぞれ恋人との関係が上手くゆかずにいた。そんなある日、フットボールのコーチから妻ルースの送迎を頼まれたソニーは、心優しい彼女に惹かれていく。1972年・第44回アカデミー賞で、サム役のベン・ジョンソンが助演男優賞、ルース役のクロリス・リーチマンが助演女優賞を受賞した。

ラスト・ショー 俳優

ラスト・ショー Related

MY LIFE IN THE BUSH OF GHOSTSオンラインで映画を見る
MY LIFE IN THE BUSH OF GHOSTS
プロット  日本
03月29日 劇場で
FEAST 狂宴オンラインで映画を見る
FEAST 狂宴
プロット  香港
03月01日 劇場で
デストラップ 狼狩りオンラインで映画を見る
デストラップ 狼狩り
プロット  カナダ・アメリカ合作
03月29日 劇場で
貴公子オンラインで映画を見る
貴公子
プロット  韓国
04月12日 劇場で
RHEINGOLD ラインゴールドオンラインで映画を見る
RHEINGOLD ラインゴールド
プロット  ドイツ・オランダ・モロッコ・メキシコ合作
03月29日 劇場で
ボーはおそれているオンラインで映画を見る
ボーはおそれている
プロット  アメリカ
02月16日 劇場で
走れない人の走り方オンラインで映画を見る
走れない人の走り方
プロット  日本
04月26日 劇場で
QUEEN ROCK MONTREALオンラインで映画を見る
QUEEN ROCK MONTREAL
プロット  アメリカ
02月22日 劇場で
ARGYLLE アーガイルオンラインで映画を見る
ARGYLLE アーガイル
プロット  イギリス・アメリカ合作
03月01日 劇場で
ブルーイマジンオンラインで映画を見る
ブルーイマジン
プロット  日本・フィリピン・シンガポール合作
03月16日 劇場で
瞼の転校生オンラインで映画を見る
瞼の転校生
プロット  日本
03月02日 劇場で

ラスト・ショーコメント(4)

Utllueftibea
Utllueftibea
陽気に流れるカントリーやヒルビリーとブルーグラスの雰囲気、ロックンロール前夜。

そんなゴキゲンな音楽とは相反して廃れ果てた寂しそうな町と覇気の感じられない表情が印象的な主人公のソニーがR・レイノルズにしか見えない!?

70年代の作品なのにモノクロの効果もあってか50年代に撮った映画に思えてしまう。

年増の女三人がソニーに対して優しく接してくれるが人妻ルースは可哀想。

性悪なコ娘で理解が出来ない行動ばかりのC・シェパードがとにかく可愛かった。

ソニーが町に留まる理由は親友デュエーンの愛車を預かる以外にはもう見当たらない。
Lwualfofmsoo
Lwualfofmsoo
1971年製作なのだからもうカラー時代
なのにあえて白黒で極力劇中と同じ1950年代初めのに撮られたかのように作られている
特典映像の監督インタビューで、カラーだと派手過ぎて原作の雰囲気に合わないからとのこと

1950年代初め
映画ジャイアンツのラストシーンの時代
本作は石油景気に乗れなかった人々がどうなったかの物語だ
西部劇の世界が完全に失われ、それを知っていた世代が消えようとしている
サムは40年前にテキサスのこの町に来たというから、彼はジャイアンツのジェットになれなかったほとんどの人々の一人だ
寂れていくばかりの町に取り残されてる
そこの若者もまた、石油会社に雇われて町から出ていくか、軍隊に入り朝鮮戦争に行くしか無い
町に残っていたら、頭の足りない野球帽の少年のようにの垂れ死ぬのだ
女は女性の武器を使うしかない
裕福で有れば都会の大学に行ける
しかし年をとった女はどうか
亭主の愛を失えばこの田舎町に何があるというのか
高校生の青春物語のようで本作の本当のテーマは
フロンテアが消えた土地=アメリカに何が残っているのか
何も無い、閉館する映画館みたいなものだということ
だから閉館の最終興行は西部劇だったのだ

故に本作はその西部劇とおなじ白黒なのだ

コーチの妻の演技は目を見張る出来
疲れきった老婆のような初登場シーンから、主人公と知り合う内に若く美しく変わり、捨てられて元に戻ってしまうが、またよりを戻そうとする主人公に手を握られてみるみる若返るのだ

町からでられず中年女との不倫で絶望を紛らわすしかない主人公の若者はアメリカそのものなのだ
Reideveere
Reideveere
アメリカ南部の田舎町、高校卒業を迎えた男二人と女一人。
打算の強い女は付き合っていた男と別れ、ウロウロしながらもう一人の男とも関係する。
フラれた男は街を抜け出すが戻ってくる。
もう一人の男はコーチの奥さんと関係を持ってしまう。
青春の終わりと映画館の閉館がリンクしている。
enxsla
enxsla
ネタバレ! クリックして本文を読む
総合:70点 ( ストーリー:75点|キャスト:75点|演出:65点|ビジュアル:60点|音楽:60点 )

娯楽は小さな撞球場と映画館くらいしかない寂れた田舎町は、何かが出来る・誰かになれる可能性の低いし何をしてもすぐにみんなにばれてしまう。そんな町で大人になっていく青年2人の姿を描く。

何かはっきりとした流れがあるわけではない。女と別れて年増女とくっついたり、ちょっとした冒険に出たり、兄貴分の大人の男が突然死したり、田舎町の閉鎖性から抜け出したい親友の女を巡って年増女を疎遠にしながら親友とその女とのいざこざがあったりする。そして親友は従軍のため町を出ていき、親友の金持ちの女もすでに町を出ていた。
一人町に取り残された青年と朝鮮に行く青年の今後はどうなるのか。なんとなく寂しさとやるせなさが残る。でもはっきりとしない展開と今後に中途半端さも残る。

ウィキペディアによると、原作者の自伝的小説が基になっているということらしい。だから町で彼らがつるんだり親友の女が町の外の異世界のような家で裸で泳いだりするのも、似たようなことが実際にあったのだろう。
でもメキシコで何をしたとか、年下の少年がいきなり交通事故で死んでいるとか、物事をはっきりと見せない曖昧な演出が物語の具体性を低くしている。そのためにこちらが受ける印象も浅くなりがちになる。石油業界に入って金を儲けていた親友がいきなり軍隊に入って出征したのは何故だろうかという疑問も残った。映画館が閉館前に最後に上映する映画も突然で、そこに思い入れをこめる場面がその前にないから特別感がない。わざわざの白黒映像も設定の50年代の古臭さは出るが、自分は天然色のほうが当時の時代の色がわかって良いと思う。物語をはっきりさせて現在の演出で再映画化すればもっと面白くなるだろう。