ミスタア・ロバーツ プロット

トーマス・ヘッゲンの同名の原作は、米国における第二次世界大 戦を扱った文学として1946年のベスト・セラーとなった。ついでブロードウエイのプロデューサー、ジョシュア・ローガンが原作者ヘッゲンと共同で劇化し1948年から1952年まで3シーズンに亘ってブロードウエイで続演された。製作は舞台と同様、ブロードウエイのヒット作「南太平洋」などのプロデューサー、リーランド・ヘイワード。監督は「長い灰色の線」のジョン・フォードと「荒野の貴婦人」のマーヴィン・ルロイが共同で当り、脚色も「静かなる男」でアカデミー賞を得たフランク・S・ニュージェントとジョシュア・ローガンが共同担当している。撮影は「楽園に帰る(1953)」のウィントン・C・ホック、音楽は「陽の当る場所」でアカデミー賞を得たフランツ・ワックスマン。主な出演者は舞台で主役のロバーツ中尉を演じた「アパッチ砦」のヘンリー・フォンダが映画にも同役で登場し、「エディ・フォイ物語」のジェームズ・キャグニー、「百万長者と結婚する方法」のウィリアム・パウエル、「私の夫は二人いる」のジャック・レモン、「長い灰色の線」のベッツィ・パーマー、ワード・ボンド、フィル・ケイリー、ハリー・ケイリー・ジュニア、「愛欲と戦場」のペリイ・ロペス、ジョン・ウエインの息子パット・ウエインなど。ワーナー・カラーによる1955年作品。

ミスタア・ロバーツ 俳優

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ミスタア・ロバーツコメント(2)

Xkmspsohgin
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本作はヘンリー・フォンダが主役でブロードウエイで公演された舞台の映画化
1948年から数年間、上演回数1157回を記録したというから大ヒットの舞台です
本作の主演はもちろん舞台で主役を務めたヘンリー・フォンダです

監督はジョン・フォード
しかし肝臓を患って途中降板、スタジオ撮影など残りの撮影をマーヴィン・ルロイが担当したとのこと
ある資料にはジョン・フォードとヘンリー・フォンダの間で演出を巡って深刻な対立があったとも書いています
真偽不明ですが、フォンダがフォード監督の演出を間違っていると非難して、怒ったフォード監督がフォンダを殴ったともいいます
これが本当の降板理由だったかも知れません

フォード監督はその後も作品を幾つも撮りますが、本作以降フォンダを使わなくなったようです
またフォンダもまた完成した本作については不満を持っていたというニュアンスのことを娘のジェーン・フォンダが特典映像で語っていました
数年間も舞台をしてきた自負が彼には有ったとは思います
しかし考えてみれば、ジョン・フォード監督作品には、ジョン・ウェイン程では無くても、フォンダは常連俳優でしたから、それだけで巨匠のフォード監督に盾つかないと思います

フォンダは海軍に入隊して3年も従軍して、勲章や大統領感状を授与されたほどの人です

特典映像で、老人となったフォンダの叙勲を海軍のコーラス団が歌で祝い、歌の最後にリード歌手がサンキューミスタアロバーツ!と敬礼するシーンが有りました
フォンダは腰を浮かせて挨拶を返そうとしています
感激で顔面は紅潮して肩が震えています
目頭を指でなぞっています
彼に取って海軍から祝福されることは最高の名誉だったに違いありません

だから海軍を愛する彼にとっては、艦長を不名誉な人物で描こうとする演出には我慢ならなかったのだと思います

こんなことは、もしかしたらそうだったかもレベルのお話です
でも映画としては、その場合のフォード監督の演出の方が正しかったのではないかと思います
もっとキャグニーが映画「白熱」でみせたような強烈さ悪辣さを出した方がもっと面白かったと思います
今ひとつキャグニーを配役した意図が活かせていなかったと思いました
キャグニーならこうするはずというものが見られなかったからです

ジャック・レモンの出世作でもありました
本作でアカデミー助演男優賞を穫っています
もっと彼の登場シーンを増やしたいとみんな思ったはずの大活躍です

終盤、ミスターロバーツからの手紙には、こうありました

退屈な無気力な日々を送る兵士たちが多い
たまにほかの仕事をしても単調なのものだ
ここでは連日戦闘が続く
しかし戦争には退屈という見えない敵がいる
それが高じると自暴自棄になってしまう
その退屈にこそ屈伏しない者こそ、最強の男なのだ

忙しい、だけど単調な日々を暮らす誰にでも当てはまることです
今は輸送艦バケツ号のようなところでくすぶっていても、それで終わってはならないのです

そしてその前、対独戦終戦の知らせがあった夜のラジオから流れる英国国王のスピーチ
そう2010年の映画「英国王のスピーチ」のあの人です

今日は戦争に勝ちましたが、戦いはまだ続きます
我々の本当の敵は何なのか?
野望、冷酷、傲慢、そして愚かしさ
それが敵なのです
敵を撃滅すること
はびこる悪を葬り去ること
それが急務なのです

ミスタアロバーツはそれを聴いて決意できたのでバケツ号から抜けだすに至る勇気ある行動を起こしたのです

これがメッセージです
海軍の物語ですがその世界だけのことではありません
普遍的な物語なのです

あなたの部署にも椰子の樹が有りませんか?
wbwkrkg
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米海軍の全面協力によって、本物を使った映像。戦列を離れたからといって、こんなに気楽な海軍だとは・・・そして ジャック・レモンがこんなにコミカルな演技していたなんて思いもよらなかった。まぁまぁ面白いんですが。

所詮ロバーツは戦争に参加したがっている男。クルーたちは戦争などどうでもよくて楽しめればいいと思ってる奴ラ。日本人がこの映画を観て面白いわけがなかろう・・・小ネタは面白かったけどさ。