ぼくら、20世紀の子供たち プロット

カンヌ映画祭受賞を初めとして世界的に絶賛された「動くな、死ね、甦れ!」「ひとりで生きる」に続いて、A・ソクーロフ、A・ゲルマンなどと同じくロシアのレンフィルム出身の作家ヴィターリー・カネフスキーが完成したドキュメンタリー。
サント・ペテルブルクの荒廃した通りで生活する少年たちや、かつてカネフスキーの映画に出演した少年との監獄での再会などを映し出す。ベルリン国際映画祭ヤングフォーラム部門正式出品。製作はフランソワーズ・ピローとイエール・フォジール。脚本をカネフスキー、ヴァルヴァラ・クラシルコワが執筆した。撮影を前二作に変わって、ヴァレンティン・シドリンが担当、音響は前作「ひとりで生きる」に続いてクロード・ヴィラン、出演は過去のカネフスキー作品で主役を演じていたパーヴェル・ナザーロフ、ディナーラ・ドルカーロワ、そのほか、実際にモスクワの街頭や鑑別所で暮らす少年少女たちが顔を見せる。

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ぼくら、20世紀の子供たちコメント(1)

Rfieynlgof
Rfieynlgof
カネフスキー監督の「動くな、死ね、甦れ!」、「ひとりで生きる」の続編でもあり、ロシアのサクトペテルブフクで生活するストリートチルドレン達に焦点を当てたドキュメンタリー作品でもある。生粋のドキュメンタリーとは違い、台本のある台詞や演技と、素のインタビューが混じり合っている。

正に地獄絵図の様だった。少年少女達がインタビューで話す内容全てが衝撃的だったが、少年院でのインタビューは特に衝撃的だった。その少年院では、人を殺したことがない子供達の方が珍しいという。人を殺すことなんて朝飯前と言わんばかりに、自分達の犯した犯罪を笑いながら自慢げに言う少年少女達の姿はショッキングだった。

前2作で主人公のワレルカを演じたパーヴェルも、その少年院に服役中だった。全2作でヒロインを演じたディナーラが面会に行き、再会するシーンは感動的だった。

子供達の顔のアップや、横に並ぶ子供達の顔を横に動きながら映していくカメラワークなど、芸術的な映像表現が印象的だった。劇中で流れる哀愁漂うバックミュージックも素晴らしかった。

ストリートチルドレン達が、唄を歌ったり曲を弾いたりするシーンも多く印象的だった。

カネフスキー3部作の最終章であり、痛みに満ちた傑作ドキュメンタリーだった。