テルマ&ルイーズ
プロット
アメリカ
02月16日 劇場で
ジャン=リュック・ゴダール 遺言 奇妙な戦争
プロット
フランス・スイス合作
02月23日 劇場で
ホビッツベイ
プロット
ニュージーランド
02月23日 劇場で
マリア 怒りの娘
プロット
ニカラグア・メキシコ・オランダ・ドイツ・フランス・ノルウェー・スペイン合作
02月24日 劇場で
映画ドラえもん のび太の地球交響楽(シンフォニー)
プロット
日本
03月01日 劇場で
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プロット
日本
03月01日 劇場で
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ヴィデオドロームコメント(9)
それを観た人間は、幻覚を見るようになり最後には死に至るという禁断のビデオ『ビデオドローム』を巡る物語です。
ストーリー展開としては、よくあるサスペンス物のような感じで、主人公が『ビデオドローム』という謎のビデオの秘密を追い求めていくという流れなんですが、この作品の見所は何といっても【幻覚】のシーンです。
話が進むに従って、【現実】と【幻覚】の境目が曖昧になっていく展開は、観ている方も映画の世界に引き込まれそうになる感覚になります。
マイナーな作品ではありますが、ホラー好きなら一度は観るべき怪作です。
中盤から現実?幻想?と戸惑いながら起こる出来事は幻覚だろう?と思いながら!?
麻薬をやるように幻覚を見て中毒性を帯び現実と幻想の区別が付かなく死に陥る。
ヴィデオドロームで世界滅亡を企む話!?
ですけど、思ったのは、この映画、内部への尽きせぬ興味を描いているんだと感じました。内部から出てくるものは常にドロドログログロしていて、私たちが必死に画面を見る先に求めているものを、これだろ、これが欲しいんだろ、と言われ続けているような気がしていました。
クローネンバーグのカルト映画を初めて鑑賞。同監督作を見るのは「スキャナーズ」以来2本目、その内容は衝撃的だった。
ビデオ・テレビ文化に耽溺した人間が、自らの思考や体さえ乗っ取られ、しまいには同化していく。
一見すると荒唐無稽に思われるが、今のガジェットに置き換えると分かりやすい。
例えばスマホやPCがそうだ。利便性から使い始めたこれらのガジェット。もはや人間はこれなしには生きられないほど依存している。
またVRに至ってはビデオドロームそのものと言って良いだろう。ヘッドマウントディスプレイに投影された映像を、虚構と分かっていながら現実と錯覚してしまうあの感覚は今だからこそ分かるものがある。
機械と人間の主従関係の逆転を、クローネンバーグは当時主流だった「ビデオ」で表現したのではないだろうか?
脈打つビデオや人間を誘うテレビ、機械と人体との融合。どれもこれらを視覚化したメタファーに感じた。
そう言った意味ではターミネーターやマトリックス、邦画なら鉄男とも通底しているのかもしれない。機械と肉体が融合した描写はどの作品でも見られている。
主人公が機械に肉体を侵食されながらもどこかマゾヒスティックに見えてしまうのは、機械と肉体の融合の先に新人類になりうるというという欲望があるからかもしれない。
インプラントが進んだ世界になった時、更にこの映画が楽しめるようになるに違いない。
セクシャル&バイオレンスを売りにしているケーブルTV会社の社長が、とある裏ビデオを見てしまったことにより狂気の世界へと迷い込んでしまう、というサスペンス・スリラー。
監督/脚本を担当したのは『ザ・ブルード』『スキャナーズ』のホラー映画界のレジェンド、デヴィッド・クローネンバーグ。
あらすじから「呪いのビデオの恐怖を描いたバカバカしいB級ホラー映画かしらん?」と思い鑑賞したが、本作はバカ映画とは真逆の、文芸的かつ風刺的なハードコアな作品だった。
クローネンバーグ作品は本作の4年後に公開された『ザ・フライ』は鑑賞したことがある。
『ザ・フライ』でも描かれていた、異形へと姿を変えた者の悲しみのようなものは本作でも描かれている。クローネンバーグ作品に共通するテーマなのかな?
本作の印象は…、とにかく難しいっ💦
主人公のマックスは「ヴィデオドローム」という幻覚作用を引き起こすビデオを鑑賞したことにより虚構と現実の境界線があやふやになってしまう。
このため、今起こっている出来事のどこからがリアルでどこまでがフィクションなのか、観ている観客も惑わされてしまう。
例えば、「ヴィデオドローム」に侵されたマックスは、お腹にグロテスクな差し込み口がついた「ビデオ人間」へと変貌を遂げる。
この変化はマックスの幻覚であるともとれるし、超常現象により本当にマックスの体に変化が現れたととることも出来る。「現実など認識の問題でしかない」というセリフが示唆的&印象的。
どちらにとるかによって本作のジャンルは大きく変わるが、そこは観る者の解釈に任せられるところなのだろう。
話の筋は明快。
マックスのケーブルTVを乗っ取り国民を洗脳しようとする悪の結社の陰謀が描かれており、最終的にはこの試みは失敗に終わる、というもの。
…にも拘らず、話の展開が頭に入ってこない!
M気質なヒロインが話の途中でいなくなり、その後どうなったのかがよくわからない。殺されたのか?それとも初めから存在しなかったのか?
裏世界に通じていたおばちゃんはどうなったの?あの死体はリアル?幻覚?
オブリビアン教授と彼女の娘ビアンカはどういう立ち位置のキャラクターだったの?特にビアンカは一体何者?
という風に、物型の細部を非常に曖昧に作ってある。
これらの要素が映画の強烈なビジュアルと相まって、観客の脳味噌はぐるんぐるんとシェイクされてもはやパープリン状態🧠🤯
映画の半分も理解できてない気がする…😅
テーマとしては過剰なまでの暴力やセックス描写の危険性を説いている、と考えていいのかな?
あとはフィクションと現実の境目が消滅することへの危惧とか?
こういったテーマ性は少々説教くさいものの、現代でも通用する…というよりインターネットの普及した現代の方がより身近に感じられるのかも。
「ヴィデオドローム」は幻覚作用を引き起こすために本物の殺人や拷問を視聴者に提供するが、今やネットの世界にはこの「ヴィデオドローム」の映像よりももっと過激なものも転がっている。
芸能人へのSNSでの誹謗中傷が問題となり自殺者も出ているが、これも現実とフィクションの境目が分からなくなったものが攻撃しているのだと考えれば、この映画で描いている恐怖は単なる絵空事ではないのかも…。
VFXは今見るとチープにも感じられるが、それが逆に面白い映像になっている。
脈動するビデオテープとか、ミニョーンと伸びるテレビ画面とか、視覚的に面白い🤣
眼鏡屋のオッさんの死に様が異様にグロかったのは監督の趣味?
80年代初頭の作品で、そこまでエログロを表現することができなかったのだろうが、「ヴィデオドローム」の映像があまり過激に見えなかったのは問題点かな…。
このため、「ヴィデオドローム」のやばい組織感がちょっと薄い。
「ヴィデオドローム」って眼鏡屋のオッさんと海賊盤扱ってるニイちゃんの2人でやってるのかな…?
とにかく難解で、ただのホラー好きの一般人にはオススメ出来ない!
正直最近見た『テネット』より難しかった💦
難しい映画が観たい!という人にはオススメ!