嘆きの天使(1930) プロット

「サンダーボルト」「女の一生」のジョゼフ・フォン・スタンバーグ氏がウーファ社に招かれて渡独監督した映画である。原作はハインリヒ・マン氏の筆になるもので、それに基づきカール・ツックマイヤー氏及びカール・フォルモラー氏が潤色し、「東洋の秘密」「死の花嫁」のロベルト・リープマン氏が脚色し、「悲歌」「アスファルト」のギュンター・リッタウ氏と「悲歌」「死の銀嶺」のハンス・シュネーベルガー氏が撮影を担当した。主演者は「裏切者」「罪の街」のエミール・ヤニングス氏で、助演者として新しく抜擢されたマルレーネ・ディートリッヒ嬢、「タルチュフ」のローザ・ヴァレッティ嬢、クルト・ゲロン氏、ハンス・アルバース氏等が出演するウーファ特作映画。「アスファルト」「悲歌」と同じくエリッヒ・ポマー氏が製作指揮に当っている。

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嘆きの天使(1930)コメント(2)

Nsxhmskgpoi
Nsxhmskgpoi
この映画の超要約的ストーリーとしては、
悪女に翻弄されて破滅していく男の話として
紹介されることが多いかと思うが、
何十年ぶりかで再鑑賞して、
違う印象を持った。

多分、彼は自ら破滅していったのだろう。
彼が社会的に認知されるのは
教授の地位があってのことなのに、
踊り子に熱を上げ過ぎて教授の地位を失う。

踊り子も、彼の自分を真剣に守ろうとする
姿勢に共感した部分もあったろうが、
結婚を受け入れたのは彼が教授だった
との要因も欠かせなかったろう。

だから、彼女は社会的地位も収入も失った
彼の代わりに他の男性に興味が移った
だけなのだから、
必ずしも彼女が悪女とは言えないだろう。

結婚当初、彼女は、教授の地位を失った
彼の状況を理解していたにも関わらず、
彼は自らの知性を活用すべき行動も
起こさない。
そしてヒモのような立場から、終いには、
元教授の道化師という客寄せ的役割を
受け入れられず、破滅する。

理性が感情に完全に敗北した
瞬間だったろうか。

彼は、彼女からの受動的な要因で破滅
していったのではなく、
自らの主体的な要因により破滅していった話
として認識し直した再鑑賞となった。

この手の話の原点みたいな映画で、
今となってはストーリーに新鮮さはないが、
デフォルメの効いた構図と陰影の
ドイツ表現主義を強く感じさせる要素満載
で、飽きずに鑑賞出来た。
Gnintateseirv
Gnintateseirv
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コミカルな中にも教授の一途な想いが伝わってくる。50過ぎまでずっと独身を通していた教授はお世辞にもいい男とは言えないが、学校をくびになり、思い立ってローラにプロポーズして彼女は見事に受け入れた。旅の一座と行動を共にするようになったが、すでにヒモ生活をするようになったラート。ようやくピエロとして舞台に立つ決心をするが、次の目的地は故郷の“嘆きの天使”だった・・・

退廃的な魅力満載のナイトクラブ。舞台裏でのやりとりが多かったが、表舞台での魅力もたっぷり。真面目一筋だった男の末路は見事に表現されているのだ。結婚できたのはいいけど、まるで彼女の奴隷。愛するがゆえに嫉妬心も激しい。再起をかけてピエロとなる道を選んだのに、ローラを口説く男が現れたため気が気でならない。そして生徒たちが多数観客としてあふれているクラブで、仁王立ちになったラート元教授。手品師の助手としてだったが、とても楽しめるものではない。舞台裏へと暴れはじめたラートだったが、やがて放浪の末、元いた学校へと向かい教壇に突っ伏して死んでしまう・・・

恋多き女の歌が彼女の人生を表していて、まじめな男が水商売の女に惚れるなよ!という教訓でもあるかもしれない。虚しい・・・