50% 欲しいです,合計 115
レビュー | 共有する
彼女のいない部屋 プロット フランス 08月26日 2022 劇場で
赤い部屋の恋人 プロット アメリカ 03月08日 2003 劇場で
メビウスの悪女 赤い部屋 プロット 日本 08月21日 2020 劇場で
裸の天使 赤い部屋 プロット 日本 04月02日 2021 劇場で
橋からの眺め プロット フランス・イタリア合作 01月01日 1900 劇場で
とおいらいめい プロット 日本 08月27日 2022 劇場で
眺めのいい部屋コメント(11)
イタリア・フィレンツェを旅行中のイギリスの良家の令嬢が、ホテルの“眺めのいい部屋”を交換してくれた事をきっかけに出会った青年とのロマンス。
原作はE・M・フォースター。アイヴォリーは本作後、何度かフォースターの小説を映画化するが、『モーリス』は同性愛を扱い、『ハワーズ・エンド』は閉塞的な英国上流階級世界を描いたシリアスなのに対し、明朗な作風。
ユーモアも感じられ、観光気分のフィレンツェ、のどかなイギリス田園地方のピクニック。映像・美術・衣装の美しさは言うまでもなく、劇中彩るクラシック音楽は作品に合い、この時代この世界への憧れすら抱かせる。
血を吐いて倒れた男性を見て失神するほど麗しかったヘレナ・ボナム=カーター。今ならつい、“アバダケダブラ”の呪文でも掛けたのではないかと…(^^;
マギー・スミス、ジュディ・デンチ、ダニエル・デイ=ルイスら今ならKO級の映画界を代表するイギリス名優たちの若かりし頃とアンサンブルも見もの。
勿論単なる英国コスチューム恋愛劇ではない。
まだ封建的だった時代、階級や身分を越えた自由な恋愛。内面の成長や女性の自立などに一石投じる。
そういったメッセージやテーマを込めつつ、“眺めのいい部屋”から始まった恋を描いた、何ともロマンチックな作品!