天と地

6.7/10
合計15件のレビュー
ジャンル   プロット
ランタイム   00分
言語   英語
地区   アメリカ
書かれた   オリバー・ストーン
劇場で   12月25日 1993
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天と地 プロット

ゲリラから娼婦に、そしてアメリカ軍人と恋に落ちて渡米、異なる文化圏での生活を経た後に、再び祖国の地を踏んだヴェトナム人女性の数奇な運命を通して、ヴェトナム戦争の意味を問う大作。実在する女性レ・リー・ヘイスリップの同名回顧録を原作に、「JFK」のオリヴァー・ストーンが監督・脚色。「プラトーン」「7月4日に生まれて」とともにストーンの「ヴェトナム三部作」を成すといわれる。製作はA・キットマン・ホーとロバート・クライン。エグゼクティヴ・プロデューサーは「スリー・リバーズ」のアーノン・ミルチャンと「クリフハンガー」のマリオ・カサール。撮影はストーン作品の常連であり「ア・フュー・グッドメン」のロバート・リチャードソンがそれぞれ担当。音楽は日本から「十五少女漂流記」の喜多郎が参加している。主演は本作が映画初出演のヘップ・ティー・リーと「JFK」のトミー・リー・ジョーンズ。「抱きしめたいから」のジョアン・チェン、「キリング・フィールド」のハイン・S・ニョール、「ハリウッドにくちづけ」のデビー・レイノルズらが脇を固めている。

天と地 俳優

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天と地コメント(3)

Posimnskgxh
Posimnskgxh
ベトコンゲリラだった少女が都会に出て妊娠して米軍兵と結婚してアメリカに渡って生活するという一代記。運命に翻弄されっぷりが凄まじく、また戦争シーンは迫力があるものの、そもそもベトナム人女性の人生に関心があまりないので2時間半もある映画を最後まで見るのが苦痛だった。

こういった誰々の一代記という映画を最近立て続けに見ていると、こうこうこうでこうでありましたと場面場面が流れていって物語としての醍醐味があまりない作品が多い。実話に基づいているから仕方がないのかもしれないが、その点『わが母の記』は「あの時母はなぜあんな事をしたのか」というミステリー要素があって見事だった。
Voklolyebcl
Voklolyebcl
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天と地(93年・アメリカ)

いつもの如く、家族が借りてきた作品だ。原題がHeaven & Earthだとはいえ、この工夫のない邦題はいかがなものか。日本では海音寺潮五郎の小説(「天と地と」)と角川映画のイメージが強いから、タイトルだけでパスした人はけっこう居たかもよ。
鑑賞前に、オリバー・ストーン監督(しかもベトナム戦争もの)だと知る。きっと暗い内容だろうなあ…と想像。その予感は当たりだった。
ベトナムの農村風景がとても美しい。田園で働く人たちの姿も美しい。
しかしこの村は、日中は政府軍の影響下におかれ、夜はベトコンに支配される。比較的裕福だった主人公レ・リーの実家は田畑ともに焼かれ、家族の分裂が始まる。生活を破壊される農民たちの腹立たしい思いが、数分のシーンで表現されている。兄二人はベトコンに身を投じたものの母は処刑されかけ、スパイの疑念をかけられたレ・リーは政府軍から拷問を受ける。とにかく映画の前半はひたすら暗く重い。
母や姉と一緒に田舎を捨てて都会に出たものの、出来ることは限られる。姉は娼婦に、母とリーは住み込みの家政婦・子守りに。安住の地をみつけたと思いきや、リーは男前の旦那様と恋に落ちて妊娠。母ともども、奥方に追い出されるハメとなる。

母娘の関係が端的ながらリアルに描かれている。母はリーを傷つける言葉を投げつけると思えば、軍から助けてくれたり一緒に街を出たり、だが例の一件からリーを置いて故郷に帰り、最終的には立場を分つ。立場や体面、先祖の祭祀などを気にし行動の指針とする母は非常に東洋的だ。

2時間を超える長い作品だが、そのわりには端折り過ぎに感じた。この劇的な半生を描くのに削れるエピソードはないと断じたのかもしれないが、たくさん盛り込んだはいいが何が言いたいのか分かりにくくなってしまった。リーが自分の感情をさらけ出すのは、アメリカに渡ってからだ。ああ、もしかしたら洋の東西の違いを際立たせるために、ベトナム時代のリーにはあまり意見を言わせなかったとか…?
HslCieeestnni
HslCieeestnni
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巨匠のベトナム戦争三部作
プラトーン
7月4日に生まれて
天と地

今回は天と地を観ました。
プラトーンよりも数倍も良かったけれど、やはり戦争はダメ絶対!というメッセージが要所要所に描かれています。
もちろん、今作は実話に基づいたもの。
そして全ての女性に観てほしいと思いました。
何故なら今作はベトナム戦争をベトナム人女性側の視点で映していて素晴らしいからです。
だけど観たら、それはもぉ苦しくなりました。
攻撃、無法地帯、レイプ、拷問、戦争精神病…
それはそれは皆が傷ついて、それでも前を向いて日々を生きる姿が描かれている。
時代の流れに翻弄されるベトナムの人々。
先進国は何故、他国を乗っ取ろうなんて考えるのか皆目見当つかないけど、、、私。
だけど、これは決して他人事じゃない明日はわが身の日本です。それをシッカリ自覚して観なきゃいけないと思いました。

さて、今作の名言の備忘録…
戦争精神病の旦那から逃げている時の僧侶の言葉
★相手に改心するチャンスを与えることが出来なかったら自分の負い目を増やすだけだ。
もし相手を見捨てたら、自分を救う機会さえ失うだろう。
★悟りへの道は決して広くも安全でもなく険しく容易ではない。
天気のいい日だけ歩いても決して目的地には到達しない。道を誤らないように。
父親のいない子供は屋根のない家のようなものだ。

戦争精神病で夫が亡くなった時
★この家は住むには適していない。
表口から裏口へ一直線だ。
入ってくる全てのものが表口から裏口へ抜けていく。お金も幸福もだ。全てが通り過ぎる。

家族と再会した時の兄の言葉
★もう昔のことだ、水に流そう。
ただ明日にすがるだけ。
やっと明日が来ても、また戦争だ。

母の言葉
★戦争が作り出したものは沢山の墓だけだよ。
墓の中には敵はいない
涙は神様が悲しむ人間に、お与えになる慰めよ。私はもうダメ。激しい風で涙も枯れ果てたわ。

最後の主人公の言葉
★運命に逆らえば苦しみ受け入れれば幸せになる。
復讐の連鎖を永遠に断ち切る。
全てに因果があるなら、弱気の時、強くなれと教え、恐れる時、勇気を持てと教える。
混乱したら利口になれと教え、耐えきれなければ手放せばいい。
永遠の勝利は心で掴むのだ。