ダイヤルM
プロット
アメリカ
10月24日 1998 劇場で
ヤウンペを探せ!
プロット
日本
11月20日 2020 劇場で
アイドルを探せ(1987)
プロット
日本
01月01日 1987 劇場で
アイドルを探せ(1963)
プロット
フランス
01月01日 1900 劇場で
殺人者を消せ
プロット
日本
09月19日 1964 劇場で
親分を倒せ(1963)
プロット
日本
06月22日 1963 劇場で
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ダイヤルMを廻せ!コメント(12)
登場人物も魅力の一つです。悪役は雰囲気が出ていて素晴らしかったです。衣装やセットも細部まで気にしていて関心しました。
前半は会話劇。
ほぼアパートの室内だけで物語が進む。
原作が舞台劇だからだ。
ヒッチコックは、妻殺しの計画を遂行しようとした夫がパーティー会場であう想定外の障害を描くことで捻りを効かせている。
しかし、グレース・ケリーの美しさときたら、もうどうしようもない❗
一見貞淑そうで清楚な美女が、不貞の妻なのだから困ったものだ💦
夫と朝食前の挨拶にしては深いキスを交わすシーンで幕を開け、次のシーンでは愛人とも熱い口づけ。
夫といるときは白いドレスだったが、相手が変わると真っ赤なドレスに衣装替え。
愛人との一時の方が情熱の赤なのだ。
衣装替えではもうひとつ、事件の夜のネグリジェ姿。
なんと艶(あで)やかなことか。
原作が舞台劇なのでトリックにリアリティを欠くが、良くできたストーリーだ。
愛人の推理作家が完全犯罪など成立しないと言い、実際夫の計画は想定通りには進まない。が、予想外の結果を有利な方に利用する対応力が夫にはあった。
愛人が女を救うために夫に提案する偽装が、夫の未遂に終わった計画そのものという面白さ。
疑念を抱いた刑事の真相究明は、『刑事コロンボ』か『古畑任三郎』だ。
この映画は3Dで撮られている。
といっても、赤と青のセロファンレンズのメガネをかけて見る、あれだ。
グレース・ケリーが襲われるシーンがいかにも「飛び出す」絵の構図だ。
他にも人物の手前に調度品があったり、鍵をカメラに向かって差し出したりと、立体を意識した絵作りが見られる。
35年くらい前だろうか、劇場で3D版を観た記憶がある。
『アバター』以降に旧作の3D化が流行った時期があったが、本作は3Dリニューアルされなかったと思う。
刺激的なアクションがあるわけではないから、今さら3Dで観たいという需要はないのだろう。
最新の技術で3D復元されたグレース・ケリーを観たいと思うのは私だけか。
トニーはマーゴと別れることよりもマーゴを殺害し彼女の資産を得る計画を考えつき、大学の同窓生スワンを脅し、彼にマーゴの殺害を依頼した。
完璧な殺害計画に生じた綻びと予想だにしない方向に展開していく不可解な殺害事件を理論的に読み明かしていくヒッチコックが贈る本格的な倒叙ミステリー作品。
サイコパスや謎の組織など怪しいおかしい人物が出てくることが多いヒッチコック作品の中でも王道的な論述的ミステリーであり、ある意味異色の作品となっている。
些細な矛盾から発覚した、事件発生時に起きていた誰も知らなかった小さな事実が明かされ、決定的な証拠になってしまうという展開が非常に面白く、さすがサスペンス映画の神様と称されるヒッチコックと深くうなづいてしまう内容であった。
それを読み解いていくのが切れ者のハバード警部だが、その手際が実にいやらしく用意周到なもので当初のマーゴ犯人説を全否定することなく、しっかりと可能性に入れた上での捜査方法であり、非常に敵に回したくない人物として描かれている。
全ての可能性を考慮して、いよいよ真犯人と睨んだトニーをハメる当日の作戦でハバード警部の思うようにトニーが動き、ラストの帰宅シーンに繋がるツボに入ったように気持ちいいラストとなった反面、ハバード警部の鋭さが怖すぎることを表していた笑。
シンプルだが複雑な展開で頭痛くなるかもしれないが、現代でも通用する素晴らしいミステリー作品。
やはりヒッチコックは偉大だな。。
ちなみに「北北西に進路を取れ」はつまらない。
小説でもそうだけれど、まだ駆け出しのほうが勢いがあっておもしろい作品が多い。
その典型ということで。
コミカルだし、単純だし、現実性があるとかないとかどうでもいい。
現実性がなかったとしても、それを魅せることができるかどうかが監督、役者の腕前なので。