酔っぱらった馬の時間
プロット
イラン
10月05日 2002 劇場で
ポケットいっぱいの涙
プロット
アメリカ
01月22日 1994 劇場で
聖杯伝説
プロット
フランス・西ドイツ・イタリア合作
01月01日 1900 劇場で
蜜がいっぱい
プロット
イタリア
07月08日 1970 劇場で
フィッシュチャイルド ある湖の伝説
プロット
アルゼンチン・フランス・スペイン合作
01月01日 1900 劇場で
にっぽんぱらだいす
プロット
日本
10月04日 1964 劇場で
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聖なる酔っぱらいの伝説コメント(4)
ブラインドフューリーの方が良かったかな。
44歳で亡命先のパリで病死したオーストリアのユダヤ人作家ヨーゼフ・ロートの自身の想いを吐露したかのような小説(1939年死後出版)の映画化。暗い過去を背負いセーヌ川の橋の下に暮らすホームレスに起きる奇妙な出来事を走馬灯のような回想を交え淡々とつづってゆく。悪人でもないし粗野でもないので感情移入できなくはないがホームレスの境遇を思うと心静かと言う訳にはいかない。異国の地で孤独で酒に溺れ若くして死んだ原作者の苦悩が作品ににじみ出ているかのようで気が重くなる。迷える羊に神は何度となく手を差し伸べるが真の救いは御許に召させることだったとは・・。ベネチア国際映画祭(1988年)で金獅子賞をとったくらいなので観る人が観れば違うのでしょうが、楽しい気分にさせてくれるお酒ではないことだけは確かです。
それにしても、クズだ、人の施しや、偶然手にしたお金はすべてお酒に消えていく。
挙句、えらそうにタクシー代やら、食事代をおごる始末。
自立しようという意識なんて、これっぽっちも見せない。
でも、そんな弱者を受け入れる社会がこの時代にはあった。
ちゃんとしたくても、できない人がいる。
ノーブレスオブリージュ。持てる人は、持たない人を救う責務がある。
ルトガー・ハウアーは幸せに逝った。すべての酔っ払いに美しい死を与え給え。
ちゃんとしたくても、ちゃんとできない人がいる。そういう人たちを見捨てない社会であって欲しい。