ザ・デッド <ダブリン市民>より(1987)
プロット
アメリカ
09月03日 1988 劇場で
廃市
プロット
日本
01月02日 1984 劇場で
市子
プロット
日本
12月08日 2023 劇場で
地下の民
プロット
ボリビア
10月24日 1990 劇場で
人民警察
プロット
西ドイツ
07月03日 2021 劇場で
民衆の敵(1946)
プロット
日本
04月25日 1946 劇場で
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市民ケーンコメント(20)
これだけの演出を、わずか25歳で成し遂げた凄さ。
どうすればこんなことが出来るわけ??
天才なの??
最初に出てくる球の中そっくりの一軒屋で、そりで遊ぶケーン。そのそりについていたのが、ローズバッドであることが観客には燃える暖炉の映像で最後示され、観ている人間
に謎が明かされる。
死に際と、妻に去られた時に思い出したのは、愛をひたすら求め叶わなかった家族3人での暮らしということか。そう読解したのだが、ただ、どうもすっきりと腑には落ちていないところも少し有る。
愛されることだけを求めて、本当に愛することを知らない。上昇志向で、闘うだけで、妥協することや折り合うことを知らぬケーン、市民に友人に二人の伴侶に見放され孤独な、可哀想と言われてしまう大富豪の末路。これって、やっぱり安易なアメリカンドリームの痛烈な批判ということか。結局、成り上がりきった人間が最後に想いをはせたのは自分のルーツであったというストーリーなのだろうか。
成り上がる渦中のケーンを演じるオーソン・ウエルズは、下から見上げる映像も相まって、俳優として抜群に魅力的で、将来の大統領候補にも十分に見えてしまう。勿論、看板から天井突き抜けて降りるカメラワークや集合写真のはずが動き出す等、幾つかの映像は本家ということでか、さんざん真似されたとは言え、今でもなお印象的。また、脚本家及び監督としてこれだけの複雑な手の込んだ完成度の高い映画を作り上げた彼の年齢が25〜26歳ということでも、驚愕。まさに天才的映画作家。ただひたすら感心はするが、感動は覚えないのは何故なのだろうか。