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ガンジーコメント(16)
インド独立の偉大な立役者という知識しかなかったため、彼がどうして、何を思い、行動に乗り出したか知れてよかった。
ただ、彼の悲願だった統一国家での独立ではなく、宗教の違いによる分離独立となってしまった、彼の悲痛な思いは計り知れない。
ヒンドゥー教、イスラム教、それぞれ独立に向け立ち上がったもの同士が衝突し、殺し合ってしまう。そして、この暴動によって非暴力を訴えていたガンジー自身が暗殺される、なんて悲劇なんだと思った。
しかし、彼の不屈の意思は絶えることはなく、キング牧師、ネルソンマンデラと着々と受け継がれ、世界中の人々に影響を与えたことには間違いない。
てか、ベン・キングズレー、今の方が若くないか笑?
マハトマとは「偉大なる魂」と言う意味で本名ではなかったのですね
本名はモーハンダース・カラムチャンド・ガーンディー
そして聖職者でもなかった
この映画を見るまで彼か何者で何をした人なのかさっぱり分かりませんでした
人はよく他人に「こうすればいいのに」とか言うでしょ
でもそれは違うんじゃないかなってずっと思ってました
みんなそれぞれ考えて行動しているだろうしその考えをこちらがどうこう言うのは筋違いだと思うからです
ガンジーの言葉にこんなのがありました
「他人に変わって欲しければ、
自ら率先して変化の原動力となるべきだ。」
自分が変らなければ、自分が変らないのに人にどうこうは言えませんよ
3時間あるこの映画を眠い目をこすりながらも魅力的なガンジーに魅せられて最後までしっかりと見ることができました。
インドはまだ新しい国だったのですね、かなりインドに対するイメージが変わりました、そして神のようなガンジーの偉大さに気付かされました。
非暴力と不服従今日から我が家で実行したいと思います。
もう暴君の時代ではないのですよ。
独立に至るまで苦難の連続だったことを表現するために2度の大きな対立を丁寧に描いた為に188分間でも忙しすぎて、全体を通して主人公であるガンジーの心情描写が少なかった様に思う。
淡々と史実を追った"インド独立まで"の映画になってしまっている。
しかし、ガンジーそっくりのキングスレーの演技は熱意に燃える姿と弱々しい姿との抑揚が素晴らしかった。
青年から老人になるまでを違和感なく演じる器量には圧巻だった。
ガンジーは結果として「インド独立の父」と称賛される存在になった。映画の中で彼のやっていることは非暴力による植民地支配への抵抗。しかし、それは滞在先の南アフリカでの、人種差別への抗議運動から始まった。この時から、彼が抵抗する相手は国家の枠を超えたものだったのだ。
ガンジーの直接的な抵抗の相手は植民地支配なのだが、その視点だけで彼の運動を見るといろいろな矛盾を感じてしまう。しかし、映画の中の彼の発言、行動からは、彼が戦う相手は宗主国イギリスにとどまらず、世界の抑圧、貧困、侮辱だということが分かってくる。
そして、その戦いは仲間からの理解を得ることが難しく、ときに信頼を失い、彼らの離反を招くこともある。そのことに対して、ガンジーは粘り強く、誠実な言葉と勇気ある行動で周囲を説得するのだ。
権力獲得のゲームという意味での政治とは、身近な仲間の利害を尊重することから始まる。ガンジーはそうした政治とは一線を引き、その外側から人々を動かそうをした。
このことがどれほどの勇気を必要とするかを映画は語る。
インドの農村のように、ガンジー自身は物静かな人間だ。しかし、カメラがとらえたその美しい風景のように、単純で粘り強く生きていく人間をベン・キングスレー体現している。名演である。