海辺に生きる孤独な女性と流れついた男の情熱的な愛を描いたラヴ・ロマンス。「地獄の黙示録」など映画化作品でも知られる文豪ジョゼフ・コンラッドの短編小説『Amy Foster』の映画化で、監督には「三人のエンジェル」のビーバン・キドロン。脚本・製作総指揮はティム・ウィロックス。製作はポリー・タプソンとチャールズ・スティール。撮影は「キャリア・ガールズ」のディック・ポープ。音楽は「マーキュリー・ライジング」の名匠ジョン・バリー。美術は「エメラルド・フォレスト」のサイモン・ホランド。編集はアレックス・マッキーとアンドリュー・モンドシェイン。衣裳は「オセロ」のキャロライン・ハリス。出演は「ハムナプトラ
失われた砂漠の都」のレイチェル・ワイズ、「ザ・クロウ」のヴァンサン・ペレーズ、「ゴールデンボーイ」のイアン・マッケレン、「パーフェクト・カップル」のキャシー・ベイツ、「ファイアーライト」のジョス・アックランドほか。
輝きの海コメント(2)
嵐の中で踊るレイチェル・ワイズが美しいです。そして、洞窟の中の水の中という変わったシチュエーションでのラブシーンが良かったです。ストーリーよりも映像がいい。
異国の遭難した男を助け、愛した薄幸な女性。彼女は彼が自分が愛してやまない海からの贈り物だと受け止めます。閉鎖的な小さな村でずっと奇人扱いされてきた彼女と、やはりよそ者として不当な扱いを強いられた彼との灯火のような愛が、美しい情景の中でドラマチックに描かれていきます。
映画「ピアノ・レッスン」と類するタイプの作品です。レ イ チ ェ ル ・ ワ イ ズの澄んだ深い瞳と表情が素晴らしいです。すべては序盤のあのシーンへと還っていく。
海は母体。そんなことを思い出しました。また観たくなる作品の一つです。