アルジェの戦い

7.3/10
合計16件のレビュー
ジャンル   プロット
ランタイム   121分
言語   まだ情報はありません
劇場で   10月08日 2016
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アルジェの戦い プロット

1954年から62年にかけてフランスの支配下にあったアルジェリアで起こった独立戦争を描き、66年のベネチア国際映画祭で金獅子賞を受賞した戦争映画の名作。ジャーナリスト出身のジッロ・ポンテコルボ監督が、目撃者や当事者の証言、残された記録文書をもとに、戦争の実体をドキュメンタリータッチでリアルに再現。アルジェリア市民8万人が撮影に協力し、主要キャストには実戦経験者を含む一般人も多数参加。戦車、武器類はアルジェリア軍より調達された。アルジェリアの首都アルジェのカスバでオールロケを敢行し、5年の歳月をかけて製作。エンニオ・モリコーネが音楽を担当している。ベネチア映画祭でグランプリにあたる金獅子賞を受賞した際、現地入りしていたフランス代表団が「反仏映画」として反発し、フランソワ・トリュフォーを除く全員が会場を退席したという逸話が残されている。67年に日本初公開。2016年に、オリジナル言語版のデジタルリマスター版が公開。

アルジェの戦い 俳優

アルジェの戦い 写真

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アルジェの戦いコメント(14)

Ohxmskpisng
Ohxmskpisng
アルジェリアもテロを行ったが、テロは国際社会の理解を得られないと認めてもいる。ISや北朝鮮は国民の為に戦うとしつつ、教育を与えない、女性を虐げる、食料がなく飢えさせる等、実態は矛盾している。国民の為に戦うなら、相手国の応戦も国民の為だから、共通部分の相互理解から和解への道がある。自分の為に戦う者とは、相互理解はなく、殲滅しかない。
luzkme
luzkme
民衆自らが勝ち取った自国の「自由」「独立」。
フランスの植民地であったアルジェリアの民衆たちが、自ら立ち上り「独立」「自由そして「希望」の言葉を勝ち得た姿が、鋭く描かれている。フランスへの恨みを込めたテロを
繰り返し起こしながら自国を自分たちものにする姿が、しっかり描かれている。
デジタルマスターオリジナル映画であり、モノクロ映画であるためか、リアルに描かれて
いて緊迫性を増幅させている。息つく暇がない。男も女も子供も一丸となってフランスへ
立ち向かう姿が映画作品とは思えない。
音楽担当が「ニュー・シネマ~」のモリコーネ氏であった
が、そんなにインパクトは感じられなかった。
Erwancflurdyro
Erwancflurdyro
救急車で無差別に乱射するシーンなんて近々にフランスで起こったテロを思い出してしまう。

どちらが悪くて残虐でみたいな感情論は皆無で淡々と事実を描いている本作を鑑賞している側は複雑な気持ちになる。

サッカーの親善試合も気楽に出来ない両国の今も拭えきれない感情が存在していて戦争は終わったがソレ以外は何も終わっていないのか?

映像に史実もさる事ながら音楽が素晴らしくて緊張感が際立つ。

ただ戦争映画のジャンルに置くだけでは済まない異様な何かが。
btdpacg
btdpacg
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映画「アルジェの戦い」(ジッロ・ポンテコルボ監督)から。
1967年に日本初公開。製作国が「イタリア・アルジェリア合作」
当時は、ものすごく話題になったらしい。
2016年に、オリジナル言語版のデジタルリマスター版が公開。
これだけでも、好奇心旺盛の私は、興味をそそられた。
観賞後の感想は、よくフランスがこの作品を許したなぁ、だった。
フランスからの独立戦争を、アルジェリア側の視点で描いたこと、
それも、独立して間もない時期に製作されたこと、
まだ当時の興奮が続いている中での撮影であったことなど、
リアルすぎる表現に驚きを隠せなかった。
こんな台詞がメモされた。
「戦争も革命も同じだ」「テロが有効なのは、最初だけ」
「勝利を決めるのは、民衆の行動だ。ストの意味もそこにある」
「結果がどうあろうと、世界に我々の存在を知らせることはできるはず」
そして、この台詞で、幕を閉じる。
「革命を始めるのは簡単ではない。続けるのは、さらに難しい。
勝つのはそれ以上だ。
だが本当の困難が始まるのは、戦いに勝利したあとだ」
当時から「テロが有効なのは、最初だけ」という台詞を残し、
テロは、きっかけに過ぎないことを明言していることにも驚いた。
戦争映画って、どちらの立場で描くか、大事な要素だし、
是非、フランス側から描いた「アルジェの戦い」を観てみたい。
cjvyga
cjvyga
1966年に公開され、ヴェネツィア国際映画祭で金獅子賞を獲得するほか、世界中で高く評価された一作。あれからが50年、ドキュメンタリー・タッチのモノクロ映像がもたらす衝撃は今なお微塵の色褪せも感じさせない。登場人物たちの怒り、焦燥などをクローズアップで克明に捉えるカメラワークも徹底しているし、何よりも街のあちこちで時限爆弾が炸裂するテロ場面などは、よくもこれほどの迫真のリアリティで描けたものだと感心する一方、世界の歴史や現実を突きつけられたかのようで心が凍りつくのを感じる。

今をときめく大御所の中には本作を信奉してやまない人も多数存在する。例えばアルフォンソ・キュアロンはその筆頭だ。未来世界をドキュメンタリー・タッチで描いた『トゥモロー・ワールド』の冒頭のテロ爆破などを見比べてみると、そのあまりの影響ぶりに頭をなぶられたような衝撃を受けるはず。映画史を紐解く上でも重要な一作と言えるだろう。