蒲田前奏曲
プロット
日本
09月25日 2020 劇場で
結婚行進曲(1951)
プロット
日本
12月28日 1951 劇場で
旅芝居行進曲
プロット
日本
09月22日 1984 劇場で
ビー・バップ・ハイスクール 高校与太郎行進曲
プロット
日本
01月01日 1987 劇場で
101匹わんちゃん大行進
プロット
アメリカ
07月21日 1962 劇場で
ドリフターズですよ! 前進前進また前進
プロット
日本
10月28日 1967 劇場で
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蒲田行進曲コメント(16)
松坂慶子が若くて美人でびっくり笑
終わり方も気持ちよくてすがすがしかった
今では特別なことではないが、当時、メジャー映画会社の撮影所で他社作品を撮影するのは、前代未聞の珍事だったという。その辺の入り組んだ事情はさて置き、とにもかくにも何度観ても前のめりになってしまうほどの中毒性がある、味わい深い深作欣二監督作である。
愛すべきツッコミどころは数え切れないほどあるが、それを補って余りある役者陣の熱演。
銀ちゃん、ヤス、小夏……誰も彼もが愛すべきキャラクター。そして39段の階段落ちのシーンからの、ニヤリとさせられるエンディングまで、とにかく素晴らしい。
邦画洋画問わず、その後も撮影所を舞台にした作品は幾度も誕生しているが、やはり原点というべき「蒲田行進曲」は日本映画界にとって欠かすことのできない財産といえるのではないだろうか。
ヤクザ映画の神:深作欣二監督が、つか流人情コメディも無難に撮れることを証明してみせた喜劇映画の傑作。
大部屋俳優ヤスの小夏への一途な純愛と、映画に対するひたむきな愛情の狭間で揺れ動く姿に感動した。
風間杜夫と平田満との台詞のやりとりが小気味良く、この頃の松坂慶子の美しさは、彼女のキャリアの中でも絶頂期だったかも。
賛否両論のあったカーテンコールについては、個人的には賛成派。
深作組の楽しさが、画面から伝わって来る最高の楽屋オチだと思う。
古きよき時代の活動写真の情熱が感じられる1本!
再見して故深作欣二の偉大さとともに映画への愛をまたしても受け取ってしまう。松坂慶子の濡れ場における突然の雷とか、スタジオ内の池田屋のセットが突然結婚式へと変化するシーンとか、あちこちでカットバックの上手さも秀でている気がする。主演の3人は語り尽くせないほどあるけど、故郷に錦を飾ったところで、ヤスの母親・清川虹子の演技がとてもよい。風呂に入ってからもいいが、入る前に悲しげなまなざしをヤスに向けるところは最高峰。
30年経って調べてみると、ヤスのモデルとなった汐路章という俳優が山田という名で出ているらしいこと。東映と松竹の確執とか、松竹の野村芳太郎がそのために『キネマの天地』を作ったとか、色々あったのですね。
大人になれば理解できる部分もある。ヤスが暴れて部屋を無茶苦茶にするほどの精神状態。以前は気にならなかったのに、他人の子をも押し付けられることになることに無性に腹が立ってくる。小夏にも当り散らすが、よく見ると、彼は小夏のお腹にモノを当てないようにしているのだ。みかんは飛んじゃったけど・・・