男はつらいよ 葛飾立志篇

6.8/10
合計13件のレビュー
ジャンル   プロット
ランタイム   97分
言語   日本語
地区   日本
書かれた   山田洋次
劇場で   12月27日 1975
この映画を見たい?
 映画を見たい    しない

50% 欲しいです,合計 180

レビュー  |  共有する 

男はつらいよ 葛飾立志篇 プロット

“男はつらいよ”シリーズ第16作目。今回は教養を身につけようと心機一転して学問を始めた寅さんを描く。脚本は「同胞
はらから」の朝間義隆、原作・監督は脚本も執筆している同作の山田洋次、撮影も同作の高羽哲夫がそれぞれ担当。

男はつらいよ 葛飾立志篇 俳優

男はつらいよ 葛飾立志篇 Related

キラー・ナマケモノオンラインで映画を見る
キラー・ナマケモノ
プロット  アメリカ
04月26日 劇場で
猿の惑星 キングダムオンラインで映画を見る
猿の惑星 キングダム
プロット  アメリカ
05月10日 劇場で
ほなまた明日オンラインで映画を見る
ほなまた明日
プロット  日本
03月23日 劇場で
オッペンハイマーオンラインで映画を見る
オッペンハイマー
プロット  アメリカ
03月29日 劇場で
ゴーストバスターズ フローズン・サマーオンラインで映画を見る
ゴーストバスターズ フローズン・サマー
プロット  アメリカ
03月29日 劇場で
トランスフュージョンオンラインで映画を見る
トランスフュージョン
プロット  オーストラリア
05月10日 劇場で
クイーン・オブ・ダイヤモンドオンラインで映画を見る
クイーン・オブ・ダイヤモンド
プロット  アメリカ
05月10日 劇場で
システム・クラッシャーオンラインで映画を見る
システム・クラッシャー
プロット  ドイツ
04月27日 劇場で
鬼平犯科帳 血闘オンラインで映画を見る
鬼平犯科帳 血闘
プロット  日本
05月10日 劇場で
ブリックレイヤーオンラインで映画を見る
ブリックレイヤー
プロット  アメリカ・ブルガリア・ギリシャ合作
03月22日 劇場で
インフィニティ・プールオンラインで映画を見る
インフィニティ・プール
プロット  カナダ・クロアチア・ハンガリー合作
04月05日 劇場で

男はつらいよ 葛飾立志篇コメント(10)

xshbov
xshbov
修学旅行中のじゅんこ(桜田淳子)がとらやをおとずれる。
そのときのドタバタが数ある男はつらいよのなかでも出色の楽しさだった。

とうぜんながら、じゅんこの母=おゆきさんは寅さんのどれあいではなく、したがってじゅんこは寅さんの娘ではない。が、おいちゃんとおばちゃんは周章狼狽。ちょうど帰ってきた寅を問い詰める。

じゅんこは母を昨年亡くしている。母と親交のあった寅さんを父親だと思っていて、上京に寄せてとらやをたずねたのだった。

彼女は母が亡くなったことを「あの、おじさん、母は去年死にました」と言うのだが「亡くなりました」ではないところに情緒が据わった。少女が肉親の死を死ぬという直截な言葉遣いで言うとむしょうに迫るものがある。
──短いシークエンスに喜怒哀楽が詰まっていた。

もうひとつ印象的なのは、おゆきさんの墓参りをした寺での、寅と和尚役の大滝秀治の会話。
寅「おっしょさん、わたしにはおゆきさんのきもちがよ~くわかります。わたしも学問ないから、いままで悲しいことや辛いことをどれだけしてきたかわかりません。ほんとうにわたしのような馬鹿な男は、どうしようもないですよ」

和尚「いや、それはちがう。おのれの愚かしさに気がついた人間は愚かとは言いません。あなたはもう利口なひとだ。おのれを知る、これが何よりもだいじなことです。おのれを知ってこそ他人を知り、世界も知ることができるというわけです、あんたも学問なさるといい。四十の手習いと言ってな、学問をはじめるのに早い遅いはない。子曰わく、朝(あした)に道を聞けば夕べに死すとも可なり」

16作目でマドンナは樫山文枝。ゲストが小林桂樹。教養ある人に虚勢はる寅が楽しくて、全編笑える、男はつらいよの最高作(の一つ)であると思う。

寅さんが何らかの「にわか」状態になると人々をあざけるシーンがある。よくうらての印刷工場へ入って「労働者諸君」と言って真面目な人をばかにする。現実ではもちろん、架空でもこれができるのは寅さんだけである。このあざけりがいちばんたのしいのは源や近所のひとに「あいかわらずばかか」というやつだ。なんど言いたくなったかわからない。が、もちろん現実で使ってはいけない。
fvboes
fvboes
ネタバレ! クリックして本文を読む
寅に土方と間違われる考古学の先生が大変なチェーンスモーカーでおかしな人で、部屋が汚いところやラブレターで告白するなどとてもよかった。先生のチームと、タコの印刷会社チームで野球をする場面が楽しくてもっと見たかった。とらやに下宿するマドンナの礼子さんは、先生を振り、寅は勝手に振られた気になっていたが、勉学一筋であったので無神経な感じがしなくてよかった。寅が勉学に励むのだが、本人がそれを志したわけでもなく歴史の勉強をしていて方向性がおかしい。

桜田淳子がかわいかった。
gndvfc
gndvfc
いつ観ても面白い!140.2017.7.31
snymoex
snymoex
夢のおやじ復活。
桜田淳子が初々しい。実の子騒動、おかしくもあり、悲しくもあり。
例によっての下宿マドンナ。樫山文枝、庶民的で感じよし。今回は学問の大切さを問う。己を知るか、なるほど深い。伊達メガネは爆笑必至。他にも数えきれない小ネタが満載。振られた者同士のエンディングも愉快だ。
名作に挟まれた地味な印象だが、なかなかどうして…本作も充分名作と言えよう。
Xpnmgshokis
Xpnmgshokis
「男はつらいよ」ファンだけでなく邦画ファンなら一度は見ておきたい1本。
冒頭で寅さんを実父だと思い、とらやに訪ねて来るウブな女学生は、今や統一教会の立派な広告塔。