異人たちとの夏

6.8/10
合計14件のレビュー
ジャンル   プロット
ランタイム   108分
言語   日本語
地区   日本
劇場で   09月15日 1988
この映画を見たい?
 映画を見たい    しない

50% 欲しいです,合計 131

レビュー  |  共有する 

異人たちとの夏 プロット

中年のシナリオ・ライターが、幼い頃死んだはずの両親と再会する不思議な体験を描く。山田太一原作の同名小説の映画化で、市川森一が脚色。監督は「日本殉情伝
おかしなふたり
ものくるほしきひとびとの群」の大林宣彦、撮影は「PARIS-DAKAR 15 000
栄光への挑戦」の阪本善尚がそれぞれ担当。

異人たちとの夏 俳優

異人たちとの夏 Related

アバウト・ライフ 幸せの選択肢オンラインで映画を見る
アバウト・ライフ 幸せの選択肢
プロット  アメリカ
03月08日 劇場で
津島 福島は語る・第二章オンラインで映画を見る
津島 福島は語る・第二章
プロット  日本
03月02日 劇場で
見知らぬ人の痛みオンラインで映画を見る
見知らぬ人の痛み
プロット  日本
04月19日 劇場で
PS1 黄金の河オンラインで映画を見る
PS1 黄金の河
プロット  インド
05月17日 劇場で
私ときどきレッサーパンダオンラインで映画を見る
私ときどきレッサーパンダ
プロット  アメリカ
03月15日 劇場で
コザママ♪ うたって!コザのママさん!!オンラインで映画を見る
コザママ♪ うたって!コザのママさん!!
プロット  日本
04月12日 劇場で
劇場版ブルーロック EPISODE 凪オンラインで映画を見る
劇場版ブルーロック EPISODE 凪
プロット  日本
04月19日 劇場で
あまろっくオンラインで映画を見る
あまろっく
プロット  日本
04月19日 劇場で
湖の女たちオンラインで映画を見る
湖の女たち
プロット  日本
05月17日 劇場で

異人たちとの夏コメント(20)

Xssgnopkmih
Xssgnopkmih
好不調の波が激しい大林宣彦監督の作品のなかでも、これは佳作だと思うよ。
壮年期の主人公の、早くに死に別れた両親を演じている片岡鶴太郎と秋吉久美子の飾らない演技が、見る者を感傷的な気持ちにさせてくれる。
小道具の冷えた缶ビールの使い方も秀逸だ。生者と死者の違いをさりげなく表現していた。死者である父親の手は、缶ビールを冷たく感じないのである。
ただ終盤の展開が、急にグダグダになってしまったのが惜しいなあ。😖
jnrusx
jnrusx
●亡き両親たちとの温かく優しい時間
●懐かしさに満ちた浅草の情景
●現代人の孤独を癒やす幽霊譚
Oeocgbynmue
Oeocgbynmue
ネタバレ! クリックして本文を読む
数々の名作を世に送り出した大林宣彦監督、謹んでご冥福をお祈りいたします。
尾道三部作他、若手俳優たちを多く発掘したことも映画界に残された大きな足跡だと思っています。懐かしのチャールズブロンソン『マンダム』のCMも大林監督だったんですね?Wikiで調べて初めて知りました。
※全く関係ありませんが、友達に「顎になんかついてるよ!」って言って顎を触った瞬間「う〜んマンダム!」っていうのが流行りましたねー。
原作の山田太一さんは『ふぞろいの林檎たち』をまず思い浮かべ、自分自身、同世代の主人公たちと学生時代、就活、社会人を同じように過ごさせてもらい、なんて我々の思いを代弁してくれるんだろうって感心したこと思い出しました。
映画の本題ですが「DESTINY 鎌倉物語」のようなファンタジックな物語かと思いきや、分類的にはホラー映画になんでしょうね?!幼い頃に死別した息子を悪い幽霊(怨霊)から救うために両親が当時のままの姿で現れます。当時にはできなかったキャッチボールや色々な会話、今半のすき焼きを食べながら消えてしまうシーンは、もう涙なしでは観られません。
大好きな映画『蒲田行進曲』の銀ちゃん役の風間杜夫さん、やはり少し臭めの演技、いい感じでした。
ほっこり心温まるとてもいい映画なんじゃないでしょうか。あまり話題にならなかったのがちょっと残念です。
Ceitsgenran
Ceitsgenran
懐かしがるわけではなく、鶴太郎が当たり前のように声をかけてくるのが良い。母、秋吉久美子はやたらと色っぽい。ラジコンやアイスクリーマーに興じる設定が良い空気を作る。大人の階段を登りきった男の心象風景か?
違う。これが主人公の内なる対話や妄想ではなく、本当に主人公の危険を察知した守護霊からのアプローチであることは、最後になって知らされる。出血大サービス。純粋な怪談エンターテイメント。シナリオはよく出来ている。しかし、見たいものとはちと違う。
Tgsaattrin
Tgsaattrin
ネタバレ! クリックして本文を読む
この作品の主人公は原田英雄と言い、最近離婚したばかりの売れっ子TVドラマの脚本家だ。
そして、或る年のお盆の季節に彼は、不思議な体験をしたと言う夏物語なのだ。
これは、一応ホラー映画に属する作品なのだろうが、ホラー映画と言うよりは、むしろファンタジー映画と呼んだ方が近いような作品だ。
それ故、普段は、ホラー映画を観る事はない私でも、この映画だけは、例外的に好きな映画として、何度となく飽きる事も無く、繰り返し観賞する事が出来ているのだ。

私は臆病な性格な為か、それとも子供の頃に幽霊を見た経験が有るせいか、理由は今ではハッキリとは解らないが、ホラー映画は普段は観ないのだ。
こんな、ホラー映画嫌いの私が、この作品を初めて観たその時のきっかけは何かと言えば、この作品の監督が、私の大好きな、大林宣彦さんである事に加えて、物語の原作を尊敬する山田太一さんが執筆している事だ。
そして、キャスティングも、好きな俳優さんが偶然揃っていて、この映画は、自分の為に創られた作品ではないのか?と錯覚を起こしてしまう程にお気に入りの作品なのだ。
そして、何度も何度も観ているくせに、これを観る度に、総て分かっているのに、号泣してしまう。
今日も、このレビューを書く為に、再度、見直すと、また、決まって同じ処で、泣き出す始末で、自分自身でも、呆れ果てているが、涙が勝手に出て来てしまうのだ。
仏教では、本当かどうかは解らないが、亡くなった人の魂がこの世に残した家族に会う為に、年に1度だけ帰って来るシーズンがお盆だと信じられている。
そして、人々は、帰省して、墓参りをして、先祖供養を行う習慣が今でも有る訳だ。
私は、この映画を、お盆なので観ているけれど、墓参りには行っていない、親不孝者の私である。それ故に、この映画の原田と自分を重ね合わせて観てしまうから、涙が止まらなくなるのかもしれない。
この作品の終盤、ちょっぴり死霊が、原田の前に変幻した姿を現にするのだが、そのKEIと言う原田と同じマンションの住人だったと言う女性の亡霊のCGが決まらないのが、当時の邦画の技術なのか、予算の問題で巧く綺麗にみせる事が出来なかったのか、心残りの点も有るには、あるのだ。原田の特殊メイクも今一つ巧くないのは残念だ。
しかし、40歳で離婚して、子供との関係も巧く築いてくる事が出来なかった、原田の元に、原田の亡き両親が会いにやって来ると言うお話は、やはり、ホ-ムドラマを多数書き続けて来た、山田作品ならではの、最高の人情話になっている点こそが、本作の素晴らしさなのだと思う。
最近の医学研究の発表では、ホラー映画を観ると他のジャンルの作品を観るよりも、消費カロリーが多い事から、ホラー映画は、ダイエット向きだと言う統計がアメリカでは出たらしい。美容と健康の為に、これからホラー映画を観る事を習慣にするのも良いらしい!
と言う事で、8月のお盆のシーズンのお薦め映画としてこの作品を推薦したい!