50% 欲しいです,合計 142
レビュー | 共有する
殺し(1962) プロット イタリア 03月09日 2013 劇場で
破戒(1962) プロット 日本 04月06日 1962 劇場で
王将(1962) プロット 日本 11月23日 1962 劇場で
復活(1962) プロット ソ連 03月13日 1965 劇場で
大氷原(1962) プロット 日本 04月22日 1962 劇場で
花と竜(1962) プロット 日本 12月26日 1962 劇場で
ロリータ(1962)コメント(10)
ハンバートがロリータのベッドの匂いを嗅ぐのは二葉亭四迷へのオマージュだろうか?
全体的に笑える滑稽な描写が多く難しい印象や悲観的になるイメージが?最後までスッキリ楽しめる。
最初から最後まで自由奔放なロリータに好んで人生を狂わせられる教授先生が再会してヨリを戻そうと涙を流したりで情けないケド父親が娘にしてあげるコトを最後はシッカリ成し遂げて。
まぁ、教授先生の本望では無いのだけれどロリータの一人勝ち!?
主人公のクズぶりとロリータの母親のバカっぷりに呆れながら見た。
映画を観ながら親娘に挟まれて、娘の手を握る演出には笑いが漏れた(笑)
ロリータも作中にビキニで出てきた時がピークとしか思えなくて、母親のアホさ加減から、娘が良く見えたのだろうか?オッサンの迷いは解るが、ロリータも小生意気な年頃の娘でしかなく、何が良いのか私には理解出来ないまま終わってしまった(笑)
年端もいかない娘が好きで好きでたまらない主人公を視点に物語が進んでいく。アブない映画だと思ってみたらほんとに危なかった。
冒頭で酒瓶だらけになった家を、足元を気にせずぼうっと歩いていた意味がだんだんわかっていく構成が気持ちいい。
あとホテルでホテルマンの黒人と補助ベッドをそぉっと設置するシーンはずっと笑える。
終盤、息苦しいような何とも言えないやりきれなさを感じる。あそこでロリータを(殺意を持ったかもしれないが)撃たなかったことが唯一の救いであり、ハンバートは最後まで彼女への愛を突き通したことになる。去り際もいいね。
娘を持つ世の男親には、きっとこの過保護な主人公の背中の気持ちがわかるはず。
ああ、なにかが目覚めそうでいやだ。
わたしはロリコンではありません。