めまい(1958) プロット

アルフレッド・ヒッチコックのフィルモグラフィの中でも傑作と名高いミステリーサスペンス。刑事ジョン・ファーガソンは、逃走する犯人を追撃中に屋根から落ちそうになる。そんな自分を助けようとした同僚が誤って転落死してしまったことにショックを受けたジョンは、高いところに立つとめまいに襲われる高所恐怖症になってしまう。そのことが原因で警察を辞めたジョンの前に、ある日、旧友のエルスターが現れる。エルスターは自分の妻マデリンの素行を調査してほしいと依頼。マデリンは曾祖母の亡霊にとり憑かれ、不審な行動を繰り返しているという。ジョンはマデリンの尾行を開始するが、そんな彼の見ている前でマデリンは入水自殺を図り……。原作はフランスの作家ボワロー=ナルスジャック(ピエール・ボワロー&トーマス・ナルスジャック)のミステリー小説。ジョンが見る悪夢やヒロインによる真実の告白など練り上げられた演出が冴える。日本初公開は1958年。2014年、特集企画「スクリーン・ビューティーズ」の第3弾「ヒッチコックとブロンド・ビューティー」にて、デジタルリマスター版が公開。

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めまい(1958)コメント(20)

abqpko
abqpko
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久々の鑑賞。
前半はやはり死ぬほど眠い。この映画の面白いのはマデリンが死んでから。

スコティは終始自己中で未練タラタラすぎて気味悪いし、ミッジも控えめながらスコティへの執着心が気味悪い。
マデリン(ジュディ)はほんまに綺麗。殺人の共犯はともかく、スコティへの恋心は本物やったわけやから、最後かわいそう。

悪夢のシーンが最高にエキセントリックで美しい。マデリンが甦るシーン、スコセッシが絶賛していたけど確かに美しい。美しさの裏側に男の欲望が露骨に見えて最高に変態じみている。

それ以外のシーンも、サンフランシスコの風景と相まって全て美しい。レストランの真っ赤な壁や、真っ白な教会など、ヒッチコックは色の使い方も上手い。
マデリンのドレス、車、シスコの海、ホテルエンパイアのネオンなど、全体に施されたグリーンが、良い意味で目に毒。堪らない。
iqbltq
iqbltq
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ヒッチコックは変態です。私も変態です。ですからこの映画が大好きです。嫌がるジュディを無理やりマデリンに仕立てていく時のジェームズ・スチュワートの目はほとんど変態です。ヒッチコックはここでも映画=フェチズムであることを教えてくれています。
tkklvb
tkklvb
こんな話だったのか…

おかしなミステリーかと思いきや
すごく辛いラブストーリー
それもすぐ変わり
サスペンスとなる、、

怖い
人が怖い
fzxuhfh
fzxuhfh
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唯一の足りなさは、ジュディの死で締めることから感じる。結構複雑な話をしていたのに対して、急なハプニングで終わるのは...

前半と後半で分けるなら、前半スコティがマンドリンを追うシーンが好きだった。謎めいた女を男性主人公の視点で追い、真相を追求するという心地よさ。また車から、ギャラリーからの覗き見も多く、心理的に快楽と優越感も生じるはず。このようなこともヒッチコックの多くの映画から見れるだろう。(【裏窓】が最も典型的だろう。

後半話は一変する。観客は客観的にスコティとジュディを見てスコティの狂いに恐怖を感じる。ここではもう男性のフェティッシュに注目する。その原因は、彼はマンドリンをずっと見ていたからだろう。ここでまた興味深いのは、ミッジはスコティは気になり、彼女の自画像を彼に見せる。ここでもまた女性は男性に見られることで存在する意味を求める。スコティの視線は事件解決の依頼のきっかけでマンドリンにあるからこそ、彼女のことが好きになることも示唆する。スコティは狂った変態みたい一方、また被害者でもあろう。これは心理学的な根拠もある。

ここでまたミッジの役を分析しよう。彼女は結構意味のない存在のように見えるがただスコティの情報の源。また深く考えると、観客は自分の想像も発揮すり余地があると思う。
例えば、彼女はギャラリーのその絵の作者だとか...実はマンドリンの話はどこまで嘘だったかも分からない。映画にもただ半分嘘ということを言った。もしミッジがその絵を描いたなら、スコティを愛する彼女は彼の視線を求めるため、また自分のも書いたこともできるだろう。もともとカーロットの情報も彼女が教えた本屋のオーナーからだし.....(考えすぎかもけど、こう思うとより一層面白さを感じる。

結構マイペースで進む映画だと人は言うが、結構充実していると感じる。
特に印象深かったのは、名シーンももちろん、マンドリンが川に飛び降りるところ、BGMで急にその動きと共に出てこっちも予想できた行動なのにそれ以上ビックして怖かった。まさにヒッチコックが使った音の力!!!
cxhrwdm
cxhrwdm
骨太な構成を感じる。今の時代はトリッキーなありとあらゆるサスペンスがあるから、さすがに新鮮に感じないが、落ち着いた物語運びに引き込まれる。