マルタの鷹

6.7/10
合計16件のレビュー
ジャンル   プロット
ランタイム   101分
言語   英語
地区   アメリカ
劇場で   01月01日 1900
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マルタの鷹 プロット

私立探偵サム・スペードはワンダリーという女性から仕事を依頼される。サムの相棒アーチャーがそれを引き受けるが、その後、彼は何者かによって殺害されてしまう。犯人を追うサムの前に現れる怪しい男たち。やがてサムは莫大な価値を秘めた彫像“マルタの鷹”の争奪戦に巻き込まれていく。ハードボイルド探偵小説の映画化であり、ジョン・ヒューストンの初監督作品。ボギーことハンフリー・ボガートの当たり役にもなった傑作ミステリー。

マルタの鷹 俳優

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マルタの鷹コメント(7)

cioazbe
cioazbe
ボガードはこの作品まで 40すぎまで下積みで ギャング役ばかりだったというが セリフも演技もしっかりしてる
ホームレスやギャング役のときと 探偵役では表情もセリフまわしも違う
cjvyga
cjvyga
ハンフリー・ボガートの速い台詞回しの語感が生む人物表現の深みと重みが素晴らしい。脇役ピーター・ローレの役者振りと巨体の悪役シドニー・グリーンストリートの存在感。たったひとつの心残りは、導入部のメアリー・アスターの登場シーン。贅沢な要求だが、ワイルダーの「情婦」におけるデートリッヒと比較して、謎の美女の効果が弱い。演出・演技の問題ではなく、女優の格の違いが残る。
脚本と演出は絶賛に値する。現代の映画人が制作したならば、およそ2時間は越える長尺を必要とするであろうが、1時間40分に纏め上げたことが全てを物語る。スピード感があり、それでいて不足なのもがない驚き。相棒アーチャーの未亡人と主人公スペードの絡みが巧い。ラストのワンダリーの本性を暴くスペードの、探偵が背負う宿命感もクライマックスとして凝縮されて、見事に物語を完結させる。
ジョン・ヒューストン監督のいぶし銀に輝く、デビュー作の傑作品。
uagcfhy
uagcfhy
DVDで鑑賞。

原作は未読です。

ストーリー自体はそれほど面白いとは感じませんでしたが、私立探偵サム・スペードを演じるハンフリー・ボガートのカッコ良さったらない! それを観るだけでも価値があるなと思いました。

ハードボイルドを全身で体現するかのような佇まいに惚れ惚れとしました。
ニヒルな表情と、自然と漂って来る色気に心底痺れました。
生まれ持った雰囲気なのかもしれませんが、一体どんな人生経験を積めばあれほどカッコいい男になれるのか…(笑)

彼のファッションセンスもすごく参考になりました。
スーツの着こなしが素晴らし過ぎて、思わず真似したくなるほど。
洗練されていて、まさにダンディズムの極致だなぁ、と…。

体の構成要素がハードボイルドとダンディズム、それに溢れんばかりの気品だなんて最上級の憧れです! あんな大人に、私はなりたい…。まぁ、どう転んでも無理でしょうが(笑)
lcqksx
lcqksx
総合40点 ( ストーリー:45点|キャスト:55点|演出:25点|ビジュアル:55点|音楽:60点 )

マルタの鷹というから欧州の話かと思いきや、サンフランシスコが舞台だとは思わなかった。

ハンフリー・ボガードは、相棒が突然死のうが依頼に来た女と突然キスをしようが訪ねてきた男に突然銃をつきつけられようが、いつも何があっても平然としていて態度が変わらない。そして銃をつきつけられるような危険な状況となっても、迫力のない格闘で悪党を殴れば相手は簡単に一発で気絶して倒れ込む。自分は撃たれないし死なないという物語の筋がわかっているから、自分は大丈夫で何事にも動じず主人公としての演技を邁進していますといわんばかりで、自分が命の危険にあるという緊迫感がまるでない。この演技と演出は古すぎて、現代の映画を見慣れているとまったく評価できない。
オーショネシーにカイロにガットマンに船長と、こちらから調査したり出向かなくても勝手にむこうからやってくるし、物語もずいぶんと主人公に便利なものだ。だいたい船長はどこにでも隠せたはずなのに、なぜ切り札の鷹をわざわざ信頼できる味方とは言い難いばかりか、そもそも会ったことも話をしたことすらないボガードのところにもっていこうとするのか理解出来ない。会ったばかりの怪しい嘘つき女に簡単に恋愛感情を持つようだし、交渉の場面も大金と命がかかっているという気がしない。
最後のほうは多少盛り上がり、オーショネシーの迎える結末がちょっと面白いくらい。ハードボイルドの基本ともなった有名作品ということで期待していたが、特に評価できるところもなかった。今では基本から発展して基本よりもはるかに優れた良い作品がいくらでもあり、自分にとっては本作は名前倒れのくだらない作品だった。
snahqvv
snahqvv
ハードボイルドかつフィルムノアールの古典として超有名
脚本家上がりのヒューストン監督だけに脚本がよく練り込まれており、一筋縄ではいかないお話を手際よくまとめてある
映像も陰影を意識した撮り方が内容にマッチして雰囲気を盛り立てている
ハンフリー・ボガード初主演の出世作でも有名だが、脇役陣の的確な配役と役柄のキャラが引き立つ良い演技をみせる

ハードボイルドの主役の映像イメージは、本作で確立されたと言って良いだろう
襟を立てたトレンチコートにハット、ダブルのスーツ、咥え煙草
このスタイルイメージはカサブランカでも踏襲されてハンフリー・ボガードのイメージそのものとなり、分かち難くなっている
今ではもはやハードボイルドという記号だ

サンフランシスコの地名が時折でてきて、どの辺かと楽しめる
冒頭にチラリと写る金門橋は本作公開の4年前にできたばかり
カイロの財布から出てきたチケットはGeary Theaterのもので、今も都心のユニオンスクエアの近くに実在する

カイロが持っていたパスポートはギリシャ、フランス、イギリスの3冊で、ギリシャ生まれの混血で多重国籍を示すものだろう
もしかしたらギリシャだけは本物で、後は偽造かも知れない

ファットマンが語るマルタの鷹の由来は、後半は映画用のホラ話だが、前半は何となく正しい
中世の聖ヨハネ騎士団がエルサレム、ロードス島と撤退の末、シチリア王よりマルタ島を借りることになる、その賃料は毎年マルタ島の鷹一羽だったという歴史の有名なエピソードだ
今もマルタ共和国として独立国家