君の誕生日

8.0/10
合計29件のレビュー
ジャンル   プロット
ランタイム   120分
言語   韓国語
地区   韓国
書かれた   イ・ジョンオン
劇場で   11月27日 2020
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君の誕生日 プロット

「オアシス」「ペパーミント・キャンディー」のソル・ギョングと「シークレット・サンシャイン」「ハウスメイド」のチョン・ドヨンという韓国映画界を代表する演技派の2人が、「私にも妻がいたらいいのに」以来18年ぶりに共演し、夫婦役を演じたドラマ。2014年に韓国で起こったセウォル号沈没事故を初めて正面から題材に取り上げた作品で、事故で息子を失った夫婦の喪失感や愛情を描いた。先にこの世を去ってしまった息子スホへの思いを抱きながら生きるジョンイルとスンナム。スホがいなくなってから初めて迎える息子の誕生日が、母スンナムは息子がいない現実を認めるようで恐ろしくてたまらない。一方のジョンイルは、息子が亡くなった日に父親としての役目を果たせなかったことに罪悪感を抱いており……。

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君の誕生日コメント(4)

sthjvfg
sthjvfg
泣くって感情は特別なもの。【全米が泣いた】とか【号泣しました】とか、どんだけ涙腺弱いねんって思っていた。私の感情がおかしいだけなのかも知れませんが、、、。でも、この作品はそんな私の感情でさえ爆発させてくれました。涙活したい方にお勧めしたい。
mqwbsk
mqwbsk
ネタバレ! クリックして本文を読む
酷く哀しい事が起こるとさらにもっと酷く哀しい事を求め許せてしまう。
だから愛しい人のものは何でも思い出します
記録や手紙や写真などを... 振り返らせてください。

あれから6年...
もうそんな月日が経ったのかと...

この映画は、ドキュメンタリーとかモキュメンタリーという映画のジャンルや人の感情、特に哀しみの枠組みを超えたものになっています。
yydlkb
yydlkb
百戦錬磨の俺だけど
過去一泣きました
oscvkdi
oscvkdi
本作は2014年4月のセウォル号沈没事故を題材にしつつも、セウォル号事件はこの作品のクリティカルなテーマではない。
実際、事件に関する背景や事故原因、一方的な解釈、責任の追及等は全く触れられていない。

何の前触れもなく、一瞬のできごとで家族のひとりがこの世からいなくなり、残された家族一人ひとり、家族関係が昨日までとは全く別のものに変わってしまう、そんな関係性の破壊と再生の過程を丁寧な描写で描いている。

天災でも人災でも、「家族の死をどうむかえるか」、受けとめかたは100家族いれば100家族とも違うはず。政府や関係者は補償金を払って、早々に幕引きをしたいと思っていると思うが(それはどこの国でも同じ光景)、時間はかかっても遺族それぞれに寄り添った丁寧なアプローチが必要だ。

長男スホをセウォル号沈没事故で失った、家族3人の思いはそれぞれ微妙に違っている。

Jeon Do-Yeon演じる母スンナムは自責の念と、海外に離れて暮らしていた夫への行き場のない感情、そして娘イエソルとの不自然な親子関係。遺族仲間に想いを打ち明けることもなく、社会との関係性を自ら断ち孤独に苛まれている。

Sul Kyung-Gu演じる父親ジョンイルは、事件当時家族のもとにいてやれなかった(理由は後々明らかにされる)苦悩と、自分を責める妻スンナムに戸惑いつつも、寄り添い力になりたいと家族の再生を願い静かに語りかける。

妹イエソルは母親の苦悩を頭で理解しつつも、自分にきちんと向き合ってくれない母(洋服を兄の分だけしか買ってこなかったシーンはとても切ない)と、兄を突然失ったため、自然な感情を押し殺し、努めて明るくいようとしている。父親が再び現れて、戸惑いながら徐々に感情を取り戻していく。

本作の圧巻は息子スホの誕生会。家族3人の感情のズレやわだかまりが溶け、昔の思い出とともにあらたに息子と向き合っていこうという気持ちが芽生えてくる。
会の参加者それぞれの思い出の語りがとても自然でドキュメンタリーのよう(本事件の多くの遺族とのインタビューや誕生会にも参加してきたとのこと)。
誕生会を頑なに拒否してきた母親スンナムが、息子スホがいかに多くの人に愛され今も彼らのなかに生き続けているかを知り、彼女の表情が徐々に「溶け」て再生していくようだ。

分断や苦悩に満ちた現代。社会や家族のなかでの「共感」の力をふたたび取り戻す。苦しんでいる、身の回りの人にそっと寄り添う。そんな強い力や思いをもらう映画だ。