エイブのキッチンストーリー プロット

《エイブのキッチンストーリー》異なる文化を背景にもつため対立しがちな家族の絆を、手作り料理でつなげようと奮闘する少年の成長を描いたヒューマンドラマ。ニューヨーク・ブリックリンに暮らし、イスラエル人の母とパレスチナ人の父を持つ12歳のエイブは、文化や宗教の違いから対立する家族に悩まされるなか、料理を作ることを唯一の心の拠りどころにしていた。

そんな自分のことは誰にも理解してもらえないと思っていたエイブは、ある日、世界各地の味を掛け合わせた「フュージョン料理」を作るブラジル人シェフのチコと出会う。フュージョン料理を自身の複雑な背景と重ね合わせたエイブは、自分にしか作れない料理で家族をひとつにしようと決意する。

Netflixの大ヒットシリーズ「ストレンジャー・シングス
未知の世界」のウィル役で知られるノア・シュナップが映画初主演を務め、等身大の少年エイブを好演。ブラジル人の映画監督で、YouTuberや雑誌記者などの顔ももつフェルナンド・グロスタイン・アンドラーデが、自身の半生をベースに描いた。

エイブのキッチンストーリー オンライントレーラープレイ

エイブのキッチンストーリー 俳優

エイブのキッチンストーリー 写真

エイブのキッチンストーリー Related

劇場版 怪獣は襲ってくれないオンラインで映画を見る
劇場版 怪獣は襲ってくれない
プロット  日本
03月29日 劇場で
ソウルメイトオンラインで映画を見る
ソウルメイト
プロット  韓国
02月23日 劇場で
越後奥三面 山に生かされた日々オンラインで映画を見る
越後奥三面 山に生かされた日々
プロット  日本
04月27日 劇場で
アバウト・ライフ 幸せの選択肢オンラインで映画を見る
アバウト・ライフ 幸せの選択肢
プロット  アメリカ
03月08日 劇場で
決断 運命を変えた3.11母子避難オンラインで映画を見る
決断 運命を変えた3.11母子避難
プロット  日本
04月12日 劇場で
i aiオンラインで映画を見る
i ai
プロット  日本
03月08日 劇場で
私ときどきレッサーパンダオンラインで映画を見る
私ときどきレッサーパンダ
プロット  アメリカ
03月15日 劇場で
No.10オンラインで映画を見る
No.10
プロット  オランダ・ベルギー合作
04月12日 劇場で
ジャン=リュック・ゴダール 遺言 奇妙な戦争オンラインで映画を見る
ジャン=リュック・ゴダール 遺言 奇妙な戦争
プロット  フランス・スイス合作
02月23日 劇場で
オリガ・スミルノワのジゼル in cinemaオンラインで映画を見る
オリガ・スミルノワのジゼル in cinema
プロット  115分
03月08日 劇場で
ラブリセット 30日後、離婚しますオンラインで映画を見る
ラブリセット 30日後、離婚します
プロット  韓国
03月29日 劇場で
変な家オンラインで映画を見る
変な家
プロット  日本
03月15日 劇場で

エイブのキッチンストーリーコメント(3)

vjnxeo
vjnxeo
ネタバレ! クリックして本文を読む
You are mixing fusion with confusion.
12才になるエイブのバースデー・パーティ。 母親と父親、両祖父母も含めた第5次中東戦争でも勃発しそうな勢いのある両家族の不仲なところの描写が、3つのバースディ・ケーキにそれぞれ"Avram"・"Ibrahim"・"Abe" と名前が書かれているうえに、どれにもろうそくの一本もなく、バースデー・ソングを3か国語で歌うなんて...
その不仲さを何とか "フュージョン料理(fusion cuisine:多国籍料理)" でもって、仲を取り持とうとするエイブの奮闘ぶりをジッピーさ溢れるコミカルな映画に、しかもブラジルのラテン系フィルムスコアにのって、映画「エイブのキッチンストーリー」は描かれている。 ただし、とても塩辛く、酸っぱいテイストも... 料理映画だけに

Well... you shouldn't cook when you are in a bad mood.
この映画「エイブ・・・」は主人公を大人ではなく、しかも少女でもない、12歳の少年に設定したことで、とても分かり易い立場に描かれていて、しかも脚本家として、パレスチナ系アメリカ人のラミース・イサックとジェイコブ・カデルが加わっているので、シチュエーションがはっきりとしている。しかも舞台がリベラルなニューヨークって、人種や色々な階層や職業の人が集まる街って?
Variety誌のインタビューに脚本家の一人、ラミース・イサックが語っていた。「映画「エイブ・・・」は、コロナウイルスが蔓延している最中、家で見るのに最適なものかもしれません。 監督のアンドラーデは、エネルギーと熱意を持って映画製作をしています。その強みの中には、映画がその子供のキャラクターや観客に対して決して見下したような上から目線では語っていないところを挙げることができます。」 amazon.com では$0.99 でレンタル中... 悪しからず。

My name is Abraham Solomon Ode. Some people call me Abraham,
some Avraim, I get Ibrahim, sometimes Avi, but I prefer Abe. I really
just prefer Abe.
Just Abe.
ある南の島国でシェフとして、いや4th chef の立場だったもんで、シェフとは呼ばれないかもしれないけど、働いていたレストランは、旅行関連の雑誌には必ず載るほどの有名なところで、しかも港の目の前の立地条件もすこぶる良かった。この映画に関しては、エイブが床に落ちた野菜を拾って、そのまま調理台に戻すところを何も言わないチコの態度やバックヤードを含めキッチンが異常にデカイのは、本当にあるのか疑ってしまうし、ただカメラ映りの良さだけなら、この監督さんはレストラン自体を知らない製作者というお坊ちゃんが作った映画と言えるかもしれない。'そんなのあたりまえだろ!'って言われると仕方ないけど... この映画の監督さんのアンドラーデって人、UCLAの監督・脚本家コースを修了ってバイオに載ってたけど授業料を含めた生活費だけでも単純に計算すると彼はブラジルのサンパウロ出身なので州外の生徒は割高となり、年間約695万円ほどかかり、日本の平均年収をはるかに超え、ブラジルでは8.4倍もの生活費を工面できるって、妬み半分、どうよって、ケチも吐けたくなるってもんで... ?
その南の島では、ロングステイ前のジャンプ段階として、YMCAをよく利用していたけど、そのYMCAの部屋の階上の窓からちょうど下を見下ろすと道路を挟んで高い塀に囲まれ、警備員が門の前で常駐しているユダヤ人小学校があったのを思い出す。ただ下校時の子供さんのお迎えの高級外車だけは覚えている。

I wish I could cook something communal that brings people together
what you do I was wondering if you teach me.
そんな映画でも見どころもあり、もちろん主演エイブを務めるノア・シュナップさんは気どりが無くハンサムさんだし、また彼に料理だけでなく人生観も教えるチコを演じていたセウ・ジョルジさんにいたっては、エイブに対しては厳しくもあり、諭すようなところもあり~のと監督の出身のブラジル人を中立な立場でしかも絵に描いたような存在感のある役者さんで、彼に会えたのは収穫と言えるかもしれない...

Israeli right condemns Arab-Jewish celebrity marriage as threat
- DW:ドイツ連邦共和国国営の国際放送事業体より
アメリカとイスラエルのユダヤ人の人口を合わせると全世界の80%を占め、古い統計では、2013年の非正統派ユダヤ人の結婚率は71%に対して全体は、58%と低くなっている。何故か? それは単純な事で正統派ユダヤ教を信じている、例えば山高帽にひげを蓄えた映画でもよく見かけるニューヨーカーの男の人達は、間違いなく敬虔なユダヤ教徒と言える。彼らは、古くから肌にナイフをあてるのを嫌がり、選民思想を信じていて、つまり、他民族、他宗教を信じる人との婚姻を禁じている。それとは違ってこの映画の主人公のエイブの父親がイスラム教なのが、この映画のミソとなっている。ムスリム社会での男性有利の立場が、たとえ異教徒であっても結婚ができるという事。だから正統派ユダヤ社会を描けるわけもなく、コメディとして中途半端でもあり、体たらくな締めくくり方をしている映画「エイブ・・・」の一丁出来上がりとなっている。 コメディだから許せる?

There’s something else. This contract doesn’t give you any blood at
all. The words expressly specify “a pound of flesh.” So take your
penalty of a pound of flesh, but if you shed one drop of Christian
blood when you cut it, the state of Venice will confiscate your land
and property under Venetian law.
シェイクスピアの16世紀後半に世に出された "ベニスの商人" ... この喜劇の戯曲に登場する商人となってるけど貿易商のイメージのあるシャイロックが、アントーニオとのいきさつから、1ポンドの肉を要求するくだりは、あまりにも有名なので割愛するけど、当時としたら、ユダヤの人たちは、自分の土地も持てず、宗教や選民思想による婚姻の結果、肌の色も違い差別の標的にされ、そのうえ、職業限定の立場で人の嫌がる"金貸し" しかできない境遇をうまく皮肉っていて、当然シャイロックはプロの金貸しとして、法律に精通しているのに、その裏を返され、しかも後ろ盾となる領主なんかにも切り捨てられる立場を描いている... この映画には失礼ながら、ベニスの商人の10分の1でもいいから、ユダヤ人をもっと茶化した映画にしたら... そんなの無理か? だって主演がカナダ系アメリカ人のユダヤの人ですから... ただし、1905年、アメリカに映画館が誕生し、それから繁栄を続けているハリウッドの陰には、職業限定の彼らの存在が不可欠という事。   ... 何か?
笑えないコメディであり、あっさりとした、シオニストのユダヤ人を描くことのできない物足りなさの残る  そんな映画です。
aafinfu
aafinfu
ネタバレ! クリックして本文を読む
東京国際映画祭にて鑑賞。非常にポップで大人から子供まで楽しめる見易い作品であり、映画祭に相応しい作品であった。

エイブは人種も宗教も異なる両親から生まれ育った。両親はその辺りに比較的マイルドさや理解はあるものの祖父母となるとまだまだ偏見や頑固さが残り、故に両親やエイブを巻き込みトラブルを頻繁に起こす。

エイブは料理、そして料理の師として仰ぐチコの影響から両親や祖父母の異なる文化や宗教、そして料理をフュージョンして家族を一つにしようと努力する。
時には料理を混じり合わせ、時には言語を混じり合わせたりする。それが返って勘に触りフュージョンする事がコンフュージョンを招く事にもなる。

どんなに努力しても一つになれない家族を背にエイブは家出をする。残された家族は中々エイブが見つからない事から不安になり一度落ち着く努力をする。初めてエイブが作った料理を冷静になった口にする。
異なる国文化の料理を口にし自分の体に入れる事でこの作品としては相手を理解する事に繋がり最後は一つになる。

便利でグローバル化になった時代になった今、自分と異なる文化、宗教そして価値観に触れる機会は増え、今後もどんどん増える事になるだろう。
時としてそれらが対になる事もあるだろう。それらにぶつかった際に何十年も培ってきた自信の価値観に変化を与えるのは決して容易ではない。ただそこから逃げてはいけない。時代はフュージョンする事、できる事を求められてるのかもしれない。

チコも劇中で語っていたが、それらがすぐに結果となりうまくいく事は容易ではない。ぶつかり失敗する事の方が多いだろう。ただそこから逃げてはいけない。問題にぶつかり少しづつ少しづつ変化を与えて、真なる答えを見つける事が大切なのだろう。
そういう事の積み重ねが今のグローバル化の時代も築きあげたのではないか。

この作品においては宗教や文化の違いを料理や家族関係においてフュージョンさせた。これら以外にもいくらでも異なる存在、対する価値観などはたくさん存在する。
それらを1つにまとめるのは大変難しい事だが、同時にまとめる事ができたら、新しいものを生み出し平和にまた一歩近づく。

時にはぶつかりや争いを避け異なる存在から逃げるのも大切な時もあるかも知れないが、この作品を見てフュージョンさせ新しいものを生み出す美しさ、素晴らしさを感じさせてくれる。そんな素晴らしい作品であった。非常に貴重な時間を過ごす事ができた。
zdvjkmy
zdvjkmy
ネタバレ! クリックして本文を読む
映画を観た後、直前にトレーラーを観てみた。トレーラーがこの映画の全てを伝えていると思った。この映画で、家族関係、親子関係、パレスチナ、イスラエル問題、フュージョン料理、異文化家族の板挟みのなかにいるエイブの葛藤、など盛り沢山にどこに焦点をおいてこのレビューを書こうか、なかなか決まらない。

Jorge Drexler - Milonga del Moro Judío この曲が好きだった。よかったら、コピペして聞いて。ユダヤ人でウルグアイ生まれの音楽家、医者

でも、このブラジルの監督(今は伴侶とロザンジェルスに住んでいる)の初めての英語の映画、これは何を言い表したかったのか?なぜ、この映画を作りたかったのか? それに。焦点を当てて自分の意見を書いてみる。

この『世界各地の味を掛け合わせた「フュージョン料理」を作るブラジル人シェフのチコと出会う』という文を解説から引用する。

チコはエイブ考えに同意し助け、エイブはユダヤ/パレスチナの両方の家族の心境を変えていった。ここに大切な役割を果たすのが、ブラジルバイーア州からきた、露天のフュージョン(融合)料理を営むチコ。チコはエイブに料理を教えただけでなく、家族が仲良くなるための秘訣を料理を通して教えた。それに、エイブの話を聞いて信じてくれた。(逃げるな、それに、向かいなさい。エイブ自身そのままでいなさいーチコのエイブに対するこのアドバイスはいいね。)

フュージョン料理はいろんな形で、進出していると思うが、固定観念があって頑固な両親や祖父母に伝統的な食材を使っていても、融合料理は理解されるのは難しい。それがよく出ているのを言語から探すことができる。エイブの呼び方もアラブでのとヘブライ語とでは違う。かれはエイブが好きだと言ってるからここで、エイブ、(それが題)と使うが、行方不明になったと思ってエイブを探すために名前を呼んでいるが、ここでも、料理だけでなく、アラブでとヘブライ語とで呼び合っている家族がコメディータッチになっている。ここで明らかに呼び合ってる声がフュージョン(日本語で融合)している。

それに、二つの文化からの融合の賜物であるのが(祖父はネガティブにエイブの前でいった)エイブのはずだ。エイブは二つの文化の料理を作って、感謝祭のテーブルに出す。基本的に二つの文化を大切にした融合料理の創作は仲違いしている家族の間で、エイブに生きる力をあたえている。結果は悲惨で、それぞれの家族の文化に簡単に受け入れられなかった。その後、エイブの自己逃避の結果、家族全員がエイブの作ったパレスチナとユダヤの融合料理を平らげた。最終的にはエイブの自己逃避がこの家族たちを一つにまとめたわけだが。融合料理はこのなかなおりの結果の過程になっている。

社会がグローバル化され、人間が生きていく上にいいことも、悪いことも、テーブルの上に出して話し合うことが必要になってくると。逃げてはだめだと。融合料理を作ることによって、お互いの文化の良さを一つの料理にすることができるのであって、この概念が世界の人々が生きやすくするために必要だと伝えていると思う。伝統を大切にして守る気持ちはもちろん大切だと思うが。各文化の料理にも素材、調味料などの共通点がある。ましてや人間が作るのだからもっと共通点があるはずだ。融合は共通点なのだ。米国大統領選挙で社会が分断されている。イスラエルのユダヤ人とパレスチナ自治区のパレスチナ人は分断の歴史を持つ。共通点を一緒に賛美しようではないか。世界を皆が住みやすいところにするために。そんな、映画だ。

好きなシーン
両親が感謝祭にどう家族を招待しようか話している時、エイブがパレスチナ料理とユダヤ料理の融合料理を感謝祭に考えだすシーンが好き。急に起き上がって、家族が一緒に楽しく過ごすようなことを検索すると、『東西Divan オーケストラ』の『フィガロ結婚』がひっかかってくる。これを聞きながら感謝祭の献立をたてる。ユダヤのパン、ハッラーにパレスチナのフムスをぬったりして、融合料理を考える。(このオーケストラはスペインに住んでいる、ユダヤ人、エジプト人やパレスチナ人など中東の融合楽団員で作られている。指揮者ダニエルバレンボイムがつくった)

共有する

関連映画

ぼのぼの クモモの木のこと オンラインで映画を見る ぼのぼの クモモの木のこと
プロット  日本
08月10日 2002 劇場で

ぼのぼの オンラインで映画を見る ぼのぼの
プロット  日本
11月13日 1993 劇場で

絵の中のぼくの村 オンラインで映画を見る 絵の中のぼくの村
プロット  日本
07月13日 1996 劇場で

桜の森の満開の下 オンラインで映画を見る 桜の森の満開の下
プロット  日本
05月31日 1975 劇場で

夜の牝 花のいのち オンラインで映画を見る 夜の牝 花のいのち
プロット  日本
10月18日 1969 劇場で

私の心はパパのもの オンラインで映画を見る 私の心はパパのもの
プロット  日本
06月13日 1992 劇場で

ニューリリース