第十七捕虜収容所

6.9/10
合計15件のレビュー
ジャンル   プロット
ランタイム   119分
言語   英語
地区   アメリカ
劇場で   02月23日 1954
この映画を見たい?
 映画を見たい    しない

50% 欲しいです,合計 148

レビュー  |  共有する 

第十七捕虜収容所 プロット

原作は、ナチス監視下のアメリカ軍捕虜収容所を舞台にしたブロードウェイのヒット劇。皆の協力のもと、脱走を試みた2人の捕虜が射殺される。仲間内から裏切り者がいるとの声が上がり、一匹狼のセフトンは真っ先に疑いの目を向けられる。なんとか疑惑を晴らそうと、ドイツ軍のスパイ探しをするセフトンだったが……。主演のウィリアム・ホールデンは、今作でオスカー俳優の仲間入りを果たし、その後も目覚ましい活躍を遂げる。しかし、1981年不慮の事故でこの世を去った悲劇の俳優である。

第十七捕虜収容所 俳優

第十七捕虜収容所 Related

アイアンクローオンラインで映画を見る
アイアンクロー
プロット  アメリカ
04月05日 劇場で
18歳のおとなたちオンラインで映画を見る
18歳のおとなたち
プロット  日本
03月01日 劇場で
ピクニック at ハンギング・ロックオンラインで映画を見る
ピクニック at ハンギング・ロック
プロット  オーストラリア
05月03日 劇場で
オリガ・スミルノワのジゼル in cinemaオンラインで映画を見る
オリガ・スミルノワのジゼル in cinema
プロット  115分
03月08日 劇場で
大阪カジノオンラインで映画を見る
大阪カジノ
プロット  日本
04月20日 劇場で
悪魔がはらわたでいけにえで私オンラインで映画を見る
悪魔がはらわたでいけにえで私
プロット  日本
02月23日 劇場で
革命する大地オンラインで映画を見る
革命する大地
プロット  ペルー
04月27日 劇場で
シネマ歌舞伎 刀剣乱舞 月刀剣縁桐オンラインで映画を見る
シネマ歌舞伎 刀剣乱舞 月刀剣縁桐
プロット  日本
04月05日 劇場で
辰巳オンラインで映画を見る
辰巳
プロット  日本
04月20日 劇場で
ザ・エクスチェンジオンラインで映画を見る
ザ・エクスチェンジ
プロット  ウクライナ
03月29日 劇場で

第十七捕虜収容所コメント(5)

saidrlg
saidrlg
『大脱走』と設定、雰囲気が似ていますね。大脱走が好きな方は本作も楽しめるかも、と思います。
本作は捕虜たちの日常がメイン。そして仲間内にスパイがいるのでは…という犯人探しの展開が描かれていきます。大脱走よりもコメディ寄りですが、シリアスな場面との対比がとても良かったです。

収容所の中でもワイワイ過ごす彼らを見ていると楽しくて、元気が出ました。

キャラも立っていておもしろかったです。特にアニマルとハリーは子供のようで、癒しの存在でした。そしてセフトン。最初はいけ好かない感じですが、格好いい。

ラストも上手い。そうくるか、とスッキリしました。
swgjrhg
swgjrhg
戦争映画は数多くあれど、捕虜収容所ものの映画は少ない・・・というナレーションで始まる。そして影の薄いクッキーの目線で語られる。

最初に脱走を試みた2人が射殺されるが、その後のスパイ容疑は微々たる事件の連続。順番が違ってたらもっとスリリングだったに違いないと思いつつ、ワイルダーの意図は完全に娯楽作を目指してたのだと考えを改めた。ドイツ兵に賄賂を贈り、ネズミ競馬を仕切ったり、ひどい味の酒を売ったりと、セコく稼ぐ男セフトン(ホールデン)。悲観論者というより、捕虜生活を楽しんでるとしか思えない。そして脇を固めるキャラにハリーとアニマル(ロバート・ストラウス)。このコンビには何度も笑わせてもらった。向いにあるロシア女の収容所に関するネタが多いのだが、望遠鏡では飽き足らず、白線を引きながら堂々と覗きに行くシーンは爆笑モノ。プレ『大脱走』を想像してたのだが、アメリカ人の陽気な部分を見せてもらった感じ。日本人捕虜だとこうもいかなかったろう・・・

スパイ容疑も皆からリンチを受けてひと段落ついた頃、チェスの駒を使った通信に気付いたセフトン。その頃、新たな2人の入所者があったが、その一人ダンパー(テイラー)が列車を爆破したことを仲間に語り、それが密告され拷問を受ける。最後はダンパーを救出するというストーリー展開になるのだ。

真犯人は警備係でもあったプライス(ピーター・グレイブス)。『スパイ大作戦』のジム・フェルプスの若かりし頃だ。皆で殺したらナチに報復されるだろうから、復讐のやり方をずっと一人で考えてたセフトン。ダンパーを救出すれば金持ちの母親から報奨金をもらえると踏んだ彼は、自ら救出&脱走を志願するのだ。そして、プライスを陽動作戦に使い、ドイツの哨兵に殺させる。「真珠湾攻撃はいつだった?」という質問が渋い。そりゃドイツ時間だ!てな感じで。

音楽には“When Johnny Comes Marching Home”(「ジョニーの凱旋」)がテーマ曲のように使われていたが、それよりも米兵たちが“ジングルベル”をアカペラで歌うところが一番気持ちよかった。
vshoaoe
vshoaoe
斯くも楽しきかな捕虜収容所。
脱走できるかで賭けたり、女性収容所を覗き見したり。どんな状況となっても人間って逞しい。実際にはなかなかそうはいかないのだろうが、そこをユーモラスに描いているのが秀逸。残虐さで惹きつける現代の戦争映画とは全く違う。
裏切り者は誰?というサスペンス要素もあり、飽きさせません。古い作品ですが、大いに見る価値あり。
zgykigg
zgykigg
ネタバレ! クリックして本文を読む
密室でスパイが誰なのかが不明でめちゃくちゃスリリングだったのだが、あっさりバラされる。しかし、それでもスパイを突き止めるまでがまたスリリングで面白かった。アメリカ人は不自由な収容所にあっても博打を打ったり軽口を叩いたりとどこかご機嫌な暮らしをしていて、根っからの明るさを感じる。素敵な事だ。
bgcpiy
bgcpiy
総合:70点
ストーリー: 70
キャスト: 75
演出: 75
ビジュアル: 50
音楽: 70

捕虜収容所の話だしいきなり人が死んだりもするし深刻な話のはずである。ところが数々の喜劇を制作したビリー・ワイルダー監督の作風がここでも生きているのか、あちらこちらに散りばめられた笑いの場面がやたらと可笑しい。ドイツ軍兵士も司令官までも冗談を言いながら捕虜と話をするし、シラミ駆除のために風呂場前で行列を作るソ連の女を覗き見するためだけにアメリカ軍兵士も望遠鏡の前で行列を作るし(ソ連の女が婆さんになるまえにこちらにも回せとヤジが飛ぶ)、浮気で出来た子供のことをわざわざ収容所まで手紙で報告する妻の言い訳がまたなんとも傑作で(手紙なんて普通収容所まで届くはずもない)、下手な喜劇映画よりもよほど笑える。
後半は雰囲気が変わってようやく真面目な脱走劇になってくるのであるが、それでも捕虜収容所の生活や脱走についての現実度を追及した映画ではない。最後の場面は実はまだ始まりに過ぎないとも思う。しかし面白おかしくも最後はそれなりに物語に一区切りをつける娯楽映画としてまとめている。