殺しのドレス

6.8/10
合計15件のレビュー
ジャンル   プロット
ランタイム   105分
言語   英語
地区   アメリカ
劇場で   04月04日 1981
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殺しのドレス プロット

夫婦生活に不満を抱えるケイトは精神分析医エリオットのもとへ通っていた。そんな彼女が美術館で出会った男性との情事のあと、剃刀を手にした女性に惨殺される。現場に偶然居合わせたコールガールのリズは、警察から疑いの目を向けられ、街中で危険な目に遭いながらも、ケイトの息子ピーターと組んで真犯人を追うことに……。ニューヨークを舞台に繰り広げられる官能的なサイコ・サスペンス。

殺しのドレス 俳優

殺しのドレス 写真

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殺しのドレスコメント(5)

enzvvot
enzvvot
この映画最高ですよ!ホントに脚本すばらしくて!最後ほんとにびっくり❣ファーストシーンから掴みはオーケー!羊達の沈黙やシックスセンスのような最後はドンデンのストーリーの先駆け!
gndvfc
gndvfc
これ見てから、エレベーター乗ると、開いて人来るたびに少しギクとなる。
シャワーする時、目をつぶれない。
大きな女見ると、女装の男と思う。
デパルマの最高作かもしれない。
マイケルケイン恐るべし。
良いか、悪いか、とにかく死ぬまで忘れられない映画。
nuqwci
nuqwci
夫人ケイトのシャワーシーンで始まり、娼婦リズのシャワーシーンで終わる。エレベーターのボビーによるカミソリでケイト殺害、手を切りつける痛さ満点のシーン。精神分析医エリオットとリズの2画面のデパルマカット。エリオット=性倒錯者ボビーの犯行。機械、犯罪オタクの息子ピーターが盗聴やら撮影装置の開発など犯人捜索にリズと手を組み活躍。
夫婦生活に不安を持つケイトの不貞にまつわる話かと思いきや、殺されたケイトの第一発見者のリズが犯人に間違われたことから真犯人を探す話になっていく面白さ。
fwzcwm
fwzcwm
My Favorite Movie「殺しのドレス」が遂にBlu-ray化。
4Kレストア版で。
公開時にカット修正された映像がレストアされているが、特典映像で修復前後比較があって面白い。
感涙ものだ。

特典映像のインタビューは2012年のものだが、キース・ゴードンの老け方にはビックリ。
私の一つ歳上。
彼は、これはフェミニスト映画なのにそれが理解されなかった、と残念がっていた。

何度も何度もこの映画は観たけれど、やっぱり素晴らしい。
美術館のシーンはデ・パルマの仕事の中で最も多くの賛辞を得たのではないだろうか。

しかし一方で、冒頭のボディダブルによるシャワーシーンやエレベーターでの惨殺シーンは批判すら受けている。
ヒッチコックの下品な模倣というわけだ。

ヒッチコキアンから批判されるのは、女性に対するサディスティックな 描写と直接的なエロティシズムからだろう。

「サイコ」のシャワー室での惨殺シーンと、本作のエレベーターでの惨殺シーンが比較されることがあるが、
ヒッチコックの、刃物を振り下ろす殺人者と悲鳴をあげる被害者を細かいカット繋ぎで見せ、排水口に吸い込まれていく血と殺された女性の眼のクローズアップで惨劇を観客に伝える表現は、実に素晴らしい。
一方デ・パルマは、被害者の手や首をカミソリで切り裂き、血にまみれた女が力なく助けを求めて手を伸ばすところを真正面から捉えるなど、ストレートに残酷だ。
ヒッチコックのような上品さは、確かにない。
が、これはヒッチコックがやらないから敢えてやっているとも思える。
しかも、見せ所は惨殺の瞬間ではなく、ナンシー・アレンが血まみれのアンジー・ディキンソンを発見してからのカットだ。
アレンへのズーム、ディキンソンへのズーム、アレンの目に射すカミソリの反射光、凸面鏡に写る犯人と被害者と目撃者の位置関係、これらのカットをスローモーションで見せ、最後に犯人が落としたカミソリを閉まりかけた扉の隙間から素早く拾うところを通常スピードに戻して見せる。
この物語の最も重要で、且つディキンソンからアレンに主人公が交代することを示す瞬間の、見事な演出。
こんな撮り方をヒッチコックはしない。

女性の描き方においては、ヒッチコックとは対局にある。
ヒッチコックが撮るヒロインは、紗の向こうにあって、あくまでも美しく清楚。
逆にヒロイン以外の女性を引き立て役にしてしまう冷徹さもある。
(ヒロインにだけ紗をかけるのは、この時代あたりまえの手法ではあったが)
対するデ・パルマの女性はとことんセクシー。
本作のアンジー・ディキンソンもナンシー・アレンもそうだが、無惨に絞め殺される精神病院の看護婦まで、セクシーだ。
そのセックスアピールの描写はストレートで、奥ゆかしさはない。
ヒッチコックもデ・パルマも女性好きなことは同じだが、つまりデ・パルマは「スケベ」なのだ。
正直、ここがデ・パルマに心酔する要素のひとつだったりもする。

この映画は、デ・パルマのオリジナルストーリーの中では、最も説得力があって筋が通っている。
それまでの作品で試してきたテクニックの集大成的な位置付けにもなっていて、ひとつの到達点と言って良いと思う。

そして何より、当時の妻君であったナンシー・アレンの魅力が突出していて、次作「ミッドナイト・クロス」と本作の二本が彼女の最高作だ。
nuqwci
nuqwci
男との情事。シャワーを浴びるシーン。ピンク色の綺麗なバストトップ。すると男が後ろからって、また『サイコ』なのか・・・デ・パルマさん。

夫とのセックスに満足できなかったケイトは美術館で行きずりの男のマンションへ向かう。なんとタクシーの中でもう始めちゃってた。困るんだよね・・・昼間から。情事が終わり、男とは1回こっきりだと思いつつ、彼の診断書を見てしまうケイト。そこには性病アリと・・・

エレベーターでの殺害はカミソリによるもの。これがまた痛々しくてゾッとする。鏡に映っていたのは背の高い金髪女だったが、観客にとっては男が女装したものだとすぐにわかる。そしてハリー・ポッター似のピーターがエリオット医師(ケイン)のクリニックで調べた結果でエリオットだろうと予想がついてしまうのだ。タクシーや地下鉄でのサスペンスはあるけど、全体的に小粒な仕上がり。女刑事も尾行してたのはわかんないけど・・・