影武者

6.8/10
合計22件のレビュー
ジャンル   プロット
ランタイム   179分
言語   日本語
地区   日本
書かれた   黒澤明
劇場で   04月26日 1980
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影武者 プロット

黒澤明監督が「デルス・ウザーラ」以来5年ぶり(日本映画としては「どですかでん」以来10年ぶり)に製作した、戦国スペクタクル巨編。製作総指揮としてフランシス・F・コッポラとジョージ・ルーカスが参加、アメリカでも公開され独創的な様式美と壮麗な合戦絵巻が評判を呼んだ。時は戦国時代、あやうく処刑をまぬがれた盗人が武田信玄の影武者となり、信玄の幻に威圧されながらも敵をあざむいていく。だが男にとって戦国の雄・信玄として生きることはあまりにも過酷だった……。カンヌ国際映画祭でグランプリを受賞。

影武者 俳優

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影武者コメント(13)

fgfmqgk
fgfmqgk
本当に、すごい映画!!ラストの長篠の戦いのシーンなんて本当に戦国時代に行って撮ったのかな?って思うほどリアルでした・・・
eoiqmc
eoiqmc
時代劇は1965年の赤ひげから15年ぶり
戦国時代の合戦シーンがあるものなら、1958年の隠し砦の三悪人まで遡ることになるから、21年ぶりとなってしまいます

黒澤明監督の完璧主義は撮影所スケジュール、セットの巨大化など予算を膨らませることばかり
1960年代の映画産業の斜陽化の中、いかな黒澤監督でも制約が厳しくなっていました

赤ひげでは撮影が延びて正月興行に穴を空けました
1968年日米合作のトラトラトラでは日本側監督を予算とスケジュール超過で解任されました

それ以降はハッキリ言って干されていたと思います
それで私財を投じて撮った1970年のどですかでんは作品としても興行としても失敗
もはや精神的にも経済的にも映画を撮れない状況になり、1971年には自殺未遂事件を起こしてしまうまでに陥ります
1975年、ソ連映画のデルス・ウザーラの監督に起用されます
というかそれしか映画を撮れなかったのだと思います
彼はその映画でSOSを発していました
それを受信して彼に資金を提供して映画をはじめとして思う存分に撮らせるようにしてくれたのは、残念ながら日本の映画界ではなく、ハリウッドでした

デルス・ウザーラの米国配給自体、黒澤監督の才能を買うアメリカ人プロデューサーの個人的な思い入れでした
そしてその作品のSOSを読みとり弟子と自認するコッポラとルーカスが資金と圧力をかけて黒澤監督にやりたいままに映画を撮らせるようにしたのが本作と言うわけです

しかし黒澤監督の思うがままに撮影出来た本作が、最高傑作になったのか?というと、違うと言わざるを得ません

本作は主演予定の勝新太郎の降板が有名です
観れば脚本が勝新太郎に当て書きされたもので有ることがハッキリわかります
仲代達矢では脚本が狙った効果を発揮出来てないのが、冒頭シーンから明白になっています
それ故にそれを何とか補おうとして編集がくどいものになってしまっています
クライマックスの長篠合戦のシーンを過ぎても一体本作のテーマとは何だったのか?と首を傾げざるを得ないのです
ラストシーンでカタルシスを与えられないのです

おそらく勝新太郎ならば、それら全てを彼のキャラクターの力が強引にねじ伏せてしまったはずです
フェイクは所詮フェイクなのだという結論を勝新太郎が全存在で語ったはずです
そうなれば編集もバサバサ切れて2時間以内に収まったのではと思います

徳川家康、織田信長、武田勝頼なども何故この俳優なのか、何故そんなに無名や新人俳優を使うのかと首を傾げます
黒澤監督の常連俳優達はみな高齢化してしまい、志村喬すらゲスト扱いでやっとの出演です

彼は新しい俳優をかっての三船敏郎のように見つけ出したかったのだと思います
本作をきっかけにして自由自在に大作映画を撮って見せて第二の黄金期を創るのだ
第二の黄金期にふさわしい新しい常連俳優をも創りだすのだ
それくらいの意気込みだったのだと思います
しかしそれは観ての通り空回りでした

結果として、かっての黒澤監督とは思えない冗長でテーマ性を見失った作品になっていると思います

とは言え、世界のどこにこのようなダイナミズム溢れる上に美的感覚を両立させられる監督はいるのでしょうか?
これほどの大人数の戦闘シーンを映画として成立させられる監督がいるのでしょうか?
戦争と平和のナポレオン軍の騎兵部隊の突撃シーンなぞ遥かに凌駕しています
黒澤監督にしか出来ないことです

故に本作に与えてられているきら星のような映画賞の受賞は当然のものだとおもいます

しかしもしも勝新太郎が主演であったなら、どれほどの傑作、映画史の金字塔のような作品になった筈かと思うと残念でならないのです
yydlkb
yydlkb
影武者が孫がかわいくなっちゃって離れたくないのが、役目を外されて行き場がないのが愛くるしい。
最後の川の流れは早すぎる気がするけどな…