上海の伯爵夫人 プロット

「眺めのいい部屋」、「ハワーズ・エンド」、「日の名残り」など、長きにわたって名作を生み出してきたマーチャント・アイボリープロダクション最後の作品は、1936年日中戦争開戦前夜の上海を舞台に元外交官の米国人と、ロシアからの亡命未亡人との恋愛を描く歴史ドラマ。オリジナル脚本はブッカー賞受賞作家で、93年の「日の名残り」以来のアイボリー作品参加となるカズオ・イシグロ。

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上海の伯爵夫人コメント(2)

pifiur
pifiur
ネタバレ! クリックして本文を読む
日中戦争前の上海
盲目になってしまった外交官ジャクソンを
レイフ・ファインズが好演している
外交官らしく 自分の店の構想を、綿密に描き実現させてゆく…
その シナリオ作りに 一役買う、謎の日本人松田を
真田広之が演じている

そして その店の女主人として、悲運の亡命ロシア
伯爵夫人ソフィア(ナターシャ・リチャードソン)を
雇い入れる
この悲運の二人の 大人の恋が、時代の喧騒の中で、淡くゆっくり進んでゆく
そして 上海陥落のシナリオを描く、松田に
「最後のひと押し」をされる
ジャクソンの恋も 見抜いている、松田 (笑)

ソフィアの嫁ぎ先の ロシア人家族が、ひどいのだが(義母と義妹!) 義理の母オルガをリン・レッドグレイブ(ナターシャの叔母)が、ヴェラ・ベリンスカヤ公爵夫人を ヴァネッサ・レッドグレイブ(ナターシャの母)が、演じている
身内を身内で固めている(笑)
ヴァネッサの存在感は 老いても華があり、その佇まいだけで魅せる 流石

こういう 天地がひっくり返りそうな騒乱の時に、人間の本質と価値が判る
派手さはないが、大人の恋と あの時代を理解出来る 作品
owiixsp
owiixsp
貴族的で、日中戦争間際という時代背景、外国が描く日本兵、上海租界、有名日本人俳優の名前が際立って見えてしまう、なんだか恋愛ものっぽい等々、個人的に苦手な要素ばかり詰め込まれているような作品で、積極的に見ることを躊躇ってしまう作品…という偏見を持っての観賞。
設定や舞台、ストーリーなど、やはり自分にはまるっきり合わないものだったけれど、意外と作品の中に惹きこまれてしまった。
絵が時代情緒をつくりだしていたことと、音楽などをうまく絡めたカット割り、そして時代背景とともに緊張感が高まっていくような巧みな展開に、予想外に見入ってしまった。
脚本も好感を持てたし、大日本帝国の人間を悪者という視点で描いていないことにも好感を持てた。人と人との描き方は非常に情熱的だったけれど、時代背景においては冷静に描ききっているような印象だった。カズオ・イシグロ作品の一端を垣間見た思い…その名著は一作も読んだことはないけれど…