オリバー・ツイスト プロット

「戦場のピアニスト」でオスカー監督となったロマン・ポランスキーが、英国の文豪ディケンズの名作「オリバー・ツイスト」を原作に忠実に映画化。撮影は「戦場のピアニスト」のパベル・エデルマン。舞台は19世紀の英国。孤児院で育った9歳のオリバーは、院を脱走してロンドンへ。そこでフェイギン老人の元に集まって盗みの修行をする孤児たちの集団の一員となって暮らすが、ふとしたことから富裕な紳士ブラウンロー氏と出会う。

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オリバー・ツイストコメント(8)

nuqwci
nuqwci
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有名なタイトルで、DVDのジャケットが美しかったので手に取った。原作は未読。登場人物とあらすじをざっくり知っている状態で鑑賞。
面白いと表すには暗い物語だが、面白かった。配役や役者の演技、舞台がぴったりと合っていて、2時間飽きることがなかった。
ただ、これは主人公が自ら道を切り開く訳でも、物語中に出てくるさまざまな問題が解決される訳でも無く、辛酸を舐めた主人公1人が幸せのきっかけにたどり着く物語なので、細かい部分にモヤモヤした。

一見、金持ちは善、貧乏人は悪のように感じる。ブラウンロー氏が善人で、フェイギン達が悪人の代表だからだ。衣食足りて礼節を知るの通りに見える。だが、それだけではなかった。孤児院の大人達は、いかにも金持ちだが意地悪だ。一方で、貧しそうな行きすがりのお婆さんはオリバーに食事を与えてくれる。他にも、フェイギン一味の中で初めて笑っているオリバーを見ると、金持ちは善、貧乏人は悪の図式通りに描かれていないと思った。

ナンシーがひたすら悲しい。オリバーに自分の境遇を重ね、親切にしてくれる姿を何度も描写した後で、あんな結末になってしまうのは苦しかった。「神様御慈悲を」と叫んでも、善行をしても救われない人がいる。

最後、あんなに酷い目に合わされたフェイギンに優しい心を向けるオリバーには共感できなかった。だが、恩を蔑ろにしない誠実さや、優しさがオリバーらしいと思った。この部分のフェイギンの演技は素晴らしく、フェイギンに良い感情を持たない私も少し胸が痛んだ。フェイギンの叫び声と、組み立てられる処刑台でやっと、フェイギンが吊られることに気づいて込み上げるものがあった。

これでオリバーは幸せへの切符を手にしたが、ドジャーたちの今後や意地悪な葬儀屋の家族に判事、孤児院の大人達は描写されない。それを考えると、単純なハッピーエンドではなさそうだ。
fvboes
fvboes
(2012/10/4)

主人公が何かに打ち勝つなど心理描写、テーマ性0

運命に翻弄されていき、・・ベタなシナリオ。
snymoex
snymoex
ポランスキーについてはまだ「戦場のピアニスト」と今作しか観ていない。
「戦場のピアニスト」は自身のアイデンティティーが大いに反映された名作だった。
しかし、今作は得意の深く探求された人間心理、歴史の目立たない部分へのスポットの当て方は上手かったものの、いかにも道徳的で凡庸な子供向け作品の様に映った。
フィクションではあるが19世紀の英国、リアルに映し出された世界のトップを走っていた国の暗部は紛れもない現実だ。
また、生きる世界の違う2人の愛に揺れ動くオリバーの心情も"分かりやすく"映し出された。
何かと問題の多いポランスキー、この2作品ではまだ表面的な部分しか見えて来ない。