新・男はつらいよ
プロット
日本
02月27日 1970 劇場で
続男はつらいよ
プロット
日本
11月15日 1969 劇場で
男はつらいよ 奮闘篇
プロット
日本
04月28日 1971 劇場で
男はつらいよ 純情篇
プロット
日本
01月15日 1971 劇場で
男はつらいよ 望郷篇
プロット
日本
08月26日 1970 劇場で
男はつらいよ フーテンの寅
プロット
日本
01月15日 1970 劇場で
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男はつらいよコメント(20)
寅さんみたいにたまには懐かしい地元に帰って、親兄弟、幼なじみ、近所の人々の顔みたくなるのと同じなんでしょう
都会で独り暮らしも長くなると、もうフーテンの寅さんみたいなもんで、地元のみんなからはどこで何やってるんだかみたいなもんです
高度成長期を駆け上り、みな忙しく働いている昭和の中で、自分の代わりに地元に帰って旧交を温めてつながりを確かめてくれる寅さんの映画はそんな役割を果たしてくれていたのだと思います
だから、バブル崩壊とともに寅さんシリーズもまた終了したのは当然なのかもしれません
失われた20年だかは、もう地元とのつながりも失せ、その地元も少子高齢化で消滅危機自治体だったり、都会でもシャッター商店街になってしまい
柴又のような昭和と変わらないところは珍しい存在になってしまっています
だから未だに寅さんを盆暮れに観たくなるのだと思います
というか、寅さんの映画の中でしか、人と地元とのつながりをもう見れなくなってしまったからなのです
全国どこでも同じ郊外のショッピングモールに行ってもそんなつながりは無いのです
さくらのお見合いのホテルは、紀尾井町の超一流ホテルのニューオータニですね
そりゃあ寅さん無理です
奈良は二月堂かと思われます
バター(笑)の記念写真は奈良公園の中にある鷺池の浮御堂です
御前様と冬子さんを寅さんがタクシーで送り届けたホテルは、格式高い名門、奈良ホテルです
西の迎賓館と呼ばれ国賓や皇族の方々がお泊まりになるようなところです
寅さんの冬子さん宛てのハガキのシーンのあと、寺男が境内を掃くその前景の冬子さんの部屋だったところに、奈良で寅さんがかったピンク色をした鹿のビニール人形がしおれてそのまま放置されていて、にくい演出です
ラストシーンは日本三景の一つ、天橋立です
駅裏のケーブルカーで登った山の上から見下ろしています
見下ろした天橋立の付け根の左手の甍が沢山みえる寺が知恵の神様・文殊菩薩を祀ってある知恩寺で、そこの7月にある文殊堂出船祭のお祭りで、テキ屋の商売をしているようです
知恵の神様のお寺をラストシーンに持ってくるのは洒落が効いていますよね
「男はつらいよ」シリーズ第1作。
Amazonプライム・ビデオで「HDリマスター版」を鑑賞。
恥ずかしながら初鑑賞(笑)
これまで何度もテレビで放送されていたのに、観る機会に恵まれず…というか正直、興味が持てなかったんです…。
でも年齢を経て来て―と言ってもまだ20代後半ですが―この手の人情喜劇がしっくり来ると言いますか、とても観ていて安心できるようになりました。
昔ながらの雰囲気がすごく好き…というわけで、ついに本シリーズに手を出すことと致しました。ちょうど50周年で、第50作も公開されることですし…。
寅さんが20年振りに柴又に帰って来た。
おいちゃん・おばちゃんへの帰還の口上の後、妹・さくらとの再会でウルッとさせられました。
さくらの見合いをぶち壊してしまったことでおいちゃんたちと大喧嘩。飛び出した旅先で御前様の美しき娘・冬子に出会って一目惚れ。そのまま柴又に着いて来てもれなく再帰還(笑)
裏の印刷工場で働く博とさくらの仲をひょんなことからキューピッドしちゃって、ふたりはめでたく結婚の運びへ…。博にスナックで恋愛指南するも、自分は冬子に対して上手いこと実践できず…(笑) 目線で語ろうにも「目にゴミでも入ったの?」と言われてしまう始末(笑)
その披露宴の席で息子との間に遺恨有りな博の両親にイケすかない感情を抱くも、スピーチで口にした子への想いと後悔に涙…。イケすかないなんてって言ってホントごめんなさい…。誰も名前を読めない(笑)飈一郎役の志村喬が名演技でした。
お次は自分の恋…と思いきやなんと冬子にはフィアンセがいて…。寅さん、ファースト失恋の巻…。傷心の寅さんは再び旅の人となってしまいました。
基本フォーマットが確立していたんですねぇ…。
テキ屋稼業の名調子が炸裂するシーンでは、気持ちいいくらいの言葉の機関銃に魅せられました。
寅さんの優しさと江戸前な気っ風の良さにとりこにならない人なんていないんじゃないかなぁ…?
これが「男はつらいよ」、寅さんかぁ…。
遅ればせながら、初めまして、車寅次郎様。
これからもよろしくお願い致します。
※追記(2020/1/18):Huluで「HDリマスター版」を再鑑賞。
演技では、倍賞千恵子が光る。さくらの恋愛がテーマになっていることもあるが、第2作以降とは存在感が違う。もう一人の主役と言っても過言でない。当時の倍賞は二十代半ば、竜造・つね夫婦に対しては娘らしく、寅次郎に対しては妹らしく、まだ子供っぽさが残るさくらの可愛さ、いじらしさをよく演じている。クライマックスでは、大切に育ててきた博との恋をめぐって、不安、怒り、強い意志が、とても二十代半ばの女優の演技とは思えない。
主役級だけでなく、脇役の細かい演技にまで、隙がない。たとえば、マドンナ冬子の来訪を受けたとらやで、竜造がたばこをくわえ、マッチを擦って火が軸にしっかり燃え移るのを待ちながら冬子と話すうちに、思いがけず寅が帰ってくる。あっけに取られる一同に寅が二、三つっこんだあと、竜造に向かって「ほら、燃えてるよ」と指摘し、竜造が「あっちっち」と慌てて笑いになるシーンがある。マッチを擦る前から続く長いワンカット。マッチの燃える時間を伸ばしたり縮めたりできないから、芝居の呼吸が秒単位で合わないと「あっちっち」の笑いにならない。こんな一見何げないシーンまで、緻密に計算されている。
高羽哲夫のカメラがまたすばらしい。高羽哲夫は第2作以降も撮影していて、どれもすばらしいが、第1作は特にすばらしい。特筆すべきは、クライマックス、京成柴又駅のシーン、さくらに振られたと誤解した博が柴又駅で電車に乗ろうとするところに、さくらが追いつき、とっさに一緒に電車に乗り込んだ直後のカットだ。カメラは、上下ホームをつなぐ踏切から、二人が乗った最後尾車両正面を下からアップで撮っている。これは、下から見上げることを除けば比較的一般的な日の丸構図に近い。ところが、電車が発車すると、上り電車だからカメラから遠ざかるわけだが、遠ざかるにつれ、電車は画面右下の消失点に向かって小さくなっていくのだ。停車中は大きく平凡に写っていた電車が、発車とともに、夜の闇の中、画面右下の消失点に向かって小さくなっていくようすを、切れ目なくワンカットで撮っている。最終的には、1/3か1/4構図になる。クライマックスにふさわしい美しさだ。
娯楽作品ながら、日本映画史上に残る名作と言ってよいと思う。
こんにちは寅さん。
ここに来て寅さんの映画を人生初めて拝見しました。
もちろん子供の頃から存じ上げておりましたが、子供ながらに古臭い映画は毛嫌いしており○○洋画劇場等で放映されても敬遠、今日に至るまで腰を据えて観たことはなかったと思います。
しかし、なんと素晴らしい映画なのでしょうか。
古臭いどころか見るもの全てが新鮮で、そこらの8Kテレビのサンプル動画なんかより、どれも煌びやかなシーンばかり。
昭和の生き生きとした世界そのものが90分間に満ち満ちていて、あっという間に引き込まれ、映像の細部まで食い入るように観てしまいました。いやぁいい時代だなぁ。
ただそれだけでなく人物から建物、風景、空気感までここまで観ていて心安らぐ映画を観たのも久しぶりのような気がします。(実際にこの時代を生きていなかったとはいえ、やはり私は日本人なのだとしみじみ実感。)
無鉄砲で口も悪く、器用なようで不器用な寅さんの人情がとても親しみやすく、生前の渥美清さんの記憶といえば、お体を悪くしているときに舞台挨拶に出られているニュース映像を拝見したのは覚えてますが、作中の寅さん、それはそれは縦横無尽に全力投球している演技を観て感動しました。今観ても本当に笑えます笑
いよいよ私も全力で寅さんを観られるような歳となってきました…笑
古き良き…と言いたいところではありますが、そんなことは全くないこの素敵な映画。遅ればせながら、これから細々と寅さんの旅の続きでも観させていただきたいと存じます。
敬具