家族を想うとき プロット

「麦の穂をゆらす風」「わたしは、ダニエル・ブレイク」と2度にわたり、カンヌ国際映画祭の最高賞パルムドールを受賞した、イギリスの巨匠ケン・ローチ監督作品。現代が抱えるさまざまな労働問題に直面しながら、力強く生きるある家族の姿が描かれる。イギリス、ニューカッスルに暮らすターナー家。フランチャイズの宅配ドライバーとして独立した父のリッキーは、過酷な現場で時間に追われながらも念願であるマイホーム購入の夢をかなえるため懸命に働いている。そんな夫をサポートする妻のアビーもまた、パートタイムの介護福祉士として時間外まで1日中働いていた。家族の幸せのためを思っての仕事が、いつしか家族が一緒に顔を合わせる時間を奪い、高校生のセブと小学生のライザ・ジェーンは寂しさを募らせてゆく。そんな中、リッキーがある事件に巻き込まれてしまう。2019年・第72回カンヌ国際映画祭コンペティション部門出品。

家族を想うとき 俳優

家族を想うとき 写真

家族を想うとき Related

マダム・ウェブオンラインで映画を見る
マダム・ウェブ
プロット  アメリカ
02月23日 劇場で
異人たちオンラインで映画を見る
異人たち
プロット  イギリス
04月19日 劇場で
ジャン=リュック・ゴダール 遺言 奇妙な戦争オンラインで映画を見る
ジャン=リュック・ゴダール 遺言 奇妙な戦争
プロット  フランス・スイス合作
02月23日 劇場で
ダブル・ライフオンラインで映画を見る
ダブル・ライフ
プロット  日本・中国合作
04月19日 劇場で
ビニールハウスオンラインで映画を見る
ビニールハウス
プロット  韓国
03月15日 劇場で
劇場版ブルーロック EPISODE 凪オンラインで映画を見る
劇場版ブルーロック EPISODE 凪
プロット  日本
04月19日 劇場で
ブリックレイヤーオンラインで映画を見る
ブリックレイヤー
プロット  アメリカ・ブルガリア・ギリシャ合作
03月22日 劇場で
とりつくしまオンラインで映画を見る
とりつくしま
プロット  日本
03月30日 劇場で
アクターズ・ショート・フィルム4オンラインで映画を見る
アクターズ・ショート・フィルム4
プロット  日本
03月03日 劇場で
ポラリス 死闘のアイスロードオンラインで映画を見る
ポラリス 死闘のアイスロード
プロット  カナダ
03月01日 劇場で

家族を想うときコメント(20)

orswsn
orswsn
コロナがやや収まりかけたと思い、久々に見た映画がこれです
ハッピーエンドではない、問題提供の作品 これから世界中でリアルにこんな家族が出てくる、不安と恐怖 救いが無い
snahqvv
snahqvv
《ルール》雁字搦め、これでいいのか。最愛の家族のために働いてる筈が、家族に会えないなんて、家族のための時間も取れないなんて本末転倒。こんな救い無く忙しない世の中に誰がしたんだ。英国発社会派監督ケン・ローチ作品は救いない程追い込んだ上でやたらめったらエモーショナルにしたがる傾向がある気がしていたけど、本作のそれは個人的に鼻につく(←本作鑑賞が遅くなった一因)ことなく素直に刺さった。流石は一度は表明した監督引退を延ばしてまで本作を作ったという本気・熱量が感じられる。不在連絡票を意味する原題が最高すぎるのに加えてリッキー、アビー、セブそしてライザ・ジェーン、この家族が本当に愛おしく想え、応援したくなる --- 「昔の家族」。愛ゆえのもどかしさ歯がゆさたるや。鑑賞中は本当に憤りすぎて映画であることも忘れて握り拳を頑として作るところだった。これもまたある意味で『万引き家族』とも共鳴するし、恐ろしいほど地に足着いている。一歩間違えれば明日は我が身だし、こんなの間違っている。マロニーが体現する正論だけでは片付けられない。今の時代を生きる人々が広く見るべき"いい"映画だった。

DON'T BE ANGRY ☻

今年映画館9本目
hnsupk
hnsupk
ケン・ローチがまた怒り出した。
ずっと怒っていたケン・ローチ、
ここ10年くらいは、
比較的穏やかな作品が続いていた。

前作も怒っていたが、
今回は往年の怒りが戻ってきた。

ケン・ローチが怒る理由は、
2006年あたりの拙ログをどうぞご覧ください。

以下は2013年の『天使の分け前』の時の拙ログ。

マーガレット・サッチャーは、現代において、もっとも<分断>と<破壊>を引き起こした首相でした。

大規模な失業、工場群の閉鎖、破壊された地域社会などが、
彼女の残した遺産です。

彼女は闘士でしたが、その敵はイギリスの労働者階級でした。

彼女は、政治的に腐敗した労働党の指導者たちや、
多くの労働組合の幹部たちに助けられて勝利を得ました。

今日、私たちが置かれている悲惨な状態は、
彼女が始めた政策によるものです。

私たちは、どのように彼女を弔うべきなのでしょうか?
彼女の葬儀を民営化しましょう。

競争入札にかけて、最安値を提示した業者に落札させるのです。
きっと彼女も、それを望んでいたことでしょう。

ケン・ローチ監督のサッチャー元首相への言葉

いかにも労働党より更に左派の社会活動家、ケン・ローチらしいコメントである。

そんな活動家の作品に込めたメッセージ、
いつもながらのmy解釈はこちら。

この<分断>や<破壊>を取り戻す為に、ちょっとした配慮、気遣いをみんなで思い起こそうぜ!

それを天使の分け前→Angels' Shareというタイトルにするよ!
ストーリーは本物のウイスキーの熟成の成り立ちをベースに、
人として熟成したものを周りの仲間へシェアする。
主人公から息子、嫁さん、どうしようもない仲間へ、
そして主人公へは周りの大人が温かい気持ちをシェアするそんな素敵な作品。
こんな映画をシェアし続けてくれるケン・ローチに感謝!

長いので、続きは拙ログでどうぞ。

本作に戻る。

ひと減らして株価上がり、
国破れて山河あり。

親切で優しい母親にあんな事を言わせる事になってるシステムに、もっと怒りを。

ひとりひとりができることを。
yedltyx
yedltyx
ケンローチの映画はかなり観ているし、社会派の監督は大好きだ。でも、この映画は怖くて観ていられない。だから一時中断している。なぜかというと、家族の父親が日本流のアマゾンの配達員をフランチャイズで始めるから、車がいるので伴侶を犠牲にして、仕事を始める。これが、もう問題に思えるので怖くなった。その次に配達の会社で、荷物をスキャンする小型機械はとても高いもので、なくしたら自腹で弁償だと言われた。これがまた私に恐怖を与える。絶対にこういうものを壊したり、なくしたりする問題がおきる。交通渋滞で、配達先も見つかり難かったりして、なにか起きそう。恐怖感が襲ってきて、一時中断している。(8/14/20)
gwyixs
gwyixs
ネタバレ! クリックして本文を読む
映画「家族を想うとき」(ケン・ローチ監督)から。
原題「Sorry We Missed You」は、字幕では「不在連絡票」と訳され
邦題「家族を想うとき」となかなかうまくつながらなかったが、
日本「万引き家族」「韓国「パラサイト 半地下の家族」に近い感覚を
持ちながら、観終わった。
共通しているのは、どの国の家族も「ハッピーエンド」ではなく、
「辛い、切ない」想いが最後まで残った。
「どこかで思い切らなきゃ一生賃貸暮らしだ」と、家族のために
フランチャイズの宅配ドライバーとして独立したものの、
「こんなに苦労するとはな」「何もかもうまくいかない」と嘆く父。
息子の非行で学校に呼び出されたが、夫は仕事だとわかっていても、
「なぜ父親は来ない?と怒られた」とイライラし、
「面談にも来ないで今さら何言うのよ? もう、うんざり」と、
仲の良かったはずの夫へ、怒りをぶつけてしまう妻は、
「怖い夢を見るの。砂の中へ沈んでいって、子供たちが棒で引っ張る。
でも、懸命にもがけばもがくほど大きな穴の中に沈んでいく」と
夫に打ち明けるシーンは、胸が締め付けらてしまった。
家族が家族のことを想ってしたことが裏目に出てしまう時の気持ちは、
言葉に言い表せないくらい辛い。
それでも、我慢して家族の幸せのために・・と行動するが、
それでも結果が出ない・・答えが見つからないまま、作品が終わる。
どの作品も、その後の家族が気になってしまうなぁ。