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映画が失われた軍事独裁政権下のスーダンを舞台に、一夜限りの映画館復活を目指す古老の映画人たちを追ったドキュメンタリー。1956年のスーダン独立後に海外で映画を学び、スーダンで映画を製作してきたイブラヒム、スレイマン、エルタイブ、マナル。1989年には、スーダンに映画文化を根付かせるため「スーダン・フィルム・グループ」を設立するが、同年に誕生した軍事独裁政権によって言論の自由が奪われ、映画は発禁処分、彼ら自身も国外への亡命を余儀なくされた。それから20年以上の時を経て、映画産業が崩壊した母国スーダンで再会した4人は、「映画を再びスーダンの人々のもとに取り戻したい」というスローガンのもと、一夜限りで映画館を復活させるため行動を開始する。第69回ベルリン国際映画祭パノラマ部門でドキュメンタリー賞と観客賞を受賞。

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ようこそ、革命シネマへコメント(3)

iiftxbm
iiftxbm
悲壮感がないのが素敵だ。
laqjdom
laqjdom
ネタバレ! クリックして本文を読む
前から興味のあった作品を観賞しました。

で、感想はと言うと良い悪いと言う次元ではなく、映画館で映画観賞を出来る幸せを噛み締められた作品で4月の上映予定がコロナの影響で延期となり、やっと上映された事がこの作品の映画復興のテーマとオーバーラップした様な不思議な感覚になりました。

スーダンと言う自分の中であまり馴染みの無い国において、軍事政権で娯楽産業の要となる映画が上映出来ないと言う事態はかなりショッキング。
そんな状況下になっても年老いた映画監督達がスーダンで再び映画を復興させようとするが、かなりの難局でやることなすこと上手くいかない事ばかり。
それでもイブラヒム達は映画の復興を信じ、明るく前向きに映画再興に取り組む。

もう、その挫けない心と言うか、前向きな姿勢が"何故?"と思うぐらいに明るい。
お国柄か?と思うところもあるけど、多分それだけではなくて自分達の信じる物の力強さだとは思うけど、それでも凹たれなさが観る側にも伝わり、ライトに明るく観れるんですよね。
悲壮感が感じないのは良いんですが状況はかなり大変。
情勢もそれどころではないって感じですが、映画が復興の第一歩となりえそうな感じから、なんとなく行けそうな感じがしつつも、野外映画館での上映もいろんな情勢の横ヤリと言うか、縦割りの役所のたらい回し対応に上手くいかない。
観ている側のこちらがイライラくるぐらいw

面白いのは野外映画館なんかかなりの野っ原感があるのに、普通にパソコンとかiPadとか出てくるのがなんか面白い。
また、野外映画館での上映前のアナウンスをしている際に"アラーの神に感謝を~"と言ったイスラムの礼拝のアナウンスに被るのには笑ってしまいました。
上映する作品もチャップリンはなんとなく分かるけど「ジャンゴ 繋がれざる者」はなんとなく皮肉めいた感じがするのは考えすぎですかね?

映画の火を絶やさない4人の映画人達の奮闘劇ですが、その行動と思いが劇中に報われた感は正直ありません。
それどころか、彼らの前向きでひたむきな笑顔が無ければ、かなりネガティブに感じます。
それでも、映画と言う娯楽を絶やさない、必ず復興させると言う信念が柔らかくも確りと響きます。
貴重な作品を観た感じです。

改めて映画を観れる幸せを噛み締めた作品で、こう言う時だからこそ、いろいろと感じる事が出来るのではないかと。
いろんな思いがあるかと思いますが、劇場はソーシャルディスタンスを確りと心掛けているので劇場で観賞出来ればマルかと思います。
fwzcwm
fwzcwm
映画は放り出されたように終わる。
そこであなたは何を感じるのか。
何を受け取るのか。

エンターテイメントを期待する人は観てはいけない。
ドラマを期待する人も観てはいけない。
”革命”という言う言葉に反応して、ドンパチ・アクション・流血を期待する人も観てはいけない。
「映画はハッピーエンドじゃなきゃ」という人も観てはいけない。この映画がバッドエンドかどうかは観る人による。
あくまで、ドキュメンタリー。
万人に受ける映画じゃない。

けれど、
何かしらの表現活動をしている人や、芸術・芸能活動に関わっている人には観てほしい。
人の強さについて考えたい人にも観てほしい。
地道な活動について考えたい人にも観てほしい。
酸いも甘いもかみ分ける、ユーモアあふれる素敵なおじさまに会いたい方も、観てほしい。
映画祭で絶賛なのも納得。

「皆で、映画を観たい」ただ、それだけ。
それだけなんだけれど…。

日本では全く知られていないが、国外での受賞歴もある4人のクリエイター。
多分、ただ表現活動を続けるためなら、誰でもいいから観てもらえばいいのなら、国外で活動すれば叶う願いなのだろう。
この映画の中に数分挟まれる、彼らが制作した映画のシーン。『ネズミ(だっけ?)』他、そのシーンだけでも次の展開を期待させて、ドキドキする。全編を観てみたくなる。
でも、彼らは、国外で活動するのではなく、逃亡先から戻ってきた。ある監督は収監から解かれて、この国に留まる。
彼らにとっては、何を表現するかだけではなく、誰と、映画の興奮を分かち合うのかが大切なんだろう。
「友達と映画を観るのは家で一人で観るより絶対良い」映画の中で、マーケティングリサーチとしてインタビューを受けた少年が言う。
それを叶えたい。ただそれだけ。それだけなんだけれど…。

「時には失敗もいいものだ。そこから希望が育つから」
声高に相手を罵倒し、征服するのではない。
反対に、どんなに力を振りかざされても、彼らの心は、他の誰かに征服されない。
ただ、同じものを愛する仲間以外には。

ユーモアに包まれた静かな怒り・悲しみ。誰にも決して消せぬ望み。

映画は、淡々と老監督たちの活動を撮り、時折アーカイブ映像等が差しはさまれ、放り出されたように終わる。
思わず笑ってしまうシーンはあるが、ドラマティックな演出等はない。
老監督たちが受けた仕打ちも、ラッシュのように差しはさまれるだけなので、この国で映画産業に携わることがどれだけ危険なことだったのか、うっかりすると見過ごしてしまう。
なので、鑑賞直後は、狐につままれたような、物足りなさで、試写会場を後にした。
けれど、後からじわじわ来る。
理不尽なことに出会ったとき、彼らの顔が浮かぶ。

いろいろな映画が製作され、配給され、鑑賞できる幸せをかみしめた。
すべての人に感謝を捧げます。

と同時に、コロナ騒ぎで映画を含める芸術産業の危機が騒がれている。
経済的困窮にある方々へエールを送るとともに、
それでも、映画産業は絶対に消えない。
この映画を観て、確信した。

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