誰が為に花は咲く
プロット
日本
01月26日 劇場で
暗闇にベルが鳴る
プロット
アメリカ
01月01日 1900 劇場で
夕暮れにベルが鳴る
プロット
アメリカ
05月16日 1981 劇場で
壁の中に誰かがいる
プロット
アメリカ
01月01日 1900 劇場で
レンブラントは誰の手に
プロット
オランダ
02月26日 2021 劇場で
緑はるかに
プロット
日本
05月08日 1955 劇場で
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誰が為に鐘は鳴る(1943)コメント(11)
といっても内容は高尚な文学作品ではなく、大まかに言って戦争アクション物ですから気楽に見れます
見所はゲイリー・クーパーと、イングリッド・バーグマンの二大スターの共演でしょう
主人公ゲイリー・クーパーはインディジョーンズをちょっと10歳程老けさせた感じで、さすがに二枚目スターだけに格好は良いのですがやはり中年感は否めません
しかし、イングリッド・バーグマンは輝くばかりに若く美しく見事なヒロインぶりです
彼女が監督の自宅にヒロイン役の短髪姿で乗り込んでこの役を獲得したとか、後年イタリアにロッセリーニ監督の下に走ったエピソードを予感させるような話です
単に役者魂だけでなく、スペイン内線の反ファシズム映画として参加したかったようにも思えます
それはさておき、彼女の飾り気のない健康的な笑顔は役柄にぴったりで本作の成功は彼女の配役で半分はあると思われます
ヘミングウェイも彼女しか考えられないと言ったとか
そしてあと半分の成功要因は、山岳ゲリラのボスの女房にして実質的に本当のボスの中年女性ピラー役のカティーナ・パクシヌーです
彼女の存在感と役柄への説得力は半端ではありません
成る程アカデミー賞の助演女優賞を獲っています
ジブリアニメのラピュタに出てくる空賊の女ボスの元ネタはきっと本作の彼女のイメージでしょう
脚本もこなれていて2時間半強ありますがだれることなく楽しむ事ができます
ぜひカティーナ・パクシヌーの熱演と短髪のイングリッド・バーグマンの美しさをご堪能下さい
ストーリー: 60
キャスト: 70
演出: 60
ビジュアル: 65
音楽: 60
命懸けの任務と、戦場に咲いた一輪の花との悲恋。ゲイリー・クーパーが演じるロバート・ジョーダンが初めて会う協力者たちがそれぞれに背景を背負っていて、任務の遂行に忠実とは限らない部分などの設定は良く出来ている。正規の軍隊ではないし混乱した社会では、このような人々をそれぞれ見極めるというのも重要で、それが物語に彩りを添えていた。
とはいうものの、時代が古い作品のせいなのか、戦場にメロドラマを持ってきて焦点がぼやけたせいか、その知名度からくる期待度ほどには面白いとは思わなかったのが正直な感想です。なんというのだろうか、真面目に作っている質の高い映画ではあるのだろうが、私には見ていてあまり緊張や感動や興奮がありませんでした。
製作は第二次世界大戦真っ只中の1943年。このような時代ならば、映画は自分の国を持ち上げて敵国を貶めるようなものになりがち。確かにこの映画の主人公は連合国側であるしファシストたちは悪く描かれてはいる。だがあまりに一方的な描き方になっていないのは、作品の品位を貶めることなく保っているように思えた。当時の日本ならばいくら有名小説の映画化といえども、日本万歳、鬼畜米英殲滅のようなものになっていたんじゃないかな。
有名作品なのでたくさんアカデミー賞をとっていると思い込んでいたが、受賞は助演女優賞のみなんだそうです。クーパーとバーグマンという有名俳優二人の出演だが、確かに気の強い妻のピラー役を演じたのカティナ・パクシヌーが良かったように思います。セットとかはこの時代にしては頑張っていると思うし、何より天然色で撮影しているのは立派。