組織
プロット
アメリカ
02月09日 1974 劇場で
日本暴力団 組長
プロット
日本
07月08日 1969 劇場で
暴力をめぐる対話
プロット
フランス
09月24日 2022 劇場で
犯罪組織(シンジケート)
プロット
アメリカ
01月01日 1900 劇場で
日本暴力団 組長と刺客
プロット
日本
11月20日 1969 劇場で
日本暴力団 組長くずれ
プロット
日本
06月20日 1970 劇場で
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県警対組織暴力コメント(14)
警察とヤクザは根っこは同じだというテーマを描き切った名作。
「孤狼の血」を何か安心して見れちゃったなぁと思い、何でだろうと思って観てみた。
観れば観るほど「孤狼の血」は良く出来てたなと思うんだけど、エネルギーがこの作品には凄くあって、物語もすごく単純で、抗争のきっかけも突飛なんだけど、役者さんたちの記憶に残したるぞ!と言うパワーに圧倒されて、それが役柄と映画の展開にマッチして緊張感に繋がってるのだと思う。
男が男に惚れるとかグッと来るところをあえてエモく描かずにパッと咲いてパッと散るんじゃい!と言う潔さも良かった。
健さんに続いて文太兄ィまでが死去。
勝新太郎、松田優作、原田芳雄と昭和を代表する愛すべきアウトロー男優がまた1人、この世から去った。
文太兄ィと言えば、重低音が響き渡るドスの利いた声が特徴的であり、『仁義なき戦い』で喋る広島弁にはゾクゾクきたもんだ。本人は宮城県出身だったけど。
この作品は、次々に量産されていた東映の実録路線のヤクザ映画とは一線を画す異質のもの。
文太兄ィが演じるのはヤクザでなく、ヤクザと癒着し、暴力捜査も辞さない泥にまみれた悪徳警官と言うのが目新しく、タイトルがもう『ゴジラ対メカゴジラ』に匹敵するぐらいインパクトがありましたね。
暴力団同士の血で血を洗う抗争と警察署内の軋轢を描いた本作には3つの名場面があります。
1つ目は取調室での暴行シーン。虫ケラのようにフルボッコにされる川谷拓三の熱演がきらりと光ります。
2つ目は密告者をチンピラが刺殺するシーン。凄惨な場面とテレビから流れて来る「こんにちは赤ちゃん」の明るい歌声とのギャップが、とても印象的でした。
そして3つ目は、文太兄ィが狂犬と化した盟友・松方弘樹を射殺した後に見せる哀しげな目をした表情。『ダーティハリー』でのハリー・キャラハン刑事が、犯人を射殺した後の苦々しい表情が脳裏をかすめてゆきます。
今頃、天国で文太兄ィは名コンビだった深作欣二監督と再会していることでしょうね。
昔からのヤクザで親分が入所中の代理(松方弘樹)、彼と仲のいい刑事(菅原文太)、政治家と結託した勢力(成田三樹夫)、なんとか均衡を保っていたが、親分の出所をきっかけに戦争が始まる。
乗り出してきたのが県警の警部補(梅宮辰夫)で、企業と結託して動き始める。
ヤクザ組織しか生きる場所のない男たちの生きざまが生々しい。