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母の微笑 プロット イタリア 01月01日 1900 劇場で
レタッチ 裸の微笑 プロット イギリス・スペイン合作 01月01日 1900 劇場で
銃弾の微笑 プロット アメリカ 01月29日 1994 劇場で
殺しへの微笑 プロット イタリア 12月12日 1992 劇場で
愚鈍の微笑み プロット 日本 10月20日 2023 劇場で
さよならの微笑 プロット フランス 04月01日 1978 劇場で
氷の微笑コメント(19)
それでも観ていられるくらい、主演のシャロン・ストーンの力が強い。
例の足を組み替えるシーンはしっかりどきどきしてしまった。
ミステリとしての入り組んだ展開、シャロン・ストーンの美しさ、マイケル・ダグラスのキャラクタ、どれも良いですね。最終的に犯人は誰だったのか?確かなことはキャサリンが手を下していようがいまいが、実質的には黒幕であるということ。その上でそれぞれの殺人の犯人が誰なのか気になります。
キャサリンの両親⇒キャサリン?
バークレー大学の教授⇒キャサリン?
元夫のボクサー⇒キャサリン?
ロックスター⇒キャサリン?(冒頭のベッドシーンを演じているのはシャロン・ストーンらしい)
ニルセン⇒ベス?(夫殺しで脅されていた)、キャサリン?(ベスの犯行に見せかけた)
ガス⇒キャサリン?(犯行の様子が事前に小説に書いてあった、ベスは死ぬ間際の発言で犯人でないことを示唆)
映画だけでは上記のどれも正しいとは断定できないんですよね・・・。結局全部キャサリンが実行犯かもしれない、そうだったら最後なぜニックを殺さなかった?
ベッドにてアイスピックでメッタ刺しにされた資産家の惨殺事件を機に次々と不可解な殺人事件が起きるエロチックサスペンスの金字塔。
被害者のセックスフレンドの心理学者兼ミステリー作家のシャロン・ストーンと、疑いの目を向けながらも彼女の大胆な誘惑に徐々に引きずり込まれていく刑事マイケル・ダグラスの男と女の濃厚な攻防が最大の醍醐味。
『めまい』や『裏窓』ヒッチコックを手本にしたと云われているだけに、シャロン・ストーンはキム・ノヴァクやグレース・ケリーを彷彿とさせる危険な色気とクールな求心力で男共の本能を釘付けにしていく。
ノーブラ・ノーパン主義の彼女が取調室で笑いながら堂々と足を組み替え、刑事達をフリーズさせる場面は妖艶なる世界観の真骨頂と云える。
白のボディコンミニスカートって服装が当時のファッションを反映していて興味深い。
シャロンが誇る裸体を武器にベッドを震わせる罪深い濡れ場が強烈だが、アイスピックや酒etc.小道具を効果的に利用し、謎を膨らませ、牽引する演出も上手い。
後味の悪さが、逆に魅力的な余韻として残り、ブライアン・デ・パルマの『殺しのドレス』と並び、官能サスペンスの傑作として名高い作品である。
では最後に短歌を一首
『冷たさを 貫くベッド 血のなぞり 衝動を待つ アイスピックかな』
by全竜
有名な脚の組換えシーンで尋問するのはジョン・クレリ検事補(ウェイン・ナイト)。この見えそうなヘアに毒されてしまったのか、彼は翌年の『ジュラシックパーク』で悪事に走ってしまう。禁煙しているニックにしきりにタバコを勧めるというちょっとした伏線もいい。
しかし、一度観てしまうとマイケル・ダグラスのはめられてからの心理描写がやっぱりお粗末。ラジー賞ノミネートも伊達じゃないですね。キレ気味のところは納得できるのですが・・・