キング 罪の王

6.7/10
合計13件のレビュー
ジャンル   プロット
ランタイム   105分
言語   英語
地区   アメリカ
書かれた   ミロ・アディカ
劇場で   11月18日 2006
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キング 罪の王 プロット

古より語り継がれてきた父と子の対立と愛憎を、ガエル・ガルシア・ベルナル主演で描くサスペンスドラマ。海軍を除隊したばかりのエルビスは、亡き母親から聞かされていた父親デビッドに会うためにテキサス南部の小さな町を訪れる。だが、現在は牧師となり、妻、息子、娘に囲まれて幸せに暮らしているデビッドは、エルビスを拒絶する……。監督は「ハワーズ・エンド」などの編集を経て、TVドキュメンタリーなどを手がけてきたジェームズ・マーシュ。

キング 罪の王 俳優

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キング 罪の王コメント(7)

dkertrz
dkertrz
これは凄まじい復讐劇。いや、どこから復讐を思い立ったのかよくわからない映画なのです。独り身のエルビスは海軍を除隊した後、亡き母から聞かされていた父親に会うためテキサスの地を訪れるのですが、牧師となって新しい幸福な家庭を築いていた父親デビッド(ウィリアム・ハート)からは拒絶され、家族に近寄るなと釘をさされる。彼にとっては異母兄妹となる娘マレリー(ペル・ジェームズ)に一目惚れ(?)し、急速に接近し誘惑するのです。

この近親相姦ネタにしても、ほんとに惚れたから(もしくはやりたかった)近づいたのか、復讐のために近づいたのかはガエル君の表情からは読み取りにくい。無表情で恋愛や殺人をやりのけてしまう往年のアラン・ドロンさえ彷彿させるガエル君なのです。舞台となる地はテキサスの小さな町。父親のデビッドは牧師であるから、キリスト教でもプロテスタント。ブッシュの出身地であることからキリスト教原理主義であり、妊娠中絶には絶対反対の立場をとっているものと想像できるし、ひょっとすると、ブッシュ批判の映画であるとも思えるくらいです。とにかく16歳の女子高生を妊娠させることが主人公にとっては大きな復讐の一歩だったのです。

理解し難いところとして、牧師一家はアーチェリーで鹿狩りをして残酷にさばいてしまう描写もあるし、対する主人公も残酷な殺人を犯してしまうこと。善悪の区別をはっきりさせない映画であるともとれるし、世の中いい人がどこにもいないといった厭世主義的な映画とも思えるのです。家族の崩壊と再生を描いた温かい映画がある一方で、この映画のように一旦絆が失われたら取り返しのつかないことにもなるという教訓なのかもしれないが・・・

『リトル・ミス・サンシャイン』でも名演技だったポール・ダノ君はバンドで活躍したり弾き語りをしたりして、歌でも大活躍でした。が、歌詞はキリスト教的で説教臭い内容。ダーウィンの進化論には猛反対という演説もしていたし、やっぱりキリスト教批判の映画なのかな・・・
uhjrfbi
uhjrfbi
キリストのタブーに挑んだスキャンダラスな映画とあったから観てみたけどキリストはあんま関係ない。
この後どーなるのかと思いながら最後まで観れた。
ハラハラ系。
aafinfu
aafinfu
怖い!こんな復讐の方法があったかー。
シャイでピュアな人だと思わせて、どこまでが演技で計算だったのか…。
おもしろかったー。
luzkme
luzkme
額面通りに受け取っていいものなのか。

作品紹介を見てサスペンスフルな内容は予想してましたが
観終わった後に残ったのはその予想を遥かに超える複雑な感情でした…。

果たして本当に復讐だったのか。

シングルマザーに母一人子一人で育てられた男。
除隊して自由になった彼が真っ先にやりたかったことは
まだ見ぬ父に会いに行く。

きっかけはただ純粋にそれだけ…

ある日突然に 忘れかけていた過去の遺物に直面し、
自身の行いへの罪の意識から防衛本能を過剰に働かせた父親。

その一瞬が全てであった若者にはあまりに辛い…

始めは一時の感情的な行動だったのかも知れない。
不運と感情の高まりが重なったアクシデント。
そこからはもう引き返せない。

ほんのひと時訪れた平穏な日々。
初めて感じる父親の、そして家族の温もり。

協会でのあの至福の一瞬を頂点に
あとはもう ただただ加速度的に転がり落ちるだけ…。

これは天罰? 復讐?

天罰だとしたら誰に対する罰なのか。
復讐を企てた本人か。父の犯した過去の過ちに対する罰か。

いずれにしても あまりに代償は大きすぎた…。

切なく、辛く、やり場のない二人の複雑な感情の交錯するラストは秀逸。

秀作です。

※他サイトより転載(投稿日:2009/01/29)
iuziiw
iuziiw
理解しようとしても満足な回答が浮かばない、宗教と心の闇の断絶を描いた、非常に危険なアメリカ映画だ。ダーウィンの進化論対キリスト教原理主義の構図を使用して、冷酷非情な復讐劇を晒した衝撃の問題作。本来、文学の表現領域に委ねられた題材に敢えて挑戦したジェームス・マーシュの立ち位置が中立のため、主人公の行動理由の判断ができず、観る者を金縛りにさせます。共感や感動とは対極にある忌避も、映画の表現分野になってしまった時代を象徴する力作。恐怖映画ではない日常のドラマでも、アンドレ・カイヤットの「眼には眼を」など妄執に囚われた人間の恐ろしさを描いた作品が無かった訳ではないが、これは度を超えている。
極悪無比の主人公を演じたガエル・ガルシア・ベルナルの、極普通な好青年のイメージは返って効いていて、ウィリアム・ハートの堅物牧師の演技と共にリアリティある表現になっている。
人間の所業には限りがないこの世の無情さを、、、思い知れということなのか!?

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