ツィ・マー

香港に生まれ、米ニューヨークのスタテン島で育つ。家族経営の中華料理店を手伝う傍ら舞台俳優として活動し、アンディ・ウォーホルら主演の「コカイン・カウボーイズ（原題）」（78）でスクリーンデビュー。オフブロードウェイやTVドラマで地道にキャリアを積み、90年代に至って「ロボコップ2」（90）や「チェーン・リアクション」（96）、「ラッシュアワー」（98）などのアクション大作に出演した。コーエン兄弟監督「レディ・キラーズ」（04）などで役の幅を広げ、「ミリオンダラー・アーム」（14）や「メッセージ」（16）などの話題作で印象的な演技を披露。アジア系アメリカ人の気鋭ルル・ワン監督、オークワフィナ主演の「フェアウェル」（19）では主人公の父を演じ、ディズニーの実写映画「ムーラン」（20）でもムーランの父役に抜てきされた。Netflix製映画「タイガーテール　ある家族の記憶」（20）では主演を務める。