脱獄犯と人質の少年との交流、そして男を追う警察署長の苦悩を描いた犯罪ドラマ。「ボディガード(1992)」のケヴィン・コスナーが主演し、「ザ・シークレット・サービス」のクリント・イーストウッドが監督・出演と、二大スターの初顔合わせが話題を呼んだ。イーストウッドの主宰するマルパソ・プロ作品で、製作のデイヴィッド・ヴァルデス、撮影のジャック・N・グリーン、音楽のエニー・ニーハウス、美術のヘンリー・バムステッド、編集のジョエル・コックス、スタント・コーディネーターのバディ・ヴァン・ホーンなど主要スタッフは、「許されざる者(1992)」をはじめとするイーストウッド作品の常連で占められている。そのほかのスタッフは、共同製作に「トイズ」マーク・ジョンソン。脚本にジョン・リー・ハンコック。共同編集にロン・スパング。衣装にエリカ・エルデ・フィリップスら。2人の主演者の脇を固めるのは本作が映画出演2本目のT・J・ロウサー、「ジュラシック・パーク」のローラ・ダーンなど。
パーフェクト ワールドコメント(20)
パーフェクトワールドって理想像のことなのかな。
クリントイースドウッドの役は、子供の頃から
主人公を見守って来たことが分かる。
だけど、主人公は、その事を知らない。
もしかしたら、アラスカからハガキだしたの、彼?
想像するだに泣けた。
そして、人質の子供との友情なようなものも、泣けた。
クリントパンチからローラキックのコンボ攻撃の破壊力が素晴らしいです。今から考えるとちょっとあざといというか狙いすぎにも思えますが、あの流れの中ではほとんどノックアウトされます。キャスパーのお面もかなり反則です。
『ボディ・ガード』後の人気絶頂期のコスナーとはいえ、最初はただのチンピラに見えるブッチでしたが、二人に同行しているといつしか応援したくなり、何とか救われる最後を願わずにはいられなくなります。ロードムービーの魔法ですね。
初めて劇場で複数回鑑賞した映画になりました。もっと言及されていい作品だと思います。
追っ手の州警察は「完璧な世界なら犯人を捕まえられるのに」「完璧な世界なら犯罪はないわよ」などとのんきな会話が続く。
のんびりしたロードムービーといった雰囲気もあり、犯罪者と少年が仲良くなる様子もなごやかでした。次々と車を奪っての逃亡。黒人の家庭ではとうとうフィリップがブッチを撃ってしまう。そして逃亡も大詰め・・・・
ローラ・ダーンが同時期の『ジュラシック・パーク』に出ていることもあって、最初はあの男の子がそのまま出てるんじゃないかと勘違いしてまいした。よく見ると全然似てない・・・ローラ・ダーンは髪型が一緒。
冒頭、ケビン・コスナーがお面を横に置いて草原で寝そべっているショットが最後にきてしみじみとさせる。
子供の頃に近所の知らないおじさんと
遊んだ事を何か思い出しました、
誘拐されながらもブッチの優しさに
惹かれていくフィリップ
怖さと好奇心が混じりながら
付いていくフィリップ
本当にフィリップ可愛い😍
初めから「こいつ殺されるなw」とプンプン匂わせる
犯人が撃たれた時はスカッとしました笑
保安官の使命と過去の感情に挟まれながら
ブッチを追うイーストウッドと
犯罪者ではあるものの根っからの悪とは
感じさせず、フィリップを見つめる時のあの
何とも言えない表情のケビン コスナー
演技力もテンポ感もよく最後まで退屈することなく
観れる映画でした。