ファイター、北からの挑戦者
スコア 
6.5

私の評価
評価なし。

試写会で拝見。 104分とコンパクトにまとまっていて、見応えのある作品。 設定は今風な韓国映画。 「脱北者の生きづらさ」 「若者の生きる場所・生き様」 「離れ離れになった家族の再生」 などがメインテーマ。 ただし、展開はまるでスポ根アニメっぽい。 館長役のオ・グァンロクが、隙あらば酔っ払いつつ、ボクシング狂ってあたりが丹下段平っぽい。 脱北者のジナは女性版のジョーっぽい。 他の選手たちを放っておいて館長がジナに入れ込むあたりは、『エースをねらえ!』的。 ジナ役のイム・ソンミが、理不尽な出来事に出くわしたときや、試合に負けたときに怒りを内側に溜め込み、感情を抑え込むあたりの演技がすごく引き込まれます。 スポーツもののままなら勝利と栄光をつかむところで終わるはずですが、ボクシングは怒りを発散しつつ、自分が生きていくための「手段」でしかないので、それが終着点ではありませんでした。 そこがまた、上手い作品でした。