こんにちは、私のお母さん
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7.5

私の評価
評価なし。

ネタバレ! クリックして本文を読む この映画は、現在10月の時点でほぼドメスティック、いわゆる中国国内だけでワールドワイド、全世界の興行収入で世界一位となっていて二位の『ワイルド・スピード ジェットブレイク』に120億円の差をつけている。 この記録は多分破られはしない。 以前鑑賞した『唐人街探偵 東京MISSION』が単純にくだらない映画としか見えてこないのが、この中国製バック・ツー・ザ・フューチャーと呼ばれるタイムトラベル・コメディ『こんにちは、私のお母さん』を鑑賞した直後だったので、比較するには見当違いかもしれないけれども... 『こんにちは、私のお母さん』の印象として、冒頭の主人公の女性の幼少期の姿に少し、もらい泣きはしたけれども中盤ではこの映画が、本当にハンカチが必須アイテムの涙が必至と言われた映画なのか?本当にそうなのか?と疑いかけ、しかも涙せずに平気なうえに余裕で見ていた。 何だかんだとノンキに鑑賞していると、ところがラスト、20分を過ぎようとした時に映画の本質を知るフラッシュバック・シーンからいくら鈍感な人間でも号泣してしまいました。 子供の頃から母親に世話をかけ、一度たりとも母親に幸せであった想い出を作れなかった女性ジア・シャオ・リンが過去に戻って、少しの瞬間でも母親を幸せにしたいという親孝行ぶりをメインに描いた感動する物語と思っていたところが、その実は... という思ってみない物語のコアな部分に触れると涙も自然にしかも急にあふれ出るシナリオとなっているので、『こんにちは、私のお母さん』の方が、心が温まるし、『唐人街探偵 東京MISSION』よりもいいかなって⁉ このレビューは以前書いた『唐人街探偵 東京MISSION』についての焼き回しです。 悪しからず (💓ᴗ͈ˬᴗ͈)⁾⁾

映画 太陽の子
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6.9

私の評価
評価なし。

人間も分子でできていて 分子は無くならない 死んでも無くならない形を変えるだけや といったふうなやり取りが 春馬さんも消えてなくなったわけではなくて 形を変えて地球に存在しているのかも 春馬さんだけじゃなくて亡くなっていく全てが 存在しているんだと思えて 形を変えながら地球上にあるのかと思えたら なんだろうこの安心感 それと「さようなら」がセリフではあっても 聞けてよかった。

TOVE トーベ
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6.6

私の評価
9

ネタバレ! クリックして本文を読む 芸術家として絵で勝負したい気持ちと、生業として商業用の絵を描くこととの狭間で揺れる気持ち。アトスとヴィヴィカを愛しながら、どうしてもヴィヴィカを諦めきれない気持ち。 人間の、説明のつかないぐるぐるした葛藤や進歩のなさや格好悪さみたいなところを全部描いている感じ。あくまでトーベというある女性の物語であり、30代の約8年間のみを濃密に描く。だから、ほぼムーミン要素は皆無なのだなと思った。 個人的にはトーベの人間性はあまり好きになれなかったけれど、戦後すぐにあんな女性が居たのは珍しかっただろうな。現代なら彼女はもう少し生きやすかったかな、そうでもなかったかな、等と考えていた。

恋の病 潔癖なふたりのビフォーアフター
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7.0

私の評価
評価なし。

恋愛って共通項の探り合いから始まると思う。趣味、出身地、部活、食事の好み、趣向とか…。人によって重視されるポイントが異なるが、重要ポイントの共通項があると一気に親近感が湧く。ラブストーリーはその共通項をどこに置いて、どのように確認しあうかが脚本の妙になる。 本作に出てくる2人は重度の潔癖症という共通項を確認しあうところから恋愛が始まる。普通ではないと自覚していてわかってもらえないと諦めているところに、自分のことを理解してくれる異性が現れる。たしかにこれは恋愛に発展しやすい(現実では共通項があっても恋愛に発展しないことがたくさんあるのだが…)。 しかも、付き合いはじめたら、潔癖症という共通項は結束を強める要素にもなる。ただ、物語としてはこのままでは済まない。その後の2人のすれ違いは普通の男女の恋愛と似ている。さらに、ラストは意外な展開が待っていて結構驚いてしまった。彼女の行動、決断は、優しさなのか、強迫性障害がもたらしたものなのか。 極端な形で見せてはいたが、わかりあえていると思っていたものが突如崩れてしまうという、恋愛のフィルタが演出するもの、そしてそのフィルタ効果のはかなさが表現されていた。考えさせられてしまった。気楽な気持ちで観たはずなのに、なかなか奥が深い映画だった。

総理の夫
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7.0

私の評価
評価なし。

今は、原作者の原田マハさんが書かれた時と随分と日本の状況も変わっているのかも…(そう思いたい願望もある)「もしも私が総理大臣になったら何かあなたに不都合はある?」と女性初の総理大臣になった凛子が夫の日和に言うシーンはとても好きです。そして、各大臣達と並ぶ総理大臣の凛子は紫色のドレスで現れる。昔、紫は大変貴重な染料であり1gの染料をとるために数千匹の貝が必要となるため、非常に貴重で高価なものであり、日本の冠位十二階でも最高位の色である。そのドレスの色は凛子をより輝かせていた。 少しクスッとさせる映画かもしれないが、 奇しくも2021年は総裁選、衆議院選挙が行われる。候補者に女性がいる事は、少し前であれば考えもつかなかったであろうし、女性が総理大臣?なんて絵空事であったでしょう。しかしながら、もしかして⁇もしかするかも…。って観るとこの映画の封切りは何と素晴らしいタイミングなんでしょうか。 映画の中では、政治の世界観を語るより、女性がまだまだ日本においてトップに立つ事やその弊害、女性のワークライフバランスを考えさせられる。女性が仕事を続けるには何かを諦めたり、選択をしなくてはならないのだろうか?終盤の凛子の選択は、なぜ?と思うところや深く納得するところもある。(実際、映画と原作ではラストシーンは違っている)産休育休の女性達が職場復帰をしようとする時、子供がいない以前のような働き方をしたいし、しなきゃいけないと考え、でもなかなかそれは現実難しい。私自身を思い返してみるが、日和と凛子が選択した結果はジタバタしていた昔の自分にはできなかった結果であった。長い人生慌てず騒がずに最適な時が訪れる準備をする事の重要性を感じた。凛子がまたあのセリフを言って何を成し遂げるのかが、楽しみである。 映画館でキャリアと子育てに悩んだりガラスの天井を考えた時期が凛子と重なり、私は涙が自然と流れていたが、周りの方にも涙をふくような方がいて、なんだか同じ思いの方がいるのかもと嬉しかった。