ソヴェト文学に高位を占めるミハイル・ショーロホフの大長編小説の映画化。この原作は一九二八年、作者二十一歳の時から筆をおこされ、人間的成長とともに書き進められて、十余年後に完成された。ドン河流域のコサックの民族叙事詩のなかに、社会主義の時代における個人主義の悲劇が追求され、現実の多面性が、大河小説の流れのうちにとらえられる。脚色と監督は「若き親衛隊」のセルゲイ...
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