セミの鳴き聲が、17歳の夏を引き連れてやってきた。田舎の高等學校に通う二年生の安藤ハジメ(葉山奨之)は、非常勤教師の水沢ヒカリ(中村ゆり)に戀をしていた。ヒカリが教えてくれたのは、美術。いつも飲んでいたのは、生ぬるいミルクティ。安藤が、17歳らしい滑稽さと愚直さに満ちた戀心を向けるうち、ヒカリも次第に安藤を受け入れ始め、やがて二人は、安藤をモデルに絵を描くと...
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