欲望の翼

6.6/10
合計10件のレビュー
ジャンル   プロット
ランタイム   95分
言語   まだ情報はありません
地区   香港
書かれた   ウォン・カーウァイ
劇場で   12月08日 2023
この映画を見たい?
 映画を見たい    しない

50% 欲しいです,合計 138

レビュー  |  共有する 

欲望の翼 プロット

ウォン・カーウァイ監督が1990年に手がけた長編第2作で、1960年代の香港で若者たちが織り成す恋愛模様を疾走感あふれる映像美で描き、カーウァイ監督の名を一躍世界に知らしめた青春群像劇。ヨディはサッカー場で売り子をしていたスーに声をかけ、ふたりは恋に落ちる。しかしヨディは、自分が実の母親を知らないことに複雑な思いを抱えていた。スーと別れたヨディは、ナイトクラブでダンサーとして働くミミと一夜をともにする。部屋を出たミミはヨディの親友サブと出くわし、サブは彼女に一目ぼれする。夜間巡回中の警官タイドはスーに思いを寄せるが、スーはヨディのことを忘れられずにいた。キャストにはレスリー・チャン、マギー・チャン、カリーナ・ラウ、トニー・レオン、アンディ・ラウ、ジャッキー・チュンら香港映画界を代表する人気スターが集結。日本初公開は92年。2018年2月、Bunkamuraル・シネマほかにてデジタルリマスター版が公開。2023年12月、特集上映「ウォン・カーウァイ
ザ・ビギニング」にて4Kレストア版が公開。

欲望の翼 俳優

欲望の翼 Related

越後奥三面 山に生かされた日々オンラインで映画を見る
越後奥三面 山に生かされた日々
プロット  日本
04月27日 劇場で
タイガー 裏切りのスパイオンラインで映画を見る
タイガー 裏切りのスパイ
プロット  インド
05月03日 劇場で
ブリックレイヤーオンラインで映画を見る
ブリックレイヤー
プロット  アメリカ・ブルガリア・ギリシャ合作
03月22日 劇場で
オリガ・スミルノワのジゼル in cinemaオンラインで映画を見る
オリガ・スミルノワのジゼル in cinema
プロット  115分
03月08日 劇場で
続・夕陽のガンマン 地獄の決斗オンラインで映画を見る
続・夕陽のガンマン 地獄の決斗
プロット  イタリア・スペイン・西ドイツ合作
03月22日 劇場で
霧の淵オンラインで映画を見る
霧の淵
プロット  日本
04月19日 劇場で
わたしのかあさん 天使の詩オンラインで映画を見る
わたしのかあさん 天使の詩
プロット  日本
03月30日 劇場で
夜明けへの道オンラインで映画を見る
夜明けへの道
プロット  ミャンマー
04月27日 劇場で
ゴーストバスターズ フローズン・サマーオンラインで映画を見る
ゴーストバスターズ フローズン・サマー
プロット  アメリカ
03月29日 劇場で
コール・ジェーン 女性たちの秘密の電話オンラインで映画を見る
コール・ジェーン 女性たちの秘密の電話
プロット  アメリカ
03月22日 劇場で
リトル・リチャード アイ・アム・エヴリシングオンラインで映画を見る
リトル・リチャード アイ・アム・エヴリシング
プロット  アメリカ
03月01日 劇場で
辰巳オンラインで映画を見る
辰巳
プロット  日本
04月20日 劇場で

欲望の翼コメント(20)

Sgxohknsimp
Sgxohknsimp
ネタバレ! クリックして本文を読む
この映画の登場は衝撃的だった。それまで見ていた香港映画のイメージを覆し、新しい感性を持った才能が現れ、新世代の香港映画の誕生を世界に知らしめたのだ。そして、俳優たちの美しさを永遠にフィルムに焼き付けた作品としても語り継がれるべき傑作である。

「今夜、夢で会おう」「1960年4月16日、3時1分前、君は僕といた。この1分を忘れない」こんなキザなセリフから始まる本作は、デビュー作「いますぐ抱きしめたい」(1988)に続くウォン・カーウァイ監督の長編第2作。1960年代の香港を舞台に、若者たちが織り成す恋愛模様を描いた青春群像劇だ。レスリー・チャン、マギー・チャン、カリーナ・ラウ、アンディ・ラウ、ジャッキー・チュン、そしてトニー・レオンという当時の香港映画界を代表するトップスター6人が競演し、「あの時にしか生まれ得なかった」と言われるほどの奇跡的な映画である。

冒頭、タイトルとともに熱帯雨林がゆっくりと映し出され、じっとりとした高温多湿な雰囲気が作品全体を覆う。脚本も手がけたカーウァイ監督は、時間や数字へのこだわりをみせ、文学的なセリフと構成、モノローグを多用した語り口が特徴だ。さらに撮影監督クリストファー・ドイルのスタイリッシュな映像美とカメラワーク、ウィリアム・チャンの美術、そして印象的なラテン音楽が融合し、カンフー映画やノワール映画では見たことのない、独特なスタイルを提示。映画からはその“熱気”が伝わってくる。
Xmkgonsihsp
Xmkgonsihsp
ネタバレ! クリックして本文を読む
赤や、青のイメージの映画もあるが、この映画はウォンカーワイグリーンの世界。
心の中のウエットな部分が、じとっとした、森林の緑と溶け込んでゆく。

時計を拭く、床も拭く、香港での生活は現実的だ。

鳥に脚は無いが、欲望の翼は付いている。
地に足を付けた生活ができない脚のない鳥にも欲望の翼だけは付いていた。
この鳥が主人公を象徴している。
人は本当は地に足を付けた暮らしをして、望まれる場所で生きた方が幸せだ。望んでくれる女は育ての母を含めれば3人もいるのだから。
しかし欲望の翼は、望まれてもいない産みの母を探しに飛び立ってしまう。
まるで飛び立つ先は楽園であるかのような欲望を抱き嫌気のさした香港を捨てて。
美しい産みの母のなんと残酷なことか。
愛してあげてそこで着地させてあげて欲しかった。そこに楽園はなく、翼を翻すしかない悲しさ。
自分も産みの母に顔を見せてやらないと負け惜しみのひとつも言って後は、自暴自棄になるしか道はなく金もパスポートも失い…

列車が次の駅に到着するまで時間は12時間もたっぷりあったのだ。
報復に合って撃たれるのに1分もかからなかった。

一生に1度しか着地出来ない脚の無い鳥は生きていればやりたかったことに思いを馳せてスーとの1分の時間を思い出しながら着地し命を終える。
最期を見届けてくれた船乗りに感謝。
警官をしていたことも船乗りになった事も不思議な縁だ。
行動力のあるミミがせっかくやってきたのに、列車は走り去る。

他の鳥たちは脚が付いているので、やり直せるさ。着地してまた飛べばいい。
個人的には勝気でチャーミングなミミにも清楚な待つ女スーにも、幸せになってもらいたい。
望まれる場所は2人ともそれぞれある。
愛してくれる男の元で望まれて生きて欲しい。
最後のくわえタバコのトニーレオンの身支度は、客船の中だろうか。
船は香港に到着したようだ。
船乗りも一旦船を降りてサッカーを観にいってスーと再会してほしい。
ミミもいつか車を売って空に飛ばせてくれた男を思い出して香港に戻って来て欲しい。

2020年になって、久しぶりに観た。悲しい鳥に思いを馳せて。
もう、レスリーチャンもこの世にはいない。
香港もこの頃と随分変わってしまっただろう。
この映画を初めて観た頃に比べると、自分の残りの人生もだいぶ少なくなってきた。
1分が2分になり2分が1時間になるような最初の1分の時を大切にしようと思う。
Eahmtladsons
Eahmtladsons
久々に張学友拝見!
Moxikhpsnsg
Moxikhpsnsg
ネタバレ! クリックして本文を読む
映画をこんなにもかっこよく
撮れる監督は他にはいない

仕草や台詞が最高にかっこいい

淡いグリーンの世界で男女の恋愛劇と
アメリカンニューシネマを思わせるラスト
Hxokngipmss
Hxokngipmss
母親から愛されない主人公を愛した2人の女。それぞれを愛する二人の男。ウォン・カーウァイの世界のはじまり。最後のトニーは一体…